⛰️札幌市西区・三角山の北西に位置する約18ヘクタールの森林を取得
このたび、札幌市西区・三角山の北西に位置する約18ヘクタールの森林を取得しました。北海道で初めてとなるナショナル・トラストです。
取得した森は、ブナ、エゾトドマツ、エゾイタヤなどを中心とした植生で構成され、多種多様な生きものが息づく、豊かな自然が今も残る地域とつながっています。
この土地は、開発を目的とするものではありません。今後は伐採や造成などは行わず、森をそのまま保全し、クマをはじめとする野生動物と棲み分けを考える場、そして「森と人の関係」を学ぶフィールドとして活用していくことを検討しています。
一方で現在、全国各地で、メガソーラーや尾根筋を大規模に破壊する風力発電など、自然環境に深刻な影響を及ぼす再生可能エネルギー開発が問題となっています。
条例制定などにより規制が進む地域が増える中、北海道では今なお、水源の森や生物多様性の要となる森林を破壊する計画が乱立しています。
原生的なものを含む、豊かで多様な北海道の森は、次世代へ引き継ぐべきかけがえのない財産です。
乱開発によってこれ以上失われることがないよう、私たちはこのたび、北海道知事宛に、大規模な自然破壊を伴う尾根筋風力発電などの再エネ開発について、早急に実効性ある規制を進めるよう求める要望書を提出しました。
【北海道支部長 鈴木ひかる コメント】
北海道支部長に就任してから4年弱。
この間、北海道の豊かな自然が、再生可能エネルギーを含む経済優先の開発によって、各地で急速に壊されていく現実を見てきました。
山が切り開かれ、森が失われることで、ヒグマをはじめとする野生動物たちは生息地を奪われ、行き場を失い、市街地に現れる―
そうした事態が、すでに現実として起きています。
「自然を守りたい」という思いと同時に、「札幌で暮らす人たちの生活を守りたい」という思いもあり、森を探していました。
その中でご縁があり、今回、この土地をトラスト地として取得することを認めていただき、無事に契約に至りました。
これからは、道民のみなさま、会員のみなさまとともに、この森を“自然から学ぶ現場”として大切に管理し、野生動物と人が共存できる社会を目指して、自然環境保護に取り組んでまいります。
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