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8月9日の環境審議会を待たずに、兵庫県ツキノワグマ狩猟解禁記事の怪

今年度の兵庫県環境審議会鳥獣部会が8月9日に持たれるそうです。

井戸知事や県担当者からは、この審議会の審議を経て、兵庫県がクマ狩猟再開をするかどうか決まると聞いていましたが、すでに新聞紙上には、兵庫県ツキノワグマ狩猟解禁決定報道記事が出ています。

(以下、7月2日読売新聞より)

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上の新聞に掲載された、兵庫県森林動物研究センター研究部長横山真弓氏のコメントは、以下

「数が増え人里に頻繁に現れ始めた。狩猟でプレッシャーを与える必要がある」

 

(熊森から)

常々、横山さんに言わせると、兵庫県の奥山は今とても豊かで絶好調なのだそうです。

クマは、人をなめたり農作物の味をしめたりして里に出て来ているのだそうです。

クマ狩猟というのは、銃でクマを撃ち殺すことですが、横山さんに言わせると、

撃ち殺すこととプレッシャーを与えることが同義語なんですね。

クマたちが聞けば泣くでしょう。

誰だって撃ち殺されたくなどありません。痛いよー。

ここまで「自然」や「他生物の命」がわからない人が、兵庫県のクマ政策を進めている。

恐ろしくなります。

 

兵庫県の野生鳥獣担当部署である兵庫県森林動物研究センターに電話(0795-80-5500)して、センター責任者の方に、どうなっているのかたずねてみました。

担当責任者の答え:新聞記者が勝手に書いた。迷惑している。

 

●兵庫県の政策決定に重大なる疑問

しかし、7月16日の産経新聞にも、8月の県環境審議会鳥獣部会での審議をへてクマ狩猟再開を正式決定する予定と書かれています。審議会で審議する前に決定しているのなら、何の為の審議会でしょうか。協議会であれ審議会であれ、開催して学識経験者たちの意見を聞きましたというポーズだけで、開催前から結論は出ており、結論を既成事実として、開催前から報道していくのなら、兵庫県の方針は、いったい誰がどこで決めているのかということになります。これってみなさん、おかしいと思いませんか?行政にくっついて行政を動かしている表に出て来ない勢力のやりたい放題ですね。

 

クマを狩猟(=スポーツやレジャーとして、山の中を追い掛け回してクマを撃ち殺す)して楽しみたいと思っている県民が一体何人いるというのでしょうか。人間に何もしていないのに、一方的に殺されていく動物たちの痛みや恐怖、悲しみを思いやれる多くの県民・国民の声を、兵庫県は真摯に聞くべきです。

 

●行政発表しか書かないマスコミの報道姿勢も大問題

また、新聞社の報道姿勢にも、大きな問題があります。一方的な行政発表ばかりを記事に書いており、ツキノワワグマ生息推定数940頭に科学的根拠はないと主張している当協会のような自然保護団体の声は一切報道していません。反対・賛成、双方の言い分を書いてくださらないと、県民や国民は何が真実か考える力を失っていくと思います。みなさんどう思われますか。

 

保護で増加のツキノワグマ 11月に狩猟解禁見通し 兵庫

<以下、7月16日産経新聞>

保護で増加のツキノワグマ 11月に狩猟解禁見通し 兵庫

 兵庫県内で絶滅のおそれがあるとして保護してきたツキノワグマについて、県が11月から部分的に狩猟を解禁する見通しになった。平成27年当初の推定生息数が約940頭で、県のツキノワグマ保護計画で「800頭を超えれば狩猟を解禁」に該当するうえ、人に危害を与える恐れも高まったため。ツキノワグマの狩猟が解禁されれば20年ぶりで、8月の県環境審議会鳥獣部会での審議をへて正式決定する予定。

県のツキノワグマ保護計画(27年5月〜29年3月)では、推定400頭未満なら可能な限り殺処分しない▽400〜800頭では原則殺処分▽800頭を超えれば狩猟も解禁−としている。

県森林動物研究センター(丹波市)の調査で、27年の県内推定生息数が約940頭まで増加。狩猟が解禁されると、期間はツキノワグマの冬眠前の11月中旬ごろから1カ月程度となりそうだ。

同センターによると、8年度に県内の推定生息数が100頭を切ったとして狩猟が禁止。15年度には県レッドデータブックでAランク(絶滅の危機に瀕(ひん)している種)に指定されたが、保護対象となったことで推定生息数は順調に回復し、23年度には約650頭になったとして、県はAランクからBランク(絶滅の危険が増大している種)に変更した。

