速報  新潟県南魚沼市の診療所で冬ごもりしていた母子3頭クマ

2019.12.8日曜日
(1日目)
本部に、南魚沼市のクマを助けてやってほしいというメールがいくつか入っていることに、スタッフが夜、気づく。あわててネットで情報集め。警察、市役所にすぐに連絡したが、日曜日の夜ということで、関係者に繫がらず。

(2日目)

0:00 本部職員がスタッドレスタイヤ付け替えを終え、兵庫県から車で、3頭を救命せんと新潟に向かう。到着予定時刻午前6時。ところが、道中、雪と道路凍結に悩まされる。不眠不休で車を走らせる。


6:30 市、県、警察、麻酔業者、猟友会現地集合

7:00 建物から追い出そうとしたところ、冬籠りしているはずの3頭が(当然ながら)向かってきたので猟師が散弾銃を発砲したが、当たらなかった。

10:00 その後、3頭が奥に引っ込んだので、今度は業者が麻酔銃(吹き矢ではない)を母熊に放ったところ命中した。(昨日は3回麻酔銃を発射。うち1回は命中)

10:30 熊森本部職員、やっと現地到着。交渉開始。

11:30 母熊の睡眠状態を確認後、母熊を4人で檻に運び込む。

子グマ(体長約50センチ)は麻酔をかけず、猟師が手づかみで有害駆除用の檻に移す。この時、子グマ、猟師の足にかみつくが、猟師大丈夫。

檻の中では、麻酔をかけられた母熊に2頭の子グマが抱き付いていた。

17:00 熊森が新潟県内の安全な場所に保護終了。現在、母熊も麻酔が覚めて、3頭皆元気。水とドングリを与えたが、もう冬籠りのスイッチが入ってしまっているのか、食べない。檻の中に毛布を入れて暖かくしてやっている。

近々、もっと広い檻に移して、床には藁を入れてやる予定。

今後は熊森協会が責任をもってこの3頭を新潟県内で保護します。この後のことは、今後話し合っていく。ご安心ください。

日本では今、クマが出てきたら殺すのが当たり前になっていますが、とんでもない間違い。クマが里に出てきたら生き残れるように人間が助けるべきで、そのような流れを熊森協会は作っていく。

みなさん、熊森協会をもっと大きくして下さい。そうしたらクマはもちろん、いろいろな野生動物を原則殺すことなく人間と野生動物が共存する社会を作っていきます。2019.12.9.19:00(完)

情報を整理し直しました。3頭のクマの保護を応援してくださったみなさんに感謝します。ありがとうございました。

(3日目)よく見ると、母グマは痩せてがりがり。今日は落ち着いたのか、本部が持参したドングリを狂ったように食べだした。子グマたちは与えた水を飲んでいた。冬ごもり前の食い込みが全然できていない様子。当協会が保護しなかったら冬ごもり中に死ぬパターンだったと思われる。急遽、本部からドングリ第2弾を新潟の母子に送る。

今年は全国至る所でこのようなクマがたくさん誕生していると思われる。実話「クマに助けられた男」を生んだ新潟です。同じ生きとし生けるものとして、今度は人間がクマを助けてあげましょう。

本日本部は、この母子グマをもっと大きな檻に移すための手配に追われました。大きな檻を兵庫から新潟まで運ぶユニック車をどこで借りるのか。中のワラ入れはどうする。誰が運転するのか・・・一つの事業をなすためには裏方が何人も必要です。全国組織を持つ熊森だからこそできる事業です。

共存へ向けて、動き出そう!

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生息地である奥山の荒廃や、全国的な山の実り凶作のため、今年は全国各地でヒグマ(北海道)ツキノワグマ(本州以南、九州以外)が各地で人里に出ていて、捕殺されています。

クマは本来人を避けて生きています。クマへの正しい知識を持つことで、ほとんどの人身事故は防げます。(熊森実証済み)

クマや野生動物たちのつくる森に私たちは「生かされている」ことを忘れず、彼らにも生息地を保証し、捕殺に頼らない棲み分けの道を探ることが本当の自然保護だと、私たちは考えています。

日本熊森協会はクマとの共存をめざして生息地である豊かな森の再生と、クマを寄せ付けない集落環境整備や人身事故防止のための取り組みを、実践的に行っております。

 

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速報!兵庫県、12月2日以降のクマ狩猟中止を発表。11月25日ツキノワグマ過去最多114頭駆除を記録したため。
熊森から:兵庫県は無害グマを米糠入り常設罠に誘き出して大量捕殺。人間勝手な数字を使いクマ捕殺ゲームをしているように見える。狂気。

 

