2022/12/24
くまもりNews2022年12月15日神奈川県発表
令和4年12月15日(木曜日)午前7時半頃、清川村煤ヶ谷の集落近くの山林に設置されたイノシシ捕獲用の箱わなに、ツキノワグマが掛かっているのを、見廻りに来たわなの設置者が発見しました。
本年11月から近日にかけて、同地域内では同一個体と思われるクマによる出没が相次ぎ、追い払い、電気柵設置による防除及び捕獲檻を設置する等の対応を行っている中での発生でした。
当該クマを確認したところ、令和2年に同地域内で人里に出没を繰り返し、同年12月に捕獲檻にて捕獲及び学習放獣を行った個体であると判明しました。
こうした経緯から、当該クマは学習措置を行っても農作物等のある人里への執着は強く、地域住民の安全を図るため、やむをえず捕殺しましたのでお知らせします。
熊森から
神奈川県は、10月27日に伊勢原市で捕獲されたクマの時は、神奈川県内のツキノワグマは生息数が約40頭と非常に少なく、絶滅のおそれがあるとして放獣してくださっています。今回も放獣を考えてくださったと思いますが、どうして殺処分になってしまったのか、現地調査をしてみなければわからないと思いました。
ただ、県が発表しているように、2年前に学習放獣したのにまた出てきて今度はイノシシ罠にかかったから殺処分したというのでは、納得できません。今後もこのような考えで対処するなら、神奈川県のクマは確実に絶滅します。残り40頭という数は、何度でも放獣すべき数です。
第一、私たち人間でも、飢えれば、2年前痛い目にあっていたとしても、どこまで自制心が働くか定かではなく、その事実をもって学習能力のないクマと決めつけられないと思います。むしろ2年間も自制心を保てていたのなら、すばらしいクマだと思います。
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