2022/07/08
くまもりNews~7月5日、khb東日本放送テレビニュースより~
土砂災害の恐れのある場所などへの設置の原則禁止などを盛り込んだ、太陽光発電施設に関する条例案が宮城県議会の本会議で可決されました。
宮城県議会
この条例案は、県内で太陽光発電施設の設置が急速に進む一方で、土砂災害発生の恐れなど住民の不安が高まっていることを受けて県が提出し、6月定例会最終日の5日に賛成多数で可決しました。対象となるのは、出力50キロワット以上の太陽光発電施設で、土砂災害特別警戒区域や地滑り防止区域など4つの規制区域で設置を原則禁止します。
また、地域住民などへの事前説明や、事業計画の届け出などが義務化されました。これらに違反した事業者には5万円以下の過料を科すという罰則も設けられました。県では、これまでも設置のガイドラインを設けていましたが、義務付けがないなど拘束力が弱く、ガイドラインに沿って事業計画を提出した事業者は約6割にとどまっていました。この条例は、10月1日から施行されます。
熊森から
一般家庭の太陽光発電は10KW程度です。50KWというのはその5倍程度の太陽光で、面積もしれています。そのレベルですでに規制が入るのです。地域住民などへの事前説明や、事業計画の届け出などはこれまで努力目標でしたが、今回は義務化されました。いいことです。
でも、紛争中の宮城県丸森の「 仙南プロジェクト 太陽光発電施設整備事業」などのメガソーラー開発が、この条例で実際に止まるのでしょうか。今回可決された条例をもっと詳しく読んでみたいので、宮城県庁担当課に電話したところ、近いうちに公表しますとのことでした。
条例の遡及効果について尋ねたところ、10月1日までに工事が始まっていなかった案件については、全て今回の条例の規制対応となるそうです。山林へのメガソーラーや風力発電は、100%迷惑施設になります。次世代に負の遺産を残さないよう、本業の傍ら無給のメガソーラー建設反対運動に加わってへとへとになっておられる勇者の皆さん、くまもりは皆さんがむくわれる日が来ることを心から願っています。
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