2022/06/30
イベント+講演市民と研究者で作る日本奥山学会の第11回研究発表会の日が近づいてまいりました。過去2年間、日本奥山学会はオンラインによる研究発表でしたが、今年は以前同様、会場発表とさせていただきます。オンラインは用意しておりません。
記念講演をしてくださるのは、北海道大学の立澤史郎先生です。先生は、現在、日本の生態学者たちの主流となっている、シカは人間が殺してやらないとどこまでもどんどん増えて大変なことになっていくという説に対して、利権に一切無縁の澄んだ目で、自然界を30数年間じっと見つめてこられました。「シカは本当に増えすぎるのか」、他では聞けないとても貴重な研究発表です。一般市民にもわかるように、お話しくださいます。まだ、ご参加を受け付けていますので、みなさま今からでもぜひ誘い合ってご予定ください。
6月28日、熊森本部スタッフたちは、会場である関西学院大学上ヶ原キャンパスG号館201号教室の下見に行ってまいりました。阪急宝塚線甲東園駅駅前から関学大前までバスで5分ほどです。坂があるのでこの炎天下、歩くのはちょっとしんどいです。歩くと、20分ぐらいかかるそうです。7月3日は、同大学で英語検定が予定されているので、受験者がものすごい数押し寄せるもようです。日本奥山学会参加者の皆さんがバスに乗れるだろうか心配しましたが、大学側の説明では、当日、駅からバスが続々とピストン運転で出るので、大丈夫、バスをご利用ください、待ち時間なく、すぐ乗れますとのことです。良かった。
正門
学内に駐車場はありますが、一般は利用できません。すぐ外に民間の駐車場がありますが、なぜか値段が高いです。正門を入ると、芝生広場の 奥に時計台が見えます。その後ろには、おなじみ甲山が見えます。時計台をめざして歩き、突き当りを左に曲がってください。途中、車がどんどん走っている道路が出てきますが、そこを渡ると、すぐ左手がG号館の入り口です。
G号館の入り口
入り口近くの階段を2階に上がると定員200人の大きな教室がいくつか並んでいます。201号室をのぞいてみると授業中でした。
とにかく大きな大学です。当日、正門から会場まで迷わずに来ていただけるように、スタッフ何人かがプラカードを持って立つ予定です。G号館の掲示板に、ポスターを張らせていただきました。
まだコロナが少し心配ですから、飲み物はご持参ください。参加者同士、離れてお座りください。記念講演後、3つの研究発表があります。
■「モリアオガエルの池の土石流からの保護について」
大阪市立大学名誉教授 高田直俊氏
■「希少無尾類ナガレヒキガエルの出現要因要因及び生息状況の検証」
富山大学学生 岩岡優真氏(2021年度日本奥山学会助成研究)
■「再エネ開発により失われうる東北の奥山」
日本熊森協会研究員 羽田真尋氏
では、参加者のみなさま、お待ちしています。(完)
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