活動内容

奥山天然林を再生し
クマたちが造る水源の森を取り戻す

戦後の国の拡大造林政策により大破壊してしまった奥山生態系は、荒廃した放置人工林の間伐や、実のなる広葉樹の植林などを行い大型野生動物の棲める森づくりを進めます。
クマをはじめとする多種多様な生き物たちの働きなくしては再生できません。

放置人工林を水源の森へ戻そう!

具体的な活動

  • 市民の力で奥山の放置人工林を大型野生動物の棲める森に

    「動物たちに帰れる森を、地元の人たちに安心を」をスローガンに、都市市民と地元で協力して、奥山の放置人工林の間伐、部分皆伐、実のなる広葉樹の植樹、天然更新などを行い、森の再生に取り組んでいます。

  • クマの生息地の人工林を買い取って天然林化

    豊かな水源の森と野生動物の生息地を確保するために一部地域では人工林を買い取って森の再生・天然林化に取り組んでいます。

  • くまもりの森林再生活動をモデルに、行政に働きかけ

    2018年に創設された森林環境税が、林業振興だけでなく、放置人工林の天然林化(自然の森に戻す)にも使われるよう、くまもりの森再生モデルを示して地方自治体に働きかけています。

過去の活動例

兵庫県但東町での、地元との
動物の棲める森復元植樹会

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産業振興課長や地元青年団の仲介で、熊森と奥田町長との対談が実現し、奥山広葉樹林化運動にご理解を得ることができました。大河内地区の区長さんから、うちの区でやってほしいという申し出があり、「動物たちに帰れる森を、地元の人たちに安心を」のキャッチコピーの下、都市住民と地元が協力して実のなる木の植樹会が実施されました。美方町、朝来町に続く3つ目の地元との協働です。

兵庫県波賀町に於ける
人工林の天然林化

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2004年は10個もの台風が兵庫県を襲うという異常年でした。原地区が営む観光リンゴ園のリンゴは台風で9割が落下。残された1割のリンゴを毎晩数頭のクマが来て食べ尽くし、この年の収益はゼロ。一時は、クマを憎み殺そうとした地元でしたが、スギの人工林で埋められた動物たちの餌が全くない周囲の山々を見て、幸福重信専務理事らは、クマこそ被害者と気づかれ、熊森など、都市の協力を得て、毎年共有林を1ヘクタールずつ10年間、広葉樹林に戻していかれました。熊森本部にとって、波賀町は4つ目の地元とのタイアップ町となりました。

水源の森と野生動物を守る
くまもりの活動

豊かな自然を守り、全生物と共存するために、様々な活動を行っています。

  • くまもりの活動について

    くまもりの活動

  • 森を守る
    ― クマたちが棲む豊かな森を次世代に ―

    森を守る

  • 奥山の再生
    ― クマたちの造る水源の森を取り戻す ―

    奥山の再生

  • 大型野生動物の保護
    ― クマを守ることは森を守ること ―

    野生動物の保護

  • 環境教育
    ― 自然や動物と共存する大切さを次世代に ―

    環境教育

  • 政策提言
    ― 持続可能な社会になる法制度を ―

    政策提言

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