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カテゴリー「石川県」の記事一覧

本部・石川県支部 白山トラスト地及び周辺の調査に入る 6月29日

6月29日、本部8人と石川県支部8人は、研究者と共に白山トラスト地22ヘクタール及びその周辺の山の調査に入りました。

当日は天気も良く、前回の岐阜県の奥飛騨トラスト地に続いて下層植生が生い茂り、多様性豊かな森を見ることができました。

s-ギャップ

トラスト地は、極相林に近い森です。100年たってもこの景観が保たれます。それぞれの遺伝的な木の高さをもった木が生えており、高木層、亜高木層、低木層、草本層という形できれいに光配分ができているので、一面が緑色でした。

s-ハイイヌガヤ

この山にはまだシカが入っていないこともあり、兵庫県ではもうほとんど見ることができないシカの大好物ハイイヌガヤの群生があちこちに残っていました。 s-虫の食痕

奥飛騨ではほとんど確認できなかった虫たちの食痕が、ここ白山では驚くほど多くの葉に見られました。

しかし、この時期は蝶々がたくさん飛んでいる時期であるにもかかわらず、ほとんど飛んでいませんでした。やはり、昆虫が豊かに生息しておれる状況ではなくなっているのかもしれません。

s-桑の実

 

クマが大好きな桑の実がたくさん実っていました。夏の木の実はクワぐらいしかなく、クマにとっては貴重です。

s-今年のクマハギ

今回、石川県支部スタッフの皆さんが、大雨の中で事前に調査をしてくださっており、みんなで今年のクマハギを見ることができました。白い部分がクマの歯跡です。

s-チシマザサ(グレード8)

ここにはササも多く生えていましたが、奥飛騨トラスト地でも一斉開花が始まってきているので、10年後にこのササが残っているかどうかは、研究者の先生にも分からないということです。

s-HPの画像

白山連峰にはまだクマが住めそうな場所がたくさん残っていると感じ、安心しましたが、地球温暖化や、酸性雨、農薬関連の化学物質などによって、地球環境が激変していっている今、10年後にこの森がどうなっているのかという気がかりも残りました。

 

また、白山では、場所によっては、2005年あたりから、ミズナラなどの広葉樹の巨木の枯れがすさまじく、森が消えてしまうんだろうかと心配していましたが、今回調べてみると、更新稚樹があちこちで育ってきていました。自然界はすごいです。

 

本部・石川県支部 交流会 6月28日

石川県支部が結成されて8年です。石川県支部から、本部スタッフの皆さんと交流したいというお声かけをいただき、本部から6名のスタッフが、1泊2日の日程で、車で石川県まで行ってきました。予想外に多くのみなさんが集まってくださり、びっくり。(写真中央が、支部長)

 

s-IMG_6053

残念ながら、森山会長は多用のため、参加できませんでしたが、とてもいい交流会になりました。お集まりくださったみなさん、お世話してくださったみなさん、本当にありがとうございました。これからも、年に1回は、このような交流会を続けていければいいなあと思いました。

クマ駆除隊が捕殺したクマ遺体の利用禁止を求めて くまもり本部・支部が金沢市・石川県の行政回り

(1)金沢市役所 森林再生課

 

<金沢市猟友会クマ駆除隊が、捕殺したクマの遺体を長年利用していたことが判明>

s-DSC_0023

中日新聞に、「県猟友会金沢支部 熊の胆無許可販売、県が調査 理事会で中止決定」の記事が出た5月20日当日、金沢市役所の熊駆除担当課である森林再生課では、金沢猟友会支部長らを呼んで、

「これまでクマ駆除隊が捕殺したクマの遺体は利用していないと言われていたのに、どういうことなのですか」

と尋ねられたそうです。支部長らは、実は長年、熊の胆を乾燥させて猟友会内で班長達に売っていましたと話されたそうです。

注:金沢猟友会員は180名で、そのうち熊駆除隊員は113名。

 

