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カテゴリー「鳥取県」の記事一覧

兵庫・岡山:国が狩猟獣と定めているからと、頭数基準だけを見て山の違いを考慮せず、クマ狩猟

2017年度のクマ狩猟がどうなるのか、熊森本部は、東中国山地にある3県の各担当部署に問い合わせてみました。

 

8・31 兵庫県鳥獣対策課

今年もクマ狩猟を続行する。

狩猟と有害捕殺を合わせて、平成29年4月1日~平成30年3月31日までの1年間の上限殺数を134頭とする。

根拠・・・(県内推定生息数897頭×0.15=134頭)

 

(今年度のクマ狩猟の詳細は未定)

9月4日午後1時30分~兵庫県環境審議会鳥獣部会(於:のじぎく会館、傍聴可)で決める。

 

8・31 岡山県自然保護課

生息数増加により、17年ぶりに今年からクマ狩猟を再開する。

狩猟と有害捕殺を合わせて、平成29年4月1日~平成30年3月31日までの1年間の上限殺数を30頭とする。

根拠・・・(県内推定生息数205頭×0.15=30頭)

 

(今年度のクマ狩猟の詳細)兵庫県を参考にした。

ツキノワグマの狩猟期間は11月15日から12月14日までの30日間。銃猟のみ。

10月6日にクマ狩猟講習会を開くが、講習会に参加しなくても、銃猟狩猟者のクマ狩猟OK。他府県狩猟者もOK。

狩猟後狩猟者は最寄りの県民局森林企画課又は地域森林課に報告する。

専門員が駆けつけて、体重、体長、年齢(クマを見ればおよそ何歳かわかる)を測定する。クマの遺体は狩猟者が全てもらえる。

 

熊森:何故、上限が30頭なんですか?

岡山県:国のガイドラインに基づき、県内の生息数に捕獲上限割合(15%)を乗じて算出しました。
205頭は、平成28年末時点の県内の推定生息数(中央値)です。

熊森:数えたわけではなく、計算で出しただけの推定生息数の信憑性がまず問題です。次に、山の状態です。私たちは東北地方のクマの生息地を調査してきたばかりです。北海道よりは劣るでしょうが、それでも森の深さ、餌供給量は西日本の山とケタ違いに大きく、別の国の山かと思うほど豊かでした。一方、西日本の山は浅く、奥まで人間が入り込んでおり、開発もすさまじく、山が荒廃。餌供給量は非常に乏しい。いくら日本が中央集権国家だからといって、中央で決めた15%の値を全国一律に使用するのは間違っています。元々、環境省の指導が問題なのですが。全国一律に、スギ・ヒノキを植えよと言われて、スギ・ヒノキに向かない山にまでスギ・ヒノキを植えて失敗した拡大造林の過ちの繰り返しじゃありませんか。
兵庫県も岡山県も、ハンターにクマ狩猟を楽しんでもらうような場合ではありませんよ。地元の皆さんのためにも、クマが山に帰れるように森を復元することが、今一番にすべきことです。岡山県の検討会委員の中で、クマ狩猟再開に反対する委員はいなかったんですか?

岡山県:ひとりだけでした。

熊森:それは、岡山県が環境省指導に賛成する人ばかりを委員に集めているからですよ。もっと多様な意見の人を入れないと議論が深まらないし、政策決定を誤りますよ。1時間程度の講習会を受けたからと言ってどうということはないでしょうが、クマ狩猟の経験がない人でも自由に狩猟して良いなど、クマという動物を舐めすぎです。事故の元ですよ。

 

ちなみに、鳥取県はクマ狩猟を再開しないそうです。

理由は、山中にいるクマまで撃つのはおかしいと思うからだそうです。

一番まっとうだと、熊森は思いました。

 

☆東中国山地のクマ狩猟について、みなさんはどう思われますか。

3月10日 鳥取県支部総会&宮澤正義先生講演会

  この日は、春の嵐が吹き荒れる大変な一日でした。

 

午前中は、支部総会を持ち、午後からは、熊森顧問で、長野県在住86才の宮澤正義先生をお迎えして、「生き物と環境と私たち」と題した講演会を、開催しました。

 

