外来動物の生命尊重

(国は、残酷なだけで達成不可能なため無用の殺生となっている外来種根絶殺害事業を、即中止すべきである

「野に出た外来動物は、生態系を撹乱させる。在来種を脅かす。殺してしまえ」という生命尊重思想に欠ける無茶苦茶な論調が、一部の研究者を中心に、当然のごとくに叫ばれています。国民の皆さんは、自分の直感や感性を大切にして、このような誤った思想に洗脳されないように注意してください。

外来動物は、人間によって日本に無理やり強制連行されてきた哀れな動物たちです。外来動物こそ被害者。外来動物問題は、外来動物を殺さない方法で解決すべきです。

原因を作った人間こそ、罰されなければなりません。在来動物と外来動物の命に差などありません。

 

今も、続々と輸入されている外来動物たち。人間が楽しむための外来種輸入をまず全部止めるべきです。

まず輸入を止めるべきだという私たちの運動もあって、現在107種の動植物が輸入禁止となっていますが、約2000種は、今もフリーパスと言われています。ドイツでは、50年以上国内で生き続けてきた外来動物は、もう在来動物とみなすそうです。大変合理的だと思います。

 

小さな池ならいざ知らず、いったん広大な野で繁殖した外来種の根絶殺害などもはや不可能なのに、研究者や捕獲業者が(しばしば同一人物であったり、裏でつながっていたりする)、「放置すると外来種だけになってしまう」という嘘で人々を恫喝し、まるで外来種を根絶できるかのごとく行政にけしかけて、環境省に「特定外来生物法」(2004年)を制定させ、外来種根絶事業に予算を計上するよう導き、仕事やお金を手にしています。

すでに日本の野で繁殖してしまっている外来動物の分布を決められるのは、自然の力だけです。

外来種輸入の規制をきちんとせず、根絶殺害政策だけ進める。その行為は正に人間性を放棄した恥ずべき行為であり、一度広大な野に放され野で繁殖し始めた生物の根絶は不可能であり、全国で、無用の殺生、そして、税金の無駄遣いとなっています。

 

外来種拡散は、一般に思う以上に取り返しのいつかない大問題なのです。

熊森は、特定外来生物法の、「入れない、捨てない、拡げない」は当然ながら法に残し、残酷で無意味な根絶殺害部分を廃止するよう、運動を進めます。