生息数の回復に伴い、住宅地などでの目撃・痕跡情報が13年度に118件だったのが、26年度には831件に増えた。人が襲われてけがするケースも8〜23年度で計16件発生。今年6月には豊岡市や朝来市で目撃情報が相次いで寄せられ、警察などが警戒に当たるなど緊張が高まっている。


6月30日 本部 冬水田んぼ(自然農)の田植えに参加 兵庫県朝来市

農業は、何よりも大切な国民の基本産業です。

戦後の農業は、自然の恵みと人力だけで作物を収穫してきた以前の農業から、農協の指導の元、効率的な農業に転換されていきました。農家はお金を使ったり何百万円という借金をしたりしながら、田畑に化学肥料や農薬を大量に投入し、機械を買い、農作物以外の自然界の生き物たちを消し続ける農業を続けてきました。その結果、大切な土壌がダメージを受けてしまいました。

 

自然と共存する農業にもどそうという農家の動きが、各地で起きて来ているそうです。(「リンゴが教えてくれたこと」(木村秋則著)より…この本は、国民皆読書にすべくすばらしい内容だと思います。)

 

自然農にもいろいろなやり方があるようですが、今回は、雪深い山間で、冬水田んぼで収穫を上げておられる方の田植えに参加させていただきました。

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化学肥料ゼロ、農薬ゼロの田んぼですが、毎年それなりの収穫があるそうです。

 

田んぼの中はオタマジャクシでいっぱいでした。私たちが田んぼに入ることによって踏んでしまわないか心配でした。

「の」の字を書くように泥に穴をあけて、苗を植えていきます。ぬるっとした泥の感触がとても気持ちいいです。

 

田植えの前に、農家の方からいろいろと講義をしていただきました。とても勉強になりました。

戦後の機械化農業は、石油変換農業だったと言われていました。できた米粒は、石油を燃やすことによって得られた食料です。石油は限りある資源ですから、いずれなくなります。持続可能な農業ではありません。

 

地球の自然と太陽エネルギー、人力だけで生産できる農業に戻して行けるように、たとえほんの少しであっても人力を提供してみようと思われる方はおられませんか。本部までお知らせください。次回本部が参加させていただく作業は、草取りです。


「クマを呼び寄せない対策を地元で」青井俊樹岩手大名誉教授の呼びかけに、くまもりも賛同

<以下、岩手日報6月14日より>

クマ出没 県内急増

ツキノワグマの出没情報が本年度、県内で増加している。県によると4、5月に各市町村へ寄せられた出没情報は前年度比178件増の567件で、過去5年で最も多い。人身被害も相次ぎ、今月7日までに8人が重軽傷を負っている。昨年のブナの実の豊作で個体数が増えているほか、里山の減少でクマの生息域が拡大しているとみられ、夏から秋にかけて一層の注意が必要だ。

 

4月に寄せられた出没情報は133件(前年度比31件増)、5月は434件(同147件増)だった。市町村別で4、5月の合計が最も多かったのは一関市の98件で、58件の花巻市、45件の奥州市が続いた。13日も県内で17件の出没情報が寄せられるなど今月もクマの出没が続いている。

 

今の時期は餌となる山菜のシーズンが終わり、餌を求めてクマの活動範囲が広くなる。出没情報の増加は、県などによると昨年ブナの実が豊作で雌の栄養状態が良かったため出産数が増え、個体数が増えていることが影響しているとみられる。

 

また、青井俊樹岩手大名誉教授(野生動物管理学)は出没情報増加の要因として「人とクマの生活環境の近さ」を指摘。下草を刈り払うなど人が手を加えた里山が減り人里とクマの生息域の緩衝地帯が少なくなったことや、過疎化が進んで人里の騒がしさがなくなったことでクマが人里のすぐ近くまで生息域を広げてきているという。

 

青井名誉教授は「出没情報の増加の傾向は今後も続くだろう」と強調。今年はブナの不作が予想され、夏から秋にかけてクマが餌を求めてさらに活動範囲を広げる恐れがあるといい、「クマを呼び寄せない対策が求められる。餌となる収穫後の農作物や生ごみを野外に放置しない事などを地域として取り組んでいく必要がある」と、呼びかける。

 

(熊森から)

西日本と東北地方では山の荒廃状況がかなり違います。しかし、上記記事下線部分は、全国共通です。

 

