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兵庫県選出の関環境副大臣に熊森本部が訴える

11月26日夕方、神戸市須磨区の事務所で関芳弘環境副大臣(衆議院議員)にお時間を取っていただき、本部会長・副会長ら4名で70分間、話を聞いていただきました。

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関芳弘環境副大臣須磨事務所にて

 

<熊森の主な訴え>

 

・1999年の地方分権一括法案で、野生鳥獣業務が環境庁(当時)から都道府県におろされたが、完全に地方に投げてしまうのではなく、大事な時は国である環境省が指導力を発揮してほしい。

 

・環境省基準では、クマは成獣800頭が安定個体群となっているのに、兵庫県は幼獣も含めて800頭で安定個体群としている。変えるのであれば、その根拠をあきらかにするよう指導してほしい。

 

・野生鳥獣の生息環境である森林が戦後の拡大造林などで大荒廃している。自然林の下層植生が消えたことを全て物言えぬシカのせいにするなど、研究者を名乗る者が自然を知らなさすぎる。

次世代の水源の森を確保するためにも、国会議員として、奥山全域・尾根筋、山の上3分の1、急斜面、沢沿いを、スギ・ヒノキの単一造林から自然の広葉樹林にもどすよう法整備に乗り出してほしい。

 

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訴えを終えて、関芳弘環境副大臣と笑顔の記念撮影

 

関環境副大臣は、私たちの訴えに真摯に耳を傾けて下さり、いろいろとアドバイスしてくださいました。熊森一同、大感激でした。

この後すぐに、幾つか動いてくださったようで、感謝でいっぱいです。

これからもいろいろと相談に乗っていただこうと思います。

多くの国民の、命を大切に思う感性に安堵 5000匹魚氷漬けスケートリンク中止に追い込まれる

以下ネットニュースより

 

福岡県北九州市のテーマパーク「スペースワールド」は2016年11月27日、スケートリンクで開催していた企画「アイススケート フリージングポート~氷の水族館~」を中止すると公式サイトで発表した。

 

氷漬けにされた5000匹の魚がスケートリンクの下に埋め込まれており、来場者はその上でスケートを楽しむ。そんな前代未聞の企画内容に、インターネット上では「悪趣味だ」「残酷だ」「倫理感喪失」という声が続出していた。

 

(熊森より)

常軌を逸した異常性は人間社会に時たま発生しますが、今回の驚くべき生命軽視企画に対して、多くの国民が中止を求める声を上げ、「スペースワールド」が企画中止に追い込まれたことを知って、ほっとしました。多くの日本国民の感性は正常であると安心しました。

 

それにしても、このような誰かの悪趣味企画を中止させられなかった「スペースワールド」の企業体質を、大変危うく感じました。このような問題企画は、ふつう誰かが提案しても、周りの人たちの倫理感によって、日の目を見ないうちに消え去るものなのですが・・・

 

 

 

積雪に備えシカ防除網降ろし 参加者募集中

熊森本部では、「いきものの森活動」いう名で会員のみなさんなどからボランティアを募り、月に2回ほどのペースで本部職員指導の元、広葉樹植樹地の手入れやスギ・ヒノキ人工林の間伐などのフィールド活動を実施しています。

 

12月1日には、兵庫県の奥地の急斜面にある熊森植樹地でシカよけネットを外し、積雪時に雪の重みでシカよけ柵が倒れないように、雪に備える作業をしていただきました。こうしておかないと、下の写真のようになり、雪がとけた春先に、シカに苗木の新芽を食べられてしまうということが起きます。

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雪で倒れたシカよけ柵 2015年3月29日撮影

まず、今秋の植樹地のネット外しからやりました。

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これで、雪対策完了

次は、2014年の植樹地です。

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(ネットを外す前)

 

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(ネットを外した後)

まだ少し葉が付いている苗木もありましたが、苗が大きく育っているので、今シカが来ても、もうシカの口が届かないと思います。(そうあってほしいです)

今回は、先日ボランティアツアーで熊森協会に来てくださった方が、初参加してくださいました。

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ボランティアに支えられている熊森の森林再生活動

 

この方は、「緑いっぱいと思っていた山がまさか人工林だったなんて。これまでの自分の山に対する常識がすべて覆りました」と言われ、帰りに会員になってくださいました。これからも、ボランティア活動に参加していただけるそうで、うれしいです。

 

今年最後のいきものの森活動は12月4日(日)です。

新たにご参加いただける方で、ボランティア保険にまだ加入していない方は、12月2日の15時までにご連絡ください!

