ホーム > アーカイブ > 2016-09-28
2016-09-28
10月22日(土) 兵庫県民会館で熊森本部主催 クマ狩猟再開(案)を考える講演会 参加者募集中
- 2016-09-28 (水)
- くまもりNEWS
くまもり本部がある兵庫県では、今、兵庫県行政によって、クマの個体数を減らすためとして、残酷で無謀なクマ狩猟再開が水面下で着々と進んでいます。
熊森が一生懸命訴えても、マスコミがほとんど問題点を取り上げてくれないため、ほとんどの県民は、兵庫県がクマ狩猟を再開する事の意味がわかっていないばかりか、クマを狩猟するということはどういうことなのかもわかっていません。
この際、佐藤さんを兵庫県にお呼びして講演をしていただき、その後、参加者全員で意見交換会をしたらいいことを思いつきました。
さっそく佐藤さんにお願いして、山形県から兵庫県まで来ていただくことにしましたので、一人でも多くの方にご参加をいただきたいと思います。
さっそく今からまわりの人達にもお声かけいただき、是非、皆さん誘い合ってお集まりください。
議員のみなさん、行政のみなさん、猟友会のみなさんにもお集まりいただきたいです。
<くまもり本部講演会> 参加者募集中! 参加費無料
1部 私がクマ狩猟をやめたわけ
元山形県クマ撃ち隊員 佐藤八重治(元山形大学演習林技官)
2部 兵庫県クマ狩猟再開を考える
ー参加者意見交換会ー
10月22日(土) 受付:17:40~ 講演:18時~
会場:兵庫県県民会館 兵庫県庁となり(JR/阪神元町駅北徒歩7分、地下鉄県庁前下車すぐ)
お手数をおかけしますが、会場設営の都合上、可能な方は、出来るだけ事前にご出席をFAX、メール、電話で、一言お知らせ願います。当日参加も歓迎です。
追記
10月23日(日) 受付:12:40~ 講演:13時~
会場:朝来市和田山公民館(朝来市和田山町玉置824-1)
同じ内容で朝来市でも行います。非会員の方の参加を歓迎します。
元クマ撃ち隊員が語るクマとのくらし
- 2016-09-28 (水)
- くまもりNEWS
9月24日、山梨県甲府市で、くまもり山梨県支部主催の講演会が開かれました。
この講演会は、去年、横浜市で、くまもり神奈川県支部が主催して行われたものですが、その時参加されていた山梨県支部長が、とても良かったので来年は山梨県でもやって欲しいと言われ、実現したものです。
この日は、80名以上の方がご参加くださいました。リニアに反対する会の方々も一部ご参加してくださいました。日本の自然を守りたい熊森と、日本の自然を守りたいリニアに反対する会が結びついたのは、本当にいいことです。
第1部 ツキノワグマと暮らして二十数年
佐藤八重治(元山形県大学演習林技官)
第2部 熊森はなぜクマを守るのか
日本熊森協会会長 森山まり子
ご参加くださった皆さんは、どちらのお話も、本当に熱心に食い入るように聞いておられました。
佐藤さんは、人がクマを狩猟することによって人身事故が増える仕組みなどをお話しくださいました。クマ撃ち隊員歴20年の経験がある者にしか語れない貴重なお話でした。
講演会をお世話してくださったみなさん、ご出席くださったみなさん、どうもありがとうございました。
近鉄が、電車が通らない時間帯だけ線路を横断できる「シカの踏切」 を開発
- 2016-09-28 (水)
- くまもりNEWS
国内初。シカ(鹿)踏切を近鉄が導入。動物が嫌がる超音波を出す装置を稼働。夜中は超音波を止めて鹿が渡れるようになっている。三重
相川哲弥ブログ。 http://blog.goo.ne.jp/jp280
私鉄大手の近鉄=「近畿日本鉄道」は、電車がシカをはねる事故が後を絶たないことから、
超音波を出す特殊な装置を使って、
電車が通らない時間帯だけ線路を横断できる「シカの踏切」
を開発し、事故の防止に効果をあげています。
この「シカの踏切」は、三重県津市内の近鉄大阪線に設けられました。
線路の両脇におよそ1キロにわたってネットを張った上で、
5か所にネットを空けた場所を作り、線路を横断できるようになっています。
ネットを空けた場所には、