くまもりが主張している大型野生動物と人との共存というのは、当然、棲み分け共存のことであり、そのためには、人里とクマの生息域の緩衝地帯(バッハゾーン)造りが不可欠です。

そのためには、山と集落の間の草刈りが必須ですが、農村では圧倒的に草刈り人員が不足しています。雇用を生む仕事として、また、都市ボランティアの活動として、草刈りを進めなければならないと思います。草刈は大変なので、牛を放牧して草を食べてもらっている例もあります。

青井先生のご提案は、クマをいかに殺すかではなく、クマとの共存の為に人間もやらねばならないことがあることを県民に呼びかけておられ、すばらしいと思いました。

 

どんな問題であっても、人間は、他生物に対する生命尊厳思想と、自然に対する畏怖と畏敬の念を失ってはならないと思います。わたしたちの祖先の文化を継承していけば、持続可能な社会が構築できるのです。

 

 

 

 


クマ目撃急増も狩猟解禁せず…鳥取では保護対象

<以下読売新聞7月8日記事より>

クマの目撃情報や負傷事故が相次ぎ、鳥取県が対応に苦慮している。

 6月には鳥取市内の小学校の裏山で確認されるなど、今年は7日現在の目撃情報が59件に上り、昨年同時期(29件)に比べて大幅に増加。全国では狩猟を解禁する動きもあるが県内では保護対象で、正確な生息数の把握が困難として踏み込んでいない。一人ひとりが、クマと遭遇しないための注意が必要だ。

 クマの被害は全国で多発しており、秋田県では5~6月にクマに襲われたとみられる死亡事故が4件続いた。県内でも5月に若桜町の山中でランニングをしていた男性が襲われて指を骨折。6月には捕獲したツキノワグマをおりに入れる際、作業員2人がかまれる事故も発生した。

 県内を含む東中国地域のツキノワグマは環境省の「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定され、県のレッドデータブックでも「絶滅危惧2類」(県内で絶滅の危険が増大している種)とされている。

 県は2007年に保護管理計画を策定し、狩猟を初めて禁止。現在は、目撃情報があれば花火で追い払うなどし、捕獲しても原則は山奥で放す。人が襲われたり、たびたび果樹園などに被害を与えたりする場合のみ、殺処分することが決まっている。

 全国的な被害を受け、兵庫県は今年、20年ぶりにツキノワグマの狩猟を解禁する方針を打ち出した。同県森林動物研究センター(兵庫県丹波市)によると、東中国地域では近年ツキノワグマの目撃、捕獲件数が増加。同県では昨年度の推計頭数が940頭で、保護管理の目安である800頭を超えたという。

 一方、鳥取では解禁に慎重だ。過去の目撃件数や捕獲数などから推計200~400頭が生息するとみられるが、正確な数は不明。県は「狩猟解禁で一気に数が減る可能性もある。すぐに踏み込んだ対応はできない」とする。今年度は保護管理計画の見直し年度だが、狩猟を解禁する予定はないという。

 同センターによると、7月はツキノワグマの繁殖期で、オスの行動範囲が広がったり、親離れしたばかりの若い個体が人里に出てきたりするという。担当者は「クマは臆病な性格で、鈴やラジオで音を出しながら行動すれば基本的には近づいてこない。山中でヤブの中に入らないなどの対策を取ってほしい」と呼び掛けている。


クマたちの餌場も隠れ場所も奪ったままでの狩猟再開は問題、兵庫県井戸知事に熊森がクマ狩猟を再開しないように直訴

今年3月17日、兵庫県立のじぎく会館で開催された、兵庫県野生動物保護管理運営協議会で、兵庫県行政が作成した「平成28年度兵庫県ツキノワグマ保護計画」が出されました。名前だけは保護計画ですが、保護の観点はゼロ。中味は完全に頭数管理計画です。

 

<兵庫県森林動物研究センター原案>

 

兵庫県内のクマが爆発増加し続けており、県内2個体群の推定生息数の合計が940頭(東中国地域個体群+近畿北部地域個体群、なぜか個別の個体群の推定生息数はわからないという怪?どういう算出法なのか?)を超えたため、今秋11月15日から1か月間、狩猟者一人当たり1頭までという条件で、クマの狩猟を20年ぶりに再開する。狩猟再開の根拠は、環境省が「800頭を超えたクマの個体群は安定」としているから。(くまもり:県内2個体群は県の東西に離れているので、別々に推定値を発表すべきであろう)