金沢市行政は、これまで、外部に対して、

「金沢市は、クマ駆除隊が捕殺したクマの遺体が利用されないように、行政が責任を持って焼却場にまで立ち会って確認しています」と公言されてきたのですから、

●①「実は、利用されていたことが判明しました」

と、県民や国民に謝罪されると同時に、②どうしてこのようなことになったのか、行政内部で調査をされて、真相を発表されるべきだと思いました。

 

 

(2)石川県庁薬事衛生課

<薬事衛生法に違反するようなことはしていないと猟友会金沢支部長が言ったから違反なしと、結論していた>

s-DSC_0039

 

クマ駆除隊は、数名から10名までで組まれるそうですが、駆除に参加しなかった多くの猟友会員たちにまで熊の胆が売られていた事実は、すでに自家消費の範囲を超えており、薬事法に違反していると、私たちは思います。しかも、猟友会内の班長に売られた熊の胆が、その後、外部に一部流通しているという情報を、私たちは得ています。事実なら、明らかな薬事法違反です。

第3者への聞き取りや、猟友会内の会計帳簿提出など、証拠となるものを集めて、調査と呼べるような本格的な調査をしてほしいと、わたしたちは要望しました。

これを受けて、現在、薬事衛生課は本格的な調査を展開中だそうで、全容が出たらご報告いただけるということです。

 

ちなみに、金沢市の薬局では、熊の胆が1グラム12000円で売られていました。熊の胆は、成分が解明され、すでに合成薬品が作られています。クマを殺して、熊の胆を得ようとしないで、使いたい人は、安い合成薬品を買っていただきたいです。

 

(3)自然環境課

<石川県は、クマ駆除隊が捕殺したクマの遺体は、法に反しないように処理するように指導→今回違反?>

s-DSC_0030

石川県では、平成14年以来、クマが殺されるのは、狩猟と個体数調整の2種のみになりました。個体数調整というのは、クマが増えすぎないように、年間上限数を決めて、クマの生息地に入って行って、猟友会員たちが銃や罠でクマを殺すことです。個体数調整名目でクマが殺されるのは、主に3月や4月です。これは、この時期が、熊の胆が一番大きいため高く売れることと、雪解け直後の落葉広葉樹の木々がまだ芽吹いていない時期は、一番クマを獲りやすい時期だからです。いわゆる「春熊狩りの復活」になっていると、わたしたちは感じました。

 

自然界の生き物たちは、本当に人間が殺し続けないと数が増えすぎてしまうのでしょうか。そのような論文やデータがあるのか尋ねると、そういうものはないが、これまでいなかった能登とかでクマが目撃されるようになってきたなど、熊は増えすぎていると考えられるので、毎年一定数は殺していかないとダメだという、担当者のお考えでした。ちなみに平成25年度の捕殺上限数は、96頭だそうです。(石川県のクマ生息推定数は、600頭~800頭とされているそうです)

 

また、個体数調整したクマの遺体は、法に反しないように処理することと指導しているということでした。(利用を禁止する法律は、日本にはありませんから、利用してよいということになります)それでは、1年中狩猟してよいのと同じことで乱獲されるのではないかと、疑問を投げかけたところ、捕獲上限数を決めているから大丈夫ということでした。(野生動物が何頭いるかなど、人間には絶対にわからない上、猟友会金沢支部の事例からもわかるように、人間が正確に報告しないこともあることを、考慮すべきだと思いました)他県は、有害捕殺したクマの遺体は、埋葬または焼却処分し、利用しないように指導しているところが多いので、石川県のクマ行政は、かなり他県と違うと感じました。

 

私たちは、山の中で静かに暮らしているクマまで殺しに行かなくてもよい。そのような考えでは共存できないと考えます。自然界のことは、人間にはわからないことでいっぱいです。どちらの対応が正しいのか、これからも意見交換を続けていきたいと思いました。

 