【お詫び】現在、ブログの記事がFBとTwitterに流れなくなっています

これまで熊森ニュース(ブログ)から、FBとTwitterに自動的に記事が流れるように設定していました。

しかし、プラグインソフトが古くなってサポートが切れ、11月2日以降のブログ記事がFBとTwitterに流れなくなっています。

抜けた記事は
http://kumamori.org/news/
よりご覧ください。

 

 

 

本部 狩猟期間中、兵庫県クマ生息地をパトロール

明治になるまでの1200年間、殺生禁止令が出ていた日本では、狩猟を監視する森林保安官や密猟監視人等の制度がありません。

兵庫県には全県で48人の鳥獣保護管理員がいて、週2回見回りをしているそうですが、かれらは100%ハンターですから、身内には甘くなるのではないかと心配です。

これまで彼らが摘発した狩猟免許取り上げにいたる違反行為がどれくらいあるのか、兵庫県に質問中です。せめて、鳥獣保護管理員の半数は、非ハンターが占めるべきでしょう。

 

熊森本部では、狩猟期間中、違反行為が行われていないか、微力ながらクマ生息地をパトロールしています。

 

今年は山の実りが悪いだけではなく、多くの集落で、柿も不作です。自動撮影カメラには、実のついていない柿の木に登って実を探し、あきらめて降りるクマの映像が撮れていました。

しかし、中には良く柿が実っている集落もあり、どういうことなのか不思議です。ある集落で、持って行った道具を使って、クマがやってこないように残っている柿の実をもぐことを申し出ると、住民の方が喜んでくださいました。

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はしごをかけて、残された柿の実を50キロほどもいだ場所。もいだ実は本部スタッフが全部、山に持って行きました。

 

●あるハンターの声

今年、クマ狩猟の許可を取ったハンターの多くが、積極的にクマを獲りたいと思っていない。シカ・イノシシ猟で、もしクマに出会ったら撃てるようにしておこうという程度だ。猟期が始まったら、シカもクマもどこかへ消えてしまう。

 

●住民の声

Aさん:今年は、柿の木にたくさんクマが来た。10月末がピークだった。今年は柿の実りが悪かったから、2,3個しか実がついていない木にもクマが来て、柿の木を転々と登って実を食べているような感じだった。

 

Bさん:まだ雪がないので、ハンターはこの集落には来ていない。雪が積もったら動物の足跡をたどって追っていけるので、やってくる。

 

Cさん:この集落では、2010年にクマがたくさん出没したことがあったので、集落の中の柿の木をすべて伐採した。それ以降、集落内にクマが入ってくることはなくなった。集落の周りの山側には柿の木があって、たまに枝が折れているものを見かけるから、クマはそこには来ているのだと思う。今年はクマの出没が多いとは知らなかった。山に食べるものがないんだろう。今年は柿の成りが悪い。スーパーで柿を買っても、値段が高い。

 

●兵庫県森林動物研究センターの方

誤捕獲されたクマは、どれもまるまると太っていますよ。

くまもり:???

熊森顧問 宮下正次氏 ご逝去

群馬県在住の宮下正次氏がご病気で入院されたと聞いて、11月18日に本部からお見舞いに行くと、昨晩亡くなられたとのことで、驚きました。

まだ、72才。早すぎます。最後まで、青年のような方でした。

 

2007年9月くまもり東京シンポジウム会場前にて宮下氏0分20秒より(撮影Green TV Japan)
http://kumamori.org/kumamori_broadcast/greentvkumanosumu/

 

宮下氏は、前橋森林管理署に勤めながら、林野庁の森林政策や独立採算制に内部から異を唱えた方で、その勇気、正義感は並のものではなかったはずです。上司やまわりから随分と圧力を受けたと思われますが、あまりにも突出しており正論だったため、ある意味認められていたそうです。

 

10月末には大好きなブータンに5回目の訪問。ブータンの森林保全に貢献されたことで、王様から金の時計を頂いたそうです。一級の登山家として地球規模で大活躍されていたし、ご自身の作られた「森林の会」の事務局長としても、重責を担っておられました。熊森の顧問として、群馬県支部をはじめ、いくつかの支部や本部を指導してくださいました。