 

(熊森からの反論)

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井戸知事に、山が浅く開発が進んだ西日本で、なぜ兵庫県だけがクマ狩猟を再開するのかと撤回を訴える森山会長ら

 

自然界の事は人間がとらえられるようなものではない。数値化やコントロールは不可能。

 

兵庫県のクマ生息数は、元兵庫県森林動物研究センターのある研究員(現鳥獣捕獲業務を行う株式会社の代表取締役 社長・狩猟歴15年)が、集落周辺のクマ目撃数とクマ捕獲数を2大因子としてMCMCベイズ推定法を用いて独自にコンピューターで計算した推定値であり、1992年に絶滅寸前60頭と発表されていた兵庫県のクマが今本当に現在940頭もいるのか、第三者が検証できません。あまりにも過大推定であると、日本福祉大学山上俊彦教授など批判している研究者たちもいます。(日本奥山学会誌VOL4(1)2016の29~49ページ参照)

 

クマ爆発増加に疑問、ドーナツ化現象を考慮すべし

現在、この元研究員は、公務員を退職し、野生動物捕獲会社を経営しており、そのような業者が出した推定値だけを真に受けて、狩猟を再開するのは危険です。この元研究員に、クマの本来の生息地であった奥山が大荒廃して砂漠化しており、クマが棲めなくなってやむ終えず山から出て来て集落周辺に集まっているドーナツ化現象を考慮されたかたずねると、「奥山は調べていません」と回答されました。

 

被害防止対策と、生息地復元による棲み分けに全力を挙げよ

③ 山が深い東北等と違って、兵庫の山は浅く、奥地まで開発されてしまっており、多くの奥山は人工林も自然林も大荒廃し、クマの餌場も隠れ場もありません。たとえ、940頭いたとしても、この状態で山に入って※絶滅危惧種を狩猟する等、生態系保全上からも倫理上からも到底認められません。今は、地元の人達のために被害防除柵の設置などに力を入れる一方、長期的には奥山生息地の復元に力を入れて、クマが奥山に帰れるようにし、棲み分け復活をめざすべきです。

ワシントン条約:ツキノワグマは絶滅の恐れが最も高い附属書 Ⅰに掲載、兵庫県レッドリスト:Bランク

 

兵庫県の奥山の荒廃ぶりを全国民に見てもらいたい

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くまもり自動撮影カメラがとらえた下層植生を失った公園状態の山中を歩くクマ

こんな山の状態で狩猟を再開したら、姿が丸見えで、クマはハンターから逃げられない

 

★被害防止のためにやむ終えず人里で捕殺する有害駆除と違って、狩猟は一部例外者をのぞいて、山中に入って行って、スポーツやレジャーとして楽しむために行うものです。人間が奥山を荒廃させたまま、不確かな推定数や勝手な数値目標で狩猟再開を楽しむことは許されません。狩猟は有害駆除(=有害捕殺)と、全く別物なのです。

 

当面、集落に出てきたクマの有害駆除はある程度仕方がないとしても、これだけ山を荒らしてきた人間が、自らのしてきたことへの反省もなく、山中にそっと潜んでいるクマまで殺しに行く権利などありません。人間のためにも、弱者である生き物たちの命を大切にする社会を取り戻すべきです。


6月28日関電総会 大阪・京都・神戸市長ら、脱原発を主張

関西電力は、神戸市内で株主総会を開いた。

★筆頭株主の大阪市は京都市と共同で脱原発に向け経営改革を求める議案を提出。

○吉村洋文大阪市長

・・・「重大な事故で琵琶湖が汚染されたら関西は終りだ」

  「外部の視点を取り入れるために役員の過半数を社外取締役にすべきだ」

○門川大作京都市長

・・・「福島原発事故の傷痕は深刻。今こそ原発依存を抜け出すべきだ」

○久元喜造神戸市長

・・・「経営基盤を原発に依存している関電の体質では顧客の引き留めもできない」

(熊森から) よくぞ言ってくださった。3市長さんに拍手

関電八木誠社長の答弁

・・・「原発の早期再稼働をめざします」?