☆各行政のみなさん、お忙しい中お時間を取っていただき、どうもありがとうございました。

「里グマ」出没注意を! 県外からの密猟者情報も 福井県

2013.4.11 産経ニュースより

 山菜採りやハイキングシーズンの到来に伴い、冬眠から覚め活動が活発化するツキノワグマと遭遇する危険性が高まることから県は10日、自治体関係 者らによる出没対策会議を開き、人身被害防止対策などを確認した。石川など隣府県では通常いなかった里地で繁殖する「里グマ」の出没が増えているため、県 内でも注意が必要としている。また、奥越などでは県外からの密猟者情報もあり、注意を呼びかけている。

 

県によると、平成24年度の出没件 数は前年度の124件(捕獲数5頭)を上回る143件(6頭)。うち5、6月は出没件数が61件と多い。「多いだけでなく思わぬところに出てくる。大学の キャンパス付近や通常いない所に出てくる」(県自然環境課)。理由としては繁殖期で雄が雌を求めて放浪的に出てくるためで注意が必要という。

 

とくに嶺南が35件を占めている。「同じクマが繰り返し出没しているとみられ、近隣の滋賀県などでも同様に出没しており、即時対応が必要」(同)。事故も2年に1回起きており、今年は危険性な年で、入山者は注意すべきだという。

 

また、京都、石川など隣府県では里グマが増えており、県内でも春先早い時期に親子グマなどが里地に出てくる場合の通報を呼びかける。同課は、県内では、小学校の裏山などでの生息情報があるという。

 

<熊森から>

なぜ、クマたちが、里山でひんぱんに目撃されるようになってきたのか。

奥山の荒れぶりを見ていると、クマが増えすぎて奥山からはみ出してきたんだろうというような単純な見方では、判断を間違うと思います。

5月29日 本部と熊森石川県支部・・・金沢市猟友会が猟期外に捕殺したクマの遺体を利用していた問題について、徹底調査を金沢市と石川県に依頼

<加賀市の場合>

平成17年度の石川県加賀猟友会総会風景が、同猟友会会員の個人ブログにアップされたとき、私たちは目を疑いました。

そこには、有害駆除したクマですとのコメント付きで、乾燥させた「熊の胆」の写真が並び、会員の皆さんの入札で販売されましたと書かれてあったからです。しかも、そのブログには、会場で挨拶する警察官の姿もアップされていました。

薬事法違反ということで、石川県薬事衛生課の指導により、このブログは直ちに取り下げられました。

s-加賀2縮小版 (1)

 

「優しい雷」という名のブログによると、当時、石川県薬事衛生課は、「優しい雷」氏の質問状に対して、文書で、

「熊の胆」の入札販売行為は、無許可無承認の医薬品の販売にあたり、薬事法に違反することから、薬事衛生課から石川県猟友会加賀支部に対し、今後、当該行為はしないよう指導いたしました。

との回答を寄せたとのことです。

 

野生動物を殺さない国をめざしている当協会としては、狩猟期間(11/15~2/15)に獲ったクマの遺体を猟友会員が利用することは現時点ではやむを得ないが、有害駆除(許可さえ得られれば1年中実施可能)したクマの遺体を利用することは、絶対に認めてはならないと考えます。

 

なぜなら、クマの遺体は他の動物の遺体と違って、大変高く売れるからです。

毛皮、肉、なかでも「熊の胆」は、漢方薬として、金並みの値段で売れるため、有害駆除したクマの遺体の利用を認めると、何の害もないクマまで、「有害とみなしたので獲っておきました」となって、クマが乱獲されることが十分予測されるからです。

ワシントン条約でも、(これまで人類は各地でクマを絶滅させてきた経緯がある)今、行動しなければ、クマを絶滅させる恐れがあるとして、クマの身体部分の取引は厳しく制限されています。

 

もちろん多くの自治体で、有害駆除したクマの遺体は、埋葬または焼却処分するようにという指導がなされ、利用できないようになっています。

 

加賀市猟友会には県の指導が入ったからいいものの、石川県の他の市は大丈夫なんだろうか。

 