遮断機の代わりに動物が嫌がる超音波を出す装置が設置され、電車が通る時間帯にはシカが入らないようにし、
最終電車の後は装置を止めてシカを通す仕組みになっています。
近鉄では、電車がシカをはねる事故が昨年度およそ300件発生し、統計を取り始めてから最も多くなりました。
対策チームを作って調べたところ、事故が多い区間では線路が生息域を分断する形になっていたためシカが危険を冒してでも線路を横断していたことがわかり、安全に渡れる仕組みを考え出したということです。
導入後、この区間では事故がまったく起きていないということで、担当者は、「シカとの共存が果たせる仕組みができた」と話しています。
(熊森から)
生命は、どんな生き物でも貴いのです。殺さない解決法を考えてくださったみなさんは、まっとうです。感謝です。
ありがとうございました。環境省に対抗することになりますが、国中に、動物を殺さない流れを作っていきましょう。
喜べない「やんばる国立公園」誕生 狙いは、特別保護区外の森林伐採許可
- 2016-09-28 (水)
- くまもりNEWS
以下、琉球新報より
やんばる国立公園誕生
【東京】環境省は6月20日、本島北部の国頭、東、大宜味3村にまたがる陸域と海域約1万6300ヘクタールを「やんばる国立公園」に指定することを決定した。同日の中央環境審議会の答申を受け決めた。今後は自治体と協議し、土地利用基本計画の変更などを経て、8月以降に官報に公示する。国立公園の指定は全国33番目で、完全な新規指定は2014年の慶良間諸島以来。一方、指定地域に米軍北部訓練場は含まれていない。
国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がり、固有動植物や希少動植物が生息し、多様な生態系が複合的に一体となった景観が特徴。10年度に実施された国立・国定公園総点検事業で「わが国を代表する傑出した地域である」などと評価されていた。政府は指定地域を含む「奄美・琉球」について、世界自然遺産登録を目指す考えで、国立公園化によって開発を規制し、環境を守る体制を強める。
●
以下、琉球新報より
喜べない「やんばる国立公園」誕生
特別保護地区がたった790ヘクタールのみとは!
開発行為が厳しく規制される特別保護地区が狭く、その他の指定地域で森林伐採が進む危険性を指摘し「長期的にはやんばるの生物多様性を毀損(きそん)し、種や個体群の絶滅を招くものになりかねない」と批判した。
やんばるDONぐりーず共同代表の喜多自然弁護士、NPO法人奥間川流域保護基金の伊波義安代表らが県庁で会見した。10団体・2人の共同発表で、伊波氏らは「このままでは世界自然遺産登録も不可能だ」と話し、遺産登録に向けた国際自然保護連合(IUCN)の審査も通らないと訴えた。意見書は環境省のほか県や国頭、大宜味、東の3村にも送付した。
意見書では、やんばる地域約3万4千ヘクタールのうち約40%の1万3632ヘクタールが国立公園(陸域)に指定されるが、伐採や動植物採取が厳しく規制される特別保護地区は790ヘクタールにとどまると指摘した。
指定区分は特別保護地区以外に、規制が厳しい順に第1~3種特別地域と普通地域があり、特別地域の伐採行為は許可制となる。
喜多氏や伊波氏は「貴重な地域が特別保護地区になっておらず、科学的根拠に基づく区分けになっていない。これでは伐採行為に国がお墨付きを与えるものだ」と話した。
英文へ→Environmental groups say plan for Yambaru National Park conservation area falls short
以下、日本森林生態系保護ネットワーク(CONFE Japan)より
(くまもりから)
これ以上、沖縄に残された貴重な森を開発しようとするなら、もはや狂気である。お金に目がくらんだ者たちは、どこまで日本国を裏切り続けるのだろうか。
日本森林生態系保護ネットワークの指摘がなければ、善良な国民たちは疑うことを知らず、「やんばる国立公園」の誕生を、手放しで喜んでしまっていただろう。危ない、危ない。