自治体や一般株主が求めた脱原発などの22議案を全て否決し、4時間弱で終了した。

(熊森から)経済というものが、優秀な関電の経営陣の判断をここまで狂わせるのかと思うと、恐ろしくなりました。まさに、狂気です。

○吉村洋文大阪市長「このまま経営刷新を図らないのなら、大阪市が株主であり続けるのはどうか」と述べ、株式を売却する可能性も示唆しました。


7月3日(日)本部【いきものの森活動】昨年植樹した、コナラ、カキ、カエデの苗木の周囲を草刈り

2005年以来、毎年、宍粟市波賀町で、コナラやクリ、カキなどの「実のなる木の植樹会」を行ってきました。

植樹後は、本部スタッフとボランティアで、植樹した木に肥料やもみ殻を足すなどの定期的なお世話を行っています。

7月3日(日)は、阪神地域から本部スタッフ2名とボランティア4名で、植樹地の苗木の周りの草刈りを行いました。苗木に日光を当たるようにしてやらないと、苗木がうまく成長しないのです。

 

カキ園

(注:植樹地は、シカよけ柵の金網でおおわれている)

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肥料がきいているのか、苗木の周りに、タケニグサ、ハルジオン等の背丈の高い草が育ち、苗木を覆っていました。

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鎌で草を刈って行くと・・・

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草の中から、昨年植樹した柿の木が出てきました。

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なんと、青柿がついているではありませんか!うれしい、感激。

 

スギ人工林の皆伐跡地に、クリ、コナラ、カエデなどを植樹した場所

(注:植樹地は、シカよけ柵の金網でおおわれている)

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昨年4月12日の植樹時撮影写真

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同地点の今年7月3日の写真。(右端のカーブした道路にご注目ください)

自然に侵入してきたのか、背丈が1m以上あるクリやクヌギ、ミズナラなどの幼木の姿もありました。

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クリの幼木にも、小さな実が!クマたちが食べるといいな

 

草刈りをしているといろいろな発見があります。

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イノシシの糞

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タケニグサの断面。中央に綿のようなものが詰まっている。

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2種類の野生イチゴを発見。どんな動物がたべにくるのか楽しみです。

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次回の草刈りは、7月14日(木)です。

 

 

■7月本部いきものの森活動(兵庫県宍粟市、植樹地の草刈り)

【作業内容】これまでに植樹させていただいた場所の草刈りをします。カマを使って手で刈るので、誰にでもできます。

【参加費】無料(初めて参加される方は1年有効のボランティア保険年間500円をご持参ください)

【集合時間・場所】集合場所:阪急夙川駅 南口前 時間:午前8:00までにお集まりください。

【お申し込み先】TEL:0798-22-4190 Mail:contact@kumamori.org

【お申込み期日】活動日の3日前までにお願いします。

作業内容は誰にでもできるような内容ですので、これまでいきもり活動に参加したことのない方、新しく入会された方で何か参加したいと思われている方など、多くの皆さんにご参加いただけると嬉しいです!

よろしくお願いします。

詳細は、本部いきものの森担当 水見までお願いします。

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6月25日 和歌山の人工林で驚いたこと2つ

①完全放置人工林のひどさ

和歌山県那智勝浦のコロコロランドに行くときに、これまでに見たことのないほどのひどい人工林を見つけました。

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植林してから1回も間伐されたことがないようです。

 

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直径10cmくらいのヒョロヒョロのスギが所せましと並んでいました。スギたちの悲鳴が聞こえてきそうです。

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中は本当に暗くて、樹木と樹木の間もせまく、とても恐ろしい感じでした。和歌山県のこのあたりには無料バイパスが新しくできています。そこを通ると、今まで見ることのなかったひどい人工林がたくさん見れました。

 

 

②人工林皮むき間伐後の自然再生スピードの速さ

こちらはコロコロランドという場所で、3年前に皮むき間伐を実施した場所だそうです。

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ここではもうスギの葉がすっかり落ちてしまっており、早くも下層植生が育ってきていました。(和歌山は、早い)

下層植生の樹種はシイやカシ、エノキなどです。暖温帯気候なので照葉樹が中心に育っていました。

 

 


本部 今年度第3回人工林の皮むき間伐 7月18日(月・祝) 兵庫県豊岡市 参加者募集中

人工林の皮むき間伐は、小学生以上なら誰でもできます。人のため全生物のため、不要な場所の人工林を除去して、どんどん自然林に戻していきましょう!

 

本当は、国民の税金でスギやヒノキばかり植え続けた国<林野庁>や地方自治体が反省して、責任を持って樹種転換しなければならないのですが、その動きがほとんど見られません。

よって、一般国民である私たちが、超微力ながら、代わりに動いているのです。

林野庁さん、地方行政さん、不要な場所の人工林の除去に一刻も早く取り組んでくださるよう、祈っています。

あなた方を責める気はありません。ただ、いっしょにやりましょうよ!

