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2022/03/05

くまもりNews
クマとはどんな動物か くまもり講演in新潟県
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今回の森山まり子名誉会長の新潟講演は、コロナ第6波の感染状況を見ながら、実施するかどうか直前まで悩みました。

2月19日は新発田市、2月20日は村上市。どちらもクマが多くいる町で、クマとはどんな動物かなどを2時間話させていただきました。

新潟にはまだ支部がないので、講演会をセットするのは大変です。しかし、会員有志の皆さんが必死になって人集めをしてくださり、若い会員も何名か参加して受付をしてくださるなど、みなさん大奮闘してがんばってくださいました。

参加者には、新潟県のクマ対応のどこが問題かをまとめた文や、新潟県全市町村の鳥獣担当者に聞き取ったクマ対応の一覧表、小冊子、会報なども無料配布させていただきました。講演の最後には、2019年12月くまもりが南魚沼で捕獲された親子グマ3頭を保護して救命し、2020年5月に山に放獣したものをまとめた15分間動画を流して、熊森のクマと共存するための保護活動の一例を見ていただきました。

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議員や猟師の方も何名か参加してくださり、くまもりにご入会してくださる方も結構ありました。猟師の方たちからは、新潟のクマ生息地の山を案内してあげるという言葉もいただきました。これまでもそうでしたが、意外と、猟師の中には、クマと共存したいと思っておられる方が一部おられます。新発田市の講演会では、「クマという動物を恐ろしい動物だと全く誤解していた」「今日、参加してすごく勉強になった」、「よくわかった」、「共存していきたい」等々、講演後、参加者の皆さんから感謝や感動の言葉をたくさんいただきました。

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村上市の講演では、会場から、「南魚沼親子グマの放獣」の当時のマスコミ報道では、熊森が勝手に山に放獣したことになっていたが、今日見せていただいた映像の内容は違う。どちらが真実かという質問が出ました。多分このように誤解されている方も多いのだろうと思います。マスコミは行政発表を流すだけですから。何事も双方の言い分を聞いてから判断すべきです。

 ■熊森から■

政治家や行政と違って、熊森はこれまで25年間嘘なしで活動してきたので、胸を張って、今日見ていただいた動画が真実ですと答えることができました。真実ならば、なぜ動画を公表しないのかと言われました。それを言うことによってお世話になった政治家や行政が非常に困られる場合、あえて真実はこうだったとどこまでも主張し続け、彼らをとことん追い詰めるようなことはしないのが熊森流です。時が来たら公表します。

今回講演して、こんなに新潟の皆さんに喜んでいただけるのなら、新潟中を講演して回りたいと思いました。野生ツキノワグマの研究第一人者宮沢正義先生、野生ヒグマの研究第一人者の門崎允昭先生の数十年間の研究に指導され、自らも現場観察を25年間続けてきた熊森の講演は、人々の胸にドカンと入ることを改めて感じました。

これからも、新潟はもちろん、日本中を講演して回りたいと思います。みなさん、ぜひ講演会をして企画してください。準備してくださったみなさん、参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

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