 

ご著書もたくさんあります。今回群馬県に行く新幹線の中で、初めて読んだ時の衝撃が忘れられない「消える森甦る森」を、久し振りに読み直してみました。改めて、宮下さんは、やはりただものではない。歴史に残る偉大な人物だと確信しました。お会いして、この本のことを話題にお話ししようと思ったのに、かないませんでした。

 

まだお読みになっておられない方がおられましたら、是非お読みください。永遠に熊森の課題図書です。宮下顧問のご冥福を、心からお祈りします。

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森の中にあれだけあったササを、シカが食べ尽くせるはずがない

幾つかの山で、原生林の中にびっしり生えていた人間の背丈より高いササが、消えてしまいました。

一般に、シカが下層植生を過採食したことにされています。

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2000年以降、上の写真のような光景を見られた方も多いと思います。

見渡す限りのササが枯れていますが、犯人がシカであるはずがありません。

そもそもササがびっしり生えた原生林が残っていたら、草原の動物シカはササにはばまれて奥まで採食に入れなかったはずです。

 

ササは、数十年に1回の一斉開花や、地球温暖化による休眠解除後の凍害によって、今、一気に特定場所で大量に枯れています。

 

ササには地下茎がありますから、本来は地上部が枯れても、やがてまた復活します。しかし、現在、そのような場所にはシカが入り込んでしまっているので、地下茎から出てきた少しの若葉をシカが食べてしまいます。よって、シカよけ柵の内側しか、ササは復活しません。

 

熊森を指導してくださっている研究者の一人は、大学で習った森林生態学は、もはや成り立たないと言われます。人間活動によって、現在、自然界ではありえない事態が山で進行しており、森が今後どう遷移していくのか、さっぱり予測できないそうです。

 

すべてをシカのせいにしている研究者がいますが、そもそも、シカを山奥へと導いたのは、戦後の拡大造林です。奥地の原生林を大規模皆伐したことや林道開設によって、シカは自由に奥地まで楽々と移動できるようになりました。皆伐跡地には草が生え、シカの豊かな餌場となって、シカ数を増やしました。

 

現在の、シカ問題、クマ問題、森林の下層植生消失問題、困った事態を引き起こしたのは、みんな人間なのです。私たちは、自分たち人間がしでかしたことを棚に上げ、野生動物を悪者に仕立て上げて、殺して食べる事ばかりを、行政やマスコミを使って進めている兵庫県森林動物研究センターの研究員に、問題を感じています。行政の任命責任が問われます。

学生パワーのすごさ 大学生17人、11月に皮むき間伐

大阪のある大学のクラブから、間伐体験をしたいという依頼を受けました。このクラブの大学生たちは、外国に行って家を建てるというユニークな活動をしているそうです。参加者はなんと17人。こんな大勢だと、のこぎり間伐は危険です。皮むき間伐しかできません。

しかし、季節は11月。水の吸い上げがいい6月なら、つるりとスギの皮がむけますが、水の吸い上げが弱まっているこの時期、皮むき間伐などできるのでしょうか。

山主さんに事情を話して、試しに山に行き、人工林のスギ皮をむいてみました。むけない訳ではありませんが、皮が幹にしっかりとくっついているのが多く、皮をはがすのには力がいります。熊森としては、異例の11月の皮むき間伐会を企画しました。

 

集合して、真剣な面持ちで説明を聞く大学生たち

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人工林内に入って、作業開始。ピンクのテープが巻いてあるスギ以外は、かわいそうですが、枯らします。

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人海作戦。どんどん作業が進みます。

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昼食後は、熊森紙芝居。

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お話の中にかわいそうな部分があるからか、みんなしーんとしてしまいました。

戦後の国策であった拡大造林政策によって、水源の森、野生動物、人がどのように大変なことになっていったのか、この機会に学んでもらいました。拡大造林政策のことを知っていた学生は誰もいませんでした。チェンソー間伐も見てもらいながら、皮むき間伐の利点も学んでもらいました。

 

午後、再び皮むきに挑戦

中には、つるりと皮がむけるスギもありました。

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ついにやりました!

