2026/01/01
くまもりNews
東北・北海道で2023年を超えるクマの大量出没が起こった2025年、クマの捕殺強化が一気に進みました。クマの被害や出没に苦しんだ地域のみなさまにとっても、クマにとっても厳しい受難の年でした。
彼らの生息地の奥山の深刻な劣化を30年に亘り見続けてきた私たちにとっては、人里に出てきたクマが次々捕殺される様子に胸が詰まる思いでした。恐怖や感情的な対立を煽るような報道の中で、謂れのない中傷や激しい非難にさらされることもありましたが、同時にたくさんのみなさまに励ましやご支援をいただき、厳しい状況を一丸となって進むことができたことを、スタッフ一同、心から感謝しております。
クマについての政策が大きく動いた2025年は、国政への働きかけや声明を出したりすることが多かったですが、私たちの活動の中で一番の本領は、現場に出て、問題の最前線で解決へ向けた実践活動をすることだと考えています。
クマと人との距離があまりにも近くなったために起こる人身事故を抑えなければ、人の社会も冷静に対応することができません。
2026年は、野生動物と棲みわけての共存をめざす、自然保護団体として、全国の支部とともに、より一層地域に入り、クマの出没を防止する被害対策やクマたちの餌場となる豊かな森の再生に力を入れていきたいです。
2021年から、全国の住民のみなさんと取り組み始めた水源の森を破壊するメガソーラー大規模風力発電問題については、ついに高市早苗首相率いる政府がメガソーラー規制を本格的に取り組むところまできました。今年は、クマたちの生息地でもある尾根筋の水源林を破壊する風力発電規制が進むよう、新年から取り組みを進めていきます。
まずは、尾根筋の風量発電建設が、日本の脊梁部の水源域の森林(もちろんクマの中核的生息地)に壊滅的なダメージを与え、国土の破壊につながるかを多くの方に知っていただくことからスタートしたいと思います。
水源の森を守り、全ての生きものとの共存をめざす、私たち大きな目標は、様々な立場の人たちが手をとりあった先にしか実現しないものです。
対立より、対話を、一緒に何かをすることで違いを乗り越える道が探せると信じ、次世代のために、全ての生きもののために、30年目になる2026年も進んでまいります。
たくさんの方が、私たちとともに歩み、自然保護活動にご参加くださり、たくさんの出会いがあることを期待しています。
2026年元旦
(一財)日本熊森協会
会長 室谷 悠子
スタッフ一同
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