<金沢市の場合>

当協会石川県支部が金沢市に問い合わせたところ、金沢猟友会のクマ駆除隊に焼却・埋葬処分を任せているというのが、当時の答えでした。

たまたま当協会支部員たちが猟期外の時に、金沢市猟友会が有害駆除したクマの遺体を利用しているのではないかと思える光景を目撃したこともあって、猟友会に任せないで指導監督してほしいと要望した結果、金沢市は今後、2010年10月初旬から、有害駆除したクマの遺体は、猟友会任せにせず、正規市職員を立ち会わせ、確実に焼却処分を行うことにしたと発表。

クマ保護を願う人たちから、金沢市は拍手喝采を浴びました。

 

しかるに、今年5月20日の中日新聞には、<金沢猟友会は>支部で長年、(有害駆除した)熊の胆を製造して、許可なく会員など一般に販売してきたが、薬事法違反とは知らなかったと釈明し、理事会で一般への販売取りやめを決めたと、いう記事が出ました。????

 

この記事が出るや否や、石川県地元の北國新聞が、直ちに翌日の5月21日、反論記事を掲載。

金沢猟友会が行っていた熊の胆売買は、会員間での売買であり、自家消費にあたる。違法性はない。(金沢市担当者に問い合わせると、北國新聞記者からの取材は何もなかったとのことです。北國新聞は、取材もせず、猟友会擁護の記事を直ちに書いたことになります。どういう関係????)

しかも、<金沢猟友会は>、「これまでの販売は、誤解を招きかねないため、今後は、製薬会社など業者への販売を検討する」と言っているとのこと。

 

熊森本部と熊森石川県支部は、5月29日、

 

①この問題の徹底調査、

②有害駆除したクマの遺体の利用禁止、

③行政担当者による遺体の焼却立会いの徹底、

を求めて、担当部署である、

 

(1)金沢市森林再生課、

(2)石川県自然環境課、

(3)石川県薬事衛生課を訪れました。  つづく。

 

 

16日早朝、金沢市の中学校にいたクマは、麻酔銃で眠らせて山へ放すべきだった 

石川県は、全国で初めて、クマに対して個体数調整を導入した県です。この、個体数調整という殺し方は、野生動物にとって、大変理不尽で問題のある殺し方です。

これまで、クマは、狩猟か有害獣駆除かのどちらかで殺されてきました。狩猟は趣味のハンティングであり、狩猟期間が決められています。

有害駆除は、クマが農作物を食べたなど、有害とみなす理由があって殺すものです。

 

ところが、個体数調整というのは、人間がクマの個体数を調整するという名目で、生息地の中に入っていって何の害もないクマを殺すものです。石川県に何頭クマがいるかなど、正確には誰にもわかりません。何頭いたらいいかも、人間にわかるものではありません。わからないのに何もしていないクマを殺すのです。クマたちの命への尊厳が少しでもあれば、できることではありません。

 

今回の事件ですが、なぜこのクマが、午前3時半に、北陸新幹線の工事をしている所まで出て来たのかという問題です。

単に迷い込んだだけかもしれませんが、他にも考えられる理由があります。今年、3月~4月にかけて、奥の山で個体数調整として、金沢市だけで9頭のクマを撃ち殺しています。

以前聞いたところでは、ダム湖に船を浮かべて、その船に乗って、奥山へ個体数調整に入るのだそうです。いわゆる、春グマ狩りです。この時期は、雪が消え、まだ若葉が出ていない時期であり、クマたちが棲む落葉広葉樹林の中が一番見渡せる時期です。つまり、一番、クマを見つけて撃ちやすい時期なのです。しかも、この時期は、熊の胆が一番大きく、何十万円もの高値で売れる時期でもあるのです。

猟友会員たちが、冬ごもりからやっと覚めたクマたちを追いかけることによって、クマたちはここに居ては殺されると危険を感じ、里の方に降りて来たのではないかとも考えられます。

 

