2024/11/27
くまもりNews熊森が保護飼育の援助しているクマたちのために、今年も多くの方が公園のドングリや栽培クリ、果物などを送ってくださいました。
皆さん、毎年、本当にありがとうございます。
おかげで、とよは、ドングリ中心に1日約10キロ食べ続け、おなかの周りに冬ごもり用の分厚い脂肪層が付いてきました。
11月17日朝、九州で焼き畑にかかわってきた一人の青年が熊森にやってきたので、まず、とよのお世話の手伝いに行ってもらいました。
以下は、彼の感想文です。
とよ君のお世話を手伝って
本日、週1回のクマ舎のお掃除に同行させてもらえることに!!
今回、人生で初めて、クマを見させていただきました。
西宮市の熊森本部から車に乗せてもらって、クマ舎まで約1時間。
その間にクマのことなど、事前情報を色々聞く。
クマの種類はツキノワグマ。聞いたことはあったが、胸に三日月のような模様があるとのこと。
会う前からすごくドキドキわくわくしました。・・果たしてどんな子に会えるのだろう・・?
現場に到着して獣舎の鉄格子越しに初対面。
名前はとよ君。
…彼は、ただただ、猛烈にずっとドングリを食べ続けていました!!!笑
冬眠前にたっぷり食べるのであろうその本能というか、「食べる」ということに100%の意識が向いているクマがとっても純粋で…
下の写真は、ドングリから一瞬顔を上げた時のとよ君です。
もちろんだけど、この時期、里山に降りてくるクマたちも、畑を荒らそうとかそのような考えは決して一ミリも頭にはないんだろうな。
冬ごもり前のこの時期、ただただ、食べることに必死なのだ。
この後、飲まず食わずで何か月間も厳しい冬を越さねばならないのだから。
とよ君のただ純粋なまでの、「食べる」ということに向けられた意識から、自然界で生きる動物たちの山と生きている一体感のようなものを感じました。
とよ君を通して、自然界に感動。
とよ君はこの時期、1日に大きな糞を10個するそうで、運動場には大量の糞がありました。70個?
糞の片づけを手伝いながら、クマの糞って全く臭くなくて甘酸っぱい香りがすることを発見しました。
日本全国から寄せられた、とよ君の大好物の種類(クヌギ)のドングリ、
寝床にするための無農薬の藁、
スタッフやボランティアの方々の丁寧すぎるほどの清掃、、、
過保護のようにも思えるほどの奉仕は、とよ君を保護すると決めたときに、全力で飼うという熊森の皆さんの決意の表れだったのですね。
おなかの周りに脂肪がたっぷり蓄えられたとよ
事務所に帰ってから、とよ君との出会いから飼うことになるまでの一連の経緯をまとめた特別報告をくまもりユーチューブ動画で見せてもらい納得。
熊森さんがずっと活動し続けてきた道のほんの少しを知れた感じで、あらためて熊森の皆さんに敬意を感じました。
この度は、急な訪問にも関わらず、貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました!!
これからの活動に生かしていきます^^
とよ君おげんきでね~!!!
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