あいにくの天候でしたが、それでも地元の大山町を中心として40名ほどの人が集まってくださり、先生のお話に熱心に耳を傾けておられました。

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ここ大山町は、その名の通り、中国地方最高峰の大山(だいせん)1729メートルの麓に位置し、北に日本海を臨む自然味あふれる土地柄です。大山はほぼ単独峰のため、クマが棲むには不適と見え、目撃情報も年に一度あるかないかです。
今回先生が特に強調されたことは、自然界の超頂点に立つ人類は、その自覚と節度と思いやりを持たなければならない。そうでなければ、人類の生存自体が、持続不可能となること。
漁業に携 わる人々は、海産物を収奪するばかりでなく、なぜ海がやせ細っていくのかその意味を考えてほしい。海は、山や里からの滋養によって成り立っている、などでした。
日頃、こうした科学的できっちりとした数字をもとにした話に慣れていない人も多かったようですが、それでも「こういう話を聞くことも大事だ」と、感心されて帰ってくださいました。
もっともっと多くの方に聞いていただきたかったというのが、感想です。
はるばる来てくださった宮澤先生、悪天候の中参加して下さったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
(鳥取県支部長)

3月25日「人とクマは仲良くなれるか」 鳥取のクマ生息地で講演会

くまもり鳥取県支部主催の講演会「人とクマは仲良くなれるか」が、鳥取のクマ生息地で開催されました。前半は、クマとの共存をめざす兵庫県のある地域のリーダーからの発表、後半は、鳥取県庁担当者が、クマ被害を防ぐにはどうしたらいいかという発表をしてくださいました。

主催者を代表して、くまもり鳥取県支部長のあいさつ

参加者は60名で、3分の2は地元のみなさん。「クマなんか殺してほしい」という声もいくつか出されました。鳥取県の地元のみなさんと対話の場を今後も持ち、双方が学び合い、協力してクマ問題の解決へもっていきたいです。

個体数調整の撤回を求めて、鳥取・岡山・本部3県のくまもりが合同で、鳥取県庁へ ② 9/ 28

次に、県庁記者クラブに行って、本日、「鳥取県ツキノワグマ個体数調整導入の撤回を求める意見書」を、公園自然課、自然環境保全担当者に提出してきたことを伝え、記者会見をしました。

熊森は、「県は、公聴会で反対者がいなかったから個体数調整を導入することにしたと言っているが、名簿を見たら、反対するような人をはじめから誰も呼んでいないのだから、反対者がいなくて当然。熊森鳥取県支部のように、猛反対している人たちもいるということを、県民に伝えてほしい」と訴えました。40分間の記者会見後、関心を持ってくださった記者さんらと、個人的にいろいろ話し合えてよかったです。

最後は、議員歴40年、議長もしたことがあるという県会議員さんと懇談しました。「鳥取の山が荒れて大変なことになっている。スギの人工林を間伐して、広葉樹を増やさねばならない。紀伊半島豪雨でも、崩れているのは人工林がほとんどで、あのようにならないように早急に取り組まねばならない。このようなことは、今や、鳥取全県会議員の共通認識となっている」と教えて下さり、この点では熊森と意見が完全に一致しました。

しかし、クマのことになると、「去年のように人里に出て来てもらったら困るから、個体数調整をして減らさねばならない」と言われました。同席された非会員の鳥取県民も、「鳥取に住んでいたら、やっぱり、クマはこわい。奥山を動物が棲める山に復元して出て来ないようにしようという話ならわかるが、クマを殺すなから始まる話は、聞けない」と、率直に言ってくださいました。

この日、熊森と意を異にする方々にお会いして、いろいろと示唆を受けました。これからの活動に生かしていきます。それにしても、鳥取県支部や岡山県支部の方々の、個体数調整など絶対に許さないという思いの強さや本気の発言に、本部から駆け付けた3名は胸が熱くなりました。

今後は、メディアが行政からの一方的な情報や考えを流し続けて国民を洗脳してしまっているこの国で、クマという動物の本当の姿や、個体数調整という殺し方の狂気を、どうしたら人々にわかってもらえるか考えていかなくてはならないと思いました。