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注:本当は、みんなすごくいい顔をしているのですが、肖像権のことを考えて画質を落としています。残念。

 

学生パワーはすごいです。この日、一気に80本の皮むきができました。森に光を入れ、日本の森をよみがえらせる。大学生のみなさん、ありがとう。若いエネルギーをみせてもらいました。

とてもさわやかで感じのいい大学生たちでした。次回は、6月に来てもらえるとうれしいです。

 

 

クマ被害を防ぐため、兵庫県の奥地でクマの棲める森を再生し続ける

クマ問題もシカ問題も、元をただせば、すべて人間が引き起こした森林破壊が原因です。

 

兵庫県のクマの場合、年間の農業被害は少しです。平成25年度の被害面積は約1ヘクタール被害額は120万円程度です。(140頭殺されることになった理由のひとつ)

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 平成27年度 兵庫県ツキノワグマ保護計画(兵庫県)より

 

昔からクマと共存してきた集落では、クマはおとなしい動物であり共存できるとして問題になっていませんが、クマに慣れない集落では精神被害や、人身事故の恐れを思い、クマは害獣視されがちです。

 

クマが集落に出て来るようになったのは、本来のクマの生息地がクマが棲めないスギの人工林にされたこと、残された自然林も大気汚染、地球温暖化、シカの食害などによって内部が大荒廃し、クマが棲めなくなったことです。

 

熊森は、あの手この手でこの20年間、人工林を少しずつ自然林に戻してきました。

11月12日、人工林を除去した跡地に、大阪西ライオンズクラブのみなさんが、熊森と共に恒例の実のなる木の大苗を植樹をしてくださいました。

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元人工林だった斜面に、ヤマザクラやシバグリを植樹

 

植樹後は、シカよけ柵を張ります。

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積雪時期を前に、網を外しやすいように工夫します

 

昨年春、皮むき間伐を施していただいたところです。

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スギの葉が枯れて、林床が明るくなってきている

 

1昨年、斜面の下の平地に実のなる木を植えていただいたところです。

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苗木が大きく育っている

 

兵庫県の樹医さんの話では、斜面と比べて平地は肥沃な大地となるため、植物の成長がいいそうです。国土の平地は、みんな人間が取ってしまっているため、人間のいるところでは植物は毎年良く育つわけです。

 

今年、クマたちが棲む冷温帯のドングリ種は実りがほとんどありません。しかも、兵庫県では、多くの所で、柿も不作年となっています。

 

一方、平地の暖温帯のドングリ種は良く実っています。冬籠り前のクマたちが、暖温帯のドングリを食べに来ることを認めてやってほしいものです。

 

大阪西ライオンズクラブのみなさん、今年も実のなる木の植樹をありがとうございました。

 

国は、ハンターを増やしてクマ・サル・シカ・イノシシを殺すこと、ジビエ料理を広めることばかりに固執していますが、人間としておかしくありませんか。奥山だけでも人工林を除去して、動物の棲める自然林を再生していただきたいものです。私たちは24年間、お願いし続けています。

11月17日のテレビ朝日報道ステーションによると、群馬県赤谷では、日本で唯一、林野庁による人工林の自然林化が始まったそうです。

獣害問題に対して、生息地復元で解決していただけるよう、国民が、もっともっと行政に声をあげていく必要がありそうです。

兵庫県クマ狩猟第1日目 兵庫県は、狩猟を駆除と表現したのか?! 本当なら、熊森怒り爆発

(追記)11月16日兵庫県担当者に確認したところ、県としては140頭駆除するなど言っていないのに、このようにマスコミに報道されて戸惑っているということでした。NHKに熊森が電話して、言葉の訂正をお願いしました。

 

以下、NHKオンラインより (11月15日NHKホット関西ニュース18:10~)

くまもりより 上をクリック後、特集レポート動画を視聴して下さい。

 

 兵庫県クマ猟解禁 初日は1頭を捕獲

クマ猟解禁 初日は1頭を捕獲

全国でクマに人が襲われる被害が相次ぐなか、兵庫県は、15日、ツキノワグマの狩猟を20年ぶりに解禁しました。
初日の15日は、1頭が捕獲されたということで、県は、1か月間で最大140頭のクマを駆除したいとしています。
ことしは、秋田県の山林で4人がクマに襲われて死亡するなど、クマの被害が増えていて、兵庫県内でも2人が大けがをしました。

 

人里近くでの目撃も相次ぎ、兵庫県は人的被害を防ぎたいとして、保護のため禁止してきたツキノワグマの狩猟を20年ぶりに解禁しました。

 