 

●熊森本部:第3回皮むき間伐フェスタのご案内

【日にち】7月18日(月/祝)

【実施場所】兵庫県豊岡市但東町

【集合場所】旬の里のぼりお(兵庫県豊岡市但東町大河内895-1)

【現地集合・解散時間】集合場所に10:00 15:30現地解散予定

【作業内容】スギ人工林の皮むき間伐

【参加費】一人500円(道具使用料や保険費など)

【持ち物】帽子・飲み物・動きやすい長袖の服・雨具・敷物・お昼ご飯・お茶

【当日連絡先】090-1073-0980

【申し込み】tel: 0798-22-4190(日本熊森協会本部) mail: contact@kumamori.org

【参加申し込み締切】7月14日(木)

原則、現地集合現地解散ですが、交通手段がない方は本部までお問い合わせください。本部の車に同乗していただくことも可能です。


6月26日 和歌山県那智勝浦でスギ人工林の皮むき間伐実施!いろいろな市民団体が力を合わせて森復元活動を行っている姿に感動

和歌山県那智勝浦で地元の「森の再生を考える会」主催の皮むき間伐を実施しました。熊森本部は地元の要請を受けて参加し、昨年同様、皮むき間伐の指導にあたりました。地元の「なちかつ古道を守る会」や「NPO三つの森」も参加し、熊森協会和歌山県支部の支部長や支部員たちも参加しました。

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昨年も同じ場所で皮むき間伐を実施したのですが、昨年皮を剥いだスギの木はすでに枯れて葉が茶色になっていました。(和歌山県は早い!)これから葉っぱが落ち、枝が落ちて徐々に林内が明るくなっていくことでしょう。

 

①午前中の皮むき間伐

当日はとても天気が良くて、気持ちよく作業できました。

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はじめての人にもやさしく指導します。

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女性も頑張ってます。今回は谷の一番奥に残してあったスギの木の皮を剥ぎました。急斜面は慣れている人に任せます。

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アオダイショウがいました。ネズミやイノシシの掘り返した跡などもあり、いきものが増えてきたのかなとうれしく感じました。

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「NPO三つの森」の方が記念にクスノキを植樹しました。その土地に元々あったいろんな樹木を復活させていく事が大切です。

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この日はとても暑かったのですが、みなさん暑さに負けず頑張りました!

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働いた後はおいしいスイカ!いつも間伐のあとは近所のきよもんという場所で食事をいただきます。

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このきよもんのそばには汽水湖があり、そこにカモがいました。

 

②午後から、鼻白の滝と、「NPO三つの森」による植樹中の広大な大日山の見学

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鼻白の滝

「NPO三つの森」が中心になり植樹をした大日山という場所に向かいました。

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この大日山は地滑り対策工事のために斜面を削ってたくさんの土を削りだした場所です。しかし土を移動した後そのままではどんどん土砂が流出してしまいます。そこで、2013年大日山の緑化と砂流出防止を図るために、大規模な植樹活動を「NPO三つの森」を中心に開始しました。

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ここでは自分の名前を書いた板とともに、1人1本の苗木を植樹する運動を進めています。

5000本以上の苗木を植えているそうですが、まだ植える場所があります。

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ここでは竹をポット代わりにして苗木を作っているそうです。竹は自然に分解するのでゴミがでません。

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4ha以上の広大な土地に5000本以上のいろんな種類の苗木を植えているそうですが、まだ植える場所があります。助成金で植樹地のまわりは260cmの高さの防獣柵が設けられていたので、動物対策は万全です。苗木も順調に成長し、なかにはひとり生えしたネムノキなんかもありました。

 

和歌山県では、人工林をなくし豊かな森を復元して次世代に残していこうと、いろいろな団体が一緒に活動しています。

自分の名前を書いた杭と苗木を一緒に植えるなど、人集めの手段としてもおもしろい試みだと思いました。

今回皮むき間伐をした場所では、今年9月にも皮むき間伐をするそうです。

皮むき間伐は5月から7月の梅雨前後が一番皮がむけやすいと言われていますが、和歌山県では、9月でも皮が剥けるそうです。常識にとらわれずに何でもやってみることが大切ですね。今回、いろいろ勉強になり、とても充実した2日間の和歌山県出張でした。


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