鳥取県がクマへの個体数調整導入を撤回してくださるまで、熊森は訴え続けます。

個体数調整の撤回を求めて、鳥取・岡山・本部3県のくまもりが合同で、鳥取県庁へ ① 9/ 28

鳥取の山々です。人工林率54、4%というすごさです。もちろん、林内は砂漠化しています。

自然林を見つけました。よく見ると、ナラ枯れがすごい。「こんな山では生きられない」・・山の動物たちの悲鳴が聞こえてきそうです。いずこも同じ。

鳥取、岡山、兵庫の3県県境に位置する東中国山地のクマに、個体数調整名目の捕殺が導入されようとしているのではないかと、危機感でいっぱいになった熊森は、3県合同で鳥取県庁を訪れ、自然環境保全担当者らと90分にわたり話し合いました。

鳥取県は、ツキノワグマの絶滅を止めようとして、2007年に狩猟禁止令を出し、同10月にツキノワグマ保護管理計画を策定しました。しかし、2010年の異常凶作年秋に、多数のクマが人里に出て来て、有害獣として、44頭が捕殺されました。その他に、イノシシ罠に54頭が錯誤捕獲され、これらは放獣されました。

㈱WMOに、鳥取県のクマ生息数を調べてもらったら、今年3月末に、推定250頭~400頭という回答を得たそうです。そこで、鳥取県の担当者らは、絶滅を止めるためのこの3年間のできるだけ殺さないという方針を一転させ、多すぎるから、個体数調整を導入して、2009年の生息数まで減らすことに決めたのだそうです。

クマは、絶滅の恐れありとして、ワシントン条約でも国際的に保護が決められている動物です。熊森は、「去年、人里に多くのクマが出て来たのは、クマ数が多かったからではなく、山に食べるものがないという異常が起きたからである。クマを殺すのではなく、最近度々このような異常を起こすようになった山の方を、何とかしなければならない」として、何の被害も出していないクマまで、個体数調整名目で殺すという発想のクレージーさ、他生物の生命軽視、動物愛護喪失を指摘し、撤回していただくように訴えました。しかし、担当者のみなさんには、残念ながら全く理解していただけませんでした。熊森は、推定250頭~400頭の根拠となったデータを頂きたいとお願いして、この日は別れました。

今年のクマの目撃数は、去年と比べて格段に少なく、今のところ、イノシシ罠に錯誤捕獲された数頭のクマを放獣しただけだということでした。子グマはまだ1頭もかかっていないそうです。担当者の皆さんには、お忙しい中、お時間をとっていただきありがとうございました。

自然環境保全の部署までが、人間の都合しか考えないなら、この国の行政に、野生鳥獣のことを考える部署は皆無です。

鳥取県原則クマ殺処分問題への対応速報

くまもり鳥取県支部は見出しの問題について、今朝10時、急遽、支部長以下支部員らが鳥取県庁にクマ対応の方針転換を求めて駆けつけました。しかし、担当部署は午前中は会議で、午後からでないと会えないということでした。午後1時からの面会に期待します。詳細が入り次第、ご報告します。

2月26日鳥取市での熊森顧問宮澤正義先生講演会に70名

今年1月84才になられた長野県の宮沢正義先生。元気いっぱい、全国熊森支部を長時間講演、長時間質疑応答にまわってくださっています。本日さっそく、先生から本部に、講演報告書が届きました。今回の鳥取市講演には、クマ生息地の地元の方々や役場の方々も多く参加され、大変好評だったようです。写真が届き次第、アップさせて頂きます。宮沢先生は、3月は山梨県支部で、4月は関東支部で、それぞれ講演が予定されています。先生に、今後も全国各地をまわっていただきたいですね。

2011年2月26日(土) 鳥取県支部 宮澤正義先生講演会

2011年2月26日(土) 鳥取県支部 宮澤正義先生講演会

2010年、鳥取県でもクマが夏から次々に人里に現れ、捕獲数は117頭に上り、その内、補殺数38頭、放獣数79頭(内誤捕獲47頭)となりました。人 里へ現れたクマをなぜ殺してはいけないのか、クマが自然の中でどのような重要な役割を果たしているのかという事を、20年間10頭のツキノワグマと共に家 族として過ごされてきた宮澤正義先生から、鳥取県の皆さまにお話頂きます。ご家族、ご友人をお誘い合わせの上是非ご参加ください。

日時:2月26日(土)
13:30~15:30 宮澤正義先生 講演
15:30~16:00 質疑応答

場所:鳥取市文化センター
対象:会員および一般
主催:日本熊森協会鳥取支部
連絡先: 圓田章三 支部長
TEL:080-5614-1397/085-858-4043
FAX:085-858-4043

チラシはこちら

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