3月13日まで『クマの指定管理鳥獣化について』パブリックコメントにご意見を❗
ぜひ、あなたのご意見をぜひ届けてください!
指定管理鳥獣に指定し、捕殺強化を強化しようという動きを止めるため、ぜひ、パブリックコメントに意見を届けてください!下記の日本熊森協会の意見もご参考に。
【パブリックコメント提出方法】
住所と氏名、電話番号、電子メールアドレスを記載し(※匿名は受け付けられません)、意見と意見の理由を下記の宛先に届けてください。
3月13日(水)必着
郵送の場合は、封書に「鳥獣保護管理法施行規則の一部を改正する省令案に対する意見」と件名を記載ください。
<宛先> 環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
郵送の場合 〒100-8975東京都千代田区霞が関1-2-2
ファックスの場合 03-3581-7090
電子メールの場合 shizen-choju@env.go.jp
クマを指定管理鳥獣にするかどうかだけ
2月8日に開催されたクマ類保護及び管理に関する検討会では、「クマ類は…ニホンジカ・イノシシとは、繁殖力、個体数の水準、被害の様態が異な」り、…「ニホンジカ・イノシシとは異なる支援メニューを検討する必要がある」とし、人とクマの生活圏を分けることを強調するなど、捕獲の強化に突き進むものではありませんでした。
しかし、今回のパブリックコメントでは、「クマを指定管理鳥獣にする」という省令改正案のみで、人とクマとの棲み分けをどのように進めるのか、シカやイノシシとどう違うのか、全く触れられていません。
生息地復元が全く議論されていない
そもそも、検討会では、放置人工林の深刻な荒廃やナラ枯れの大発生、下層植生の衰退、昆虫の減少、大規模な太陽光発電や風力発電開発など、クマの本来の生息地である奥山の深刻な劣化は指摘されていません。クマは分布を拡大しているのではなく、奥山に棲めなくなり、人里周辺に移動してきています。クマに生息地や餌場を回復していくことは、最も重要な課題で、クマが人里へ来なくても、暮らしていける環境が残っていなければ、棲み分けは実現しません。
環境整備等の人身事故防止対策の実施も未定
また、人身事故を減らすために、捕獲よりも最優先にしなければならない、集落や民家周辺の環境整備も、実際にどのように進めていくのか、過疎と高齢化で圧倒的なマンパワーが不足する地域をどう支援していくのかは全く何も決まっていません。
鳥獣保護管理法施行規則の一部を改正する省令案に対する意見
一般財団法人 日本熊森協会
意見
クマを指定管理鳥獣に指定せず、クマと棲み分けるための制度を創出ください。
意見の理由
クマによる人身事故を防ぎ、クマと棲み分けて共存するために必要なことは、捕殺強化でもなく、生息推定数の調査でもありません。直ちに、下記のために予算をつけ、地域を支援していくことが必要です。棲み分けのために総合対策を行う新たな制度を創設ください。
1 人身事故や農作物被害を防ぎ、クマを寄せ付けない集落をつくるため、捕殺に頼らない環境整備等の対策を行える専門員の市町村への配置
2 クマの本来の生息地・餌場である奥山の広葉樹林の復元
3 山の実りの凶昨年に集落に出ないよう、山裾にエサとなる樹を植え「クマ止め林」をつくる
4 地域的な絶滅を招く恐れのある大量捕殺の抑制すること。そのために、全国に放獣体制を整備し、すぐに放獣できない場合の保護施設を設置する。錯誤捕獲が起こらないよう対策の徹底。
5 大規模森林伐採を伴う奥山での再エネ開発の規制
以上
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