お知らせ

2026/02/16

要望・提案
【北海道知事へ、再エネ規制条例の制定などを求める要望書を提出しました】
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私たちは先月、札幌市西区・三角山近くのエゾマツやトドマツ、ミズナラなどの巨木が繁る天然林約18ヘクタールを、地元企業の一部ご寄付も得て、北海道初のナショナル・トラストとして取得しました。その森は、周辺の豊かな天然林ともつながっています。昔からその横に居住されている地元熊森会員や森林組合の方々の話によると、多様な生きものが息づくすばらしい場所だということです。未来永劫に開発することなく、永久に保全させていただきます。
(日本熊森協会の森林トラスト実績:1312ha)
太陽光発電施設の建設に関しては、政府は来年から規制をかけると発表しています。そのため、駆け込み申請が自然負荷の大きい場所で、今、殺到していると聞きます。
一方、風力発電に関しては、今のところ国に規制の動きがみられません。今、北海道では計画されている陸上風力発電事業は約70事業で、新たに約1,960基の風車設置が計画されており、その多くの立地予定地は水源林を含む森林地域です。
このような再生可能エネルギー事業による乱開発を抑止するための独自条例を制定する地方自治体が、近年増え続けており、昨年末までに全国で330自治体を超えました。その一方で北海道では、規制はまだまだ十分とは言えません。その結果、規制の緩さをいいことに、採算性や利益のみを優先する再エネ事業計画が北海道に集中しているようにも見受けられます。
森林は、単なる「土地」ではありません。
水を育み、土砂崩れを防ぎ、生態系を支えており、そしてもちろんヒグマをはじめとする野生動物の生息地でもあります。
近年、ヒグマの出没増加や人身被害が深刻化しています。本来ヒグマが利用してきた森林や原野を分断・縮小する開発は、結果として人の生活圏へのヒグマの出没を助長し、人とヒグマの棲み分けを困難にします。

私たちは、以下のように、鈴木知事に対して制度の見直しを求めました。
<北海道知事への要望内容>
1.再エネ規制条例の制定、環境影響評価条例の対象拡大など、乱開発を抑止するための規制を強化
すること
2.違法行為・潜脱行為への厳格な法適用と取り締まり

3.「貴重な自然を破壊しての開発は認めない」という明確な姿勢の表明
森を守ることは、水を守ること。
水を守ることは、全生物と人の暮らしを守ること。
北海道に残された自然は、日本国民全ての財産です。

一度壊した森や生態系は戻りません。
ナショナル・トラストは「守る」という私たちの意思表示です。

要望書の提出は「制度を変えるために」という行動です。
どちらも欠かせません。
私たちは、対立を煽りたい訳ではありません。
未来世代に胸を張れる選択を、今ここで行うべきだと考えているのです。
本州が失ってしまった広大で豊かな森を、次の世代へ確実に引き継ぐために、
どうかこの北海道の自然をまもることを、日本国民一人一人が自分ごととして考えていただければと願っています。
【稚内市在住の会員さまより】
稚内は風の町で、風が強く高い山がなく国道からも近いことから、風力発電の立地に適しており、すでに宗谷管内で239基稼働しています。
環境アセスメント中のものが581基計画されていると記憶しています。
森を伐採して尾根を切り札幌テレビ塔より大きい巨大風力発電を581基今後立てていったらどうなるのでしょうか、クマの住む場所がなくなり住宅地に出てくるのではないかと住民からの心配の声を寄せられています。
絶滅危惧種の淡水魚のイトウの生息地でもあり、ロシアからの渡り鳥の休憩地でもあります。そして私たちの子や孫の水源地でもあります。稚内は漁業の町です。
川からの水により魚がいなくなってしまうことも懸念しています。
風力発電に反対しているわけではなく、森を切りひらいての建設でないものに変えてほしいと思います。
稚内でもナショナル・トラスト活動が展開されることを望みます。
\署名への協力依頼/
森林を破壊する尾根筋風力発電事業への規制を求める署名を集めています。一人でも多くの方の声が必要です!ぜひ、ご協力ください。
オンライン署名はこちら

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