緊急提言  山から出て来たクマを殺さず見守って事故ゼロに

今年、奥山荒廃や奥山の実り凶作年などから、冬ごもり前のクマの食い込み用食料が大幅に不足しています。里のドングリや柿の実などを求めて各地でクマが人里に出てきていますが、食べ終わったらクマは山に帰ります。それだけのことなのですが、異常なまでに大量駆除されています。

クマは数か月間にわたる冬ごもり中、飲まず食わずで生き抜きます。秋の食い込みが足りないと冬ごもり中に死にますから、今、必死です。

クマに、人間を襲う習性などありません。12mの臨界距離内で人間と出会うと、人間に殺されるのではないかという恐怖感から、逃げたい一心で人間に走り寄り、前足で人をはたき、その隙に逃げようとする習性があります。これが人身事故の実態です。このような正しい知識と知恵があれば、おのずと対処法がわかるはずです。

ニュースに出て来る町はどこもクマを危険動物と誤解して人間が取り囲み、当然のように殺そうとしています。これは間違いです。クマに近寄らないようにしてそっと見守っている昔からの集落が、まだ日本にはたくさんあります。そこでは人身事故は起きていません。クマに対する無知と不寛容が、駆除を増大させています。人工林とナラ枯れで貴重な食料源を失った上、このような凶作年、クマに里のドングリを与えないなら、クマはこの国でもう生き残れません。

全ての野生動物問題に言えることですが、殺さない解決法が一番優れているのです。

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自然を守る法整備に、100万人の大自然保護団体が必要!

当協会は日々地球環境を破壊し続けている、①経済第一、②人間中心、③科学技術過信の物質科学文明を、全生物に畏敬の念を持ち、彼らの生息地を保全・再生してかれらと共存する持続可能な文明に方向転換していこうと、1997年に人類の生き残りをかけて結成した完全民間の実践自然保護団体です。

クマをシンボルに、奥山生態系の保全・再生活動に取り組むことから始めています。自然や野生動物を守るには法整備が必要で、そのためには会を大きくすることが不可欠だとずっと思い知らされてきました。みなさま、誘い合って、ぜひ、ご入会下さい。

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ご寄付ご入会 受付中  第2代会長 室谷悠子(弁護士)   釧路湿原にて

クマは電気柵で100%防げます。駆除ではなく防除を!知床財団資料動画(リンク許可済)

現在、兵庫県内にシカ生息地(林縁草原)保障ゼロ。どこにいても殺すでは棲み分け共存不可能

全国クマ捕殺状況(環境省HP) 10月末現在

ヒグマ 460ツキノワグマ  4289頭!(過去最多)

公式blog「くまもりNews」新着記事
(頻繁に更新されています。大事な情報をぜひご覧下さい!)
環境省の発表によりますと、2019年は10月末時点で、ヒグマ460頭、ツキノワグマ4289頭、計4749頭もの […]
12月4日、北海道新聞の特集「水曜討論」に日本熊森協会の室谷悠子会長のインタビュー記事が大きく掲載されました! […]
全国各地でクマが大量に駆除される現状に、熊森は非常に心を痛めております。   東京都のクマ生息地にあ […]

民有林・公有林「森林環境税及び森林環境譲与税法」成立2019.3

国有林「国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する法律」成立2019.6.5

:くま森のロビー活動の結果、林業不向きの官民両人工林の針広混交林化・天然林化が付帯決議に入る。本当に実施されるまで、市町村にアタックし続ける必要あり。

大型動物とも棲み分け共存    人工林の天然林化には30m×30m程度の 皆伐が必要 

森=植物+動物+微生物      皆伐後シカ除け柵内に広葉樹植樹   ◎植えない森造り が一番s-s-図1.jpg       s-DSC00974.jpg     s-IMG_0135.jpg

林業の振興…日本人が使う木は国産であるべき。大切な林業を熊森も応援します。

熊森は、全生物の生命が尊重される祖先の文明を取りもどそうとしています
「特定外来生物法」の 外来種根絶殺害は無用の殺生で、問題解決につながらない

報道関係者様 クマに人を襲う習性はありません。(ツキノワグマ研究者宮沢正義氏)「襲う」という言葉はクマへの誤解を生み不適切です。使用しないでください。
突然の人とクマの出会いに対して、人間への恐怖の余り、人をはたいてその隙に逃げようとするクマがいます。臨界距離である12メートル内に人は入らないでください。

2019年 くまもり兵庫県本部の主な動き

12月

15日(日)会長講演 岐阜県支部主催
20日(金)ストップリニア 東京地裁
28日(土)仕事納め

2020年

1月18日(土)1:30~和歌山県みなべ川森林組合主催の環境講演会で熊森講演
3月7日(土)1:30~長野県大町市でのクマシンポジウムで熊森がパネラー出演