2023/07/04
くまもりNews自動撮影カメラで野生動物の生息状況を調査
6月17日土曜日、(公財)奥山保全トラストが所有する戸倉トラスト地の野生動物の生態を調査するために、自動撮影カメラを設置しに行きました。
白破線内がトラスト地
これまでは尾根筋にカメラを設置していましたが、今後は川筋をメインで調査することにしました。理由としては、
1、川は多くの動物が利用するので、どんな動物がいるか、どんな行動をするかが分かりやすい
2、同時並行で川の映像を撮影することで、水量など川の様子の変化をしることができる
トラスト地内の谷川
今後、継続してデータを収集し、上記の2点を調べていきたいと思います。
継続的にデータを蓄積するために、尾根筋にもこれまで通りカメラを1台設置することにしました。
調査では川筋に合計9台のカメラを設置する予定です。戸倉トラスト地は中心を西から東に向かって赤谷川という川が流れています。その川を上流へ遡っていきながら、野生動物が現れそうな場所にカメラを設置します。移動や設置に時間がかかるので、今回は川筋4台、尾根筋1台の合計5台の設置を行うだけで精いっぱいでした。
自動撮影カメラをセット
カメラは付属の紐か針金で頑丈な木に固定します。雨を避けるために金属製の傘を必ず設置します。川沿いは大きな岩や倒木が点在し、崖や急斜面があるので移動が大変でした。怪我のないように細心の注意を払って行動しました。今後は定期的にSDカードと電池の交換を行い、異常などがないか入念にチェックしていきます。戸倉トラスト地を少しでも野生動物たちにとって棲み良い環境にしていけるよう、頑張ります!
以下の写真は、以前、このトラスト地で谷川に浸かっていたクマが撮影されたものです。
谷川に浸かるクマ 2016年日6月27日
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