15日は、シカやイノシシなどの狩猟解禁日でもあり、クマが多く目撃されている県北部の豊岡市の山林にもハンターたちが次々と入り、周囲の音や猟犬の鳴き声などを頼りに、獲物を探しました。

 

兵庫県によりますと、初日の15日は、県西部の佐用町で1頭のクマが捕獲されたということです。

ツキノワグマの狩猟期間は1か月間で、兵庫県は、推定で県内に940頭生息するツキノワグマを、最大で140頭駆除したいとしています。

クマ猟を申請したハンター1人につき、1頭の捕獲を認めていますが、ハンターの間には、ツキノワグマに遭遇した際の対応に不安を訴える声も多く、兵庫県は、今後、駆除がどの程度進むか、状況を見守ることにしています。

 

(熊森より)

明日、県庁担当者に問い合わせます。狩猟を駆除と表現していたとしたら、県民だましもはなはだしい。許せないことです。狩猟と駆除は全く別物です。

 

狩猟というのは、山の中にいるクマを、スポーツやレジャーとして撃ち殺すもので、殺したクマの遺体はハンターの所有物になります。

 

駆除は、有害駆除と言って、人間の所に出て来たクマが被害を引き起こしたため、やむなくごめんなさいと言って殺処分するもので、殺したクマの遺体は、兵庫県では兵庫県森林動物研究センターが取り上げます。ハンターの物にはなりません。

 

明日、本日のニュースの、「駆除」は、兵庫県行政の言葉か、報道者の言葉か、確かめます。

 

第一、兵庫県のこれまでの説明では、今年度すでに12頭のクマが有害捕殺されていますから、狩猟で獲る上限は、128頭のはずです。本当に140と言われたのかも、明日確かめます。

 

本当に兵庫県が人的被害を防ぎたいのなら、狩猟を再開するのではなく、奥地のスギの放置人工林を伐採して、野生動物たちが棲める広葉樹林森を復元・再生すべきでしょう。野生動物が人里に出て来なくてもいいように、人間が破壊してきた奥山を、彼らに返してやればいいのです。

県内で残念ながら2件の人身事故が起きましたが、人間が音の出すものを持って歩いていたら、事故は起きていなかったと思われます。行政としては、そういう情報を、もっと地元の方々に伝えてあげて欲しいです。

佐藤八重治氏の講演によりますと、人身事故を起こしたクマの多くは、人間に痛い目に遭わされたことのある手負いグマだったということです。今回の狩猟再開で、手負いグマが何頭も誕生する恐れが十分にあります。

 

以下は、熊森本部に入ったメールですが、この方の言われる通りだと思います。

 

●私も熊を射殺する兵庫県知事の決定に反対です。熊は臆病な動物でその熊が人里に出没しているということは、山に熊の餌が不足しているからであります。
熊を全て殺さない限り、人への被害は抑えることが出来ないのではないでしょうか。山に熊の餌が不足しているのは人がお金になる針葉樹を植林し過ぎた結果であり、 熊に罪はないと考えます。

生態系を維持する為にも動物との共生を考えるべきではないでしょうか。山に熊の餌になる木を増やし、人は鈴を着けて行動する。
個体数の少ない熊を殺すなんてとんでもないことであると思います。どうか熊森協会のさらなる活動で、動物と人が共生していける社会が出来ることを祈ります。
それが人類が生き残れる条件でもあると私には思えます。

 

<猟友会員の方々からも、熊森本部に声>

 

「兵庫県は、なぜクマ狩猟を再開するのかさっぱりわからない。猟師仲間でも、反対している者が多い。兵庫県森林動物研究センターの研究員が論文発表をしたいがために、わしら猟師を利用して、データ集めをしようとしていると思う。何とか狩猟をやめさせたいのだが、仲間には声をあげることに慣れていない者が多い」

 

「兵庫県内の○○という熊肉販売店から、クマを獲ったらすぐに連絡してくれというお願いが、猟師たちに入っている。狩猟したクマが、どういうルートで動いていくのか調べたらどうか。店での販売価格は、100グラム2千円ぐらいだ」

 

「県は、クマを獲ったらすぐに森林動物研究センターに電話するようにといっている。指定場所に運んで待ってたら調査員が行くといわれても、そんなんめんどくさいやないか。電話せん奴、いっぱい出ると思うな。」

 

 

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