金沢市の担当者に電話で聞くと、今回、担当の獣医師をたたき起こして、麻酔剤の調合をしてもらっていたということです。金沢市は、クマなどの大型野生動物用の麻酔銃を保持しているそうです。市の担当部署としては、このクマを捕獲して、金沢の奥山に放獣しようと思ったのだそうです。しかし、クラブの早朝練習の生徒たちが登校する時間になってきたのに、獣医さんが来るのが遅れたので、仕方なく射殺したと言われていました。5月~8月の期間に、さらに個体数調整枠として、金沢市では石川県から10頭殺していいと割り当てを貰っていたから、それを使って射殺したということでした。

 

<熊森から>

金沢市がそこまで考えておられたのなら、人間は言葉を持っているのですから、学校の周りを車で回って、拡声器で、今、校庭にクマがいるので獣医さんが来るまで登校しないようにと呼びかけてもらったら、解決した話ではないでしょうか。それをせずに、さっさと殺してしまった金沢市。個体数調整捕殺枠があることによって、安易に射殺したのではないかと感じました。個体数調整を県に導入した石川県に猛省を促したいと思います。

 

石川県は、クマ肉や熊の胆が高く売れる地域です。心配になったので、念のために、市の担当者に、殺したクマの遺体は、その後どうなったのかたずねました。

以前、石川県民らが、石川県内のある市で、有害駆除したクマの肉を、行政や、新聞記者、警察などみんなが、猟友会員らから口止め用に?分けてもらっているのを見たことがあるからです。(焼却することになっているのに、実際はしていなかった)

また、狩猟期でもないのにクマを殺して解体している猟友会員らの現場を、たまたま見てしまった人たちもいます。

隣の福井県は、クマとの共存をめざして、出て来てはいけない所に出て来たクマはつかまえて、居てもいい所にドンドン放獣してくださっています。一方、石川県は、捕まえたクマはすべて殺すことにしています。この違いは、何でしょうか。

 

今回、金沢市の担当者が言われるには、大きくて焼却炉に入らなかったため、体をいくつかに切り分けて、焼却したということでした。漢方薬として高く売れる熊の胆のことも、売られていないか心配になったので聞いてみましたら、これが熊の胆かとみんなで確認してから、こちらも焼却したということでした。

 

最後に、今回の射殺場所は、学校であり、全生物の命の尊厳を生徒たちに教えなければならないところです。今回の金沢市の対応は、教育上からも問題です。熊森は、金沢市、石川県、環境省に、抗議文を送ります。

 

 

石川県七尾市で目撃されたツキノワグマについて

石川県では、以前、能登半島にはクマはいないと言われていましたが、昨年度、能登半島にある七尾市では5件のクマの目撃情報が寄せられているそうです。

514日の地元新聞によると、今年5月にも、七尾市では山間部で3件の目撃があり、ドラム缶型クマ捕獲檻3基を設置することになったということで、捕獲檻の写真が大きく載っていました。

 

熊森は心配になってきて、捕獲されたクマがどうなるのか、七尾市や中能登農林事務所などの地元行政にさっそく電話で尋ねてみました。石川県では、いったん捕獲されたクマには殺処分以外の選択肢はないという答えでした。

お隣の福井県では、居ては困る所に出て来たクマは捕獲後、本来の生息地にさかんに放獣してやっています。クマという動物が、日本の国土で、人間と共存できる動物であることを理解し、無用の殺生は避けるという、生き物に優しい対応をされているのです。

放獣しないと言われている石川県でも、昨年度、研究用の学術捕獲では、3頭を放獣しています。

 

今回の七尾市のクマは、本来のクマ生息地から移動してきたと思われます。山間部におとなしくいるだけなので、捕獲しても殺さずに、元の生息地に返してやっていただけないものか。14日、熊森と、行政各部署との交渉が、夜まで続きました。

七 尾市行政としては、クマなど見たこともないということで、対応に戸惑っている感じでした。行政ですから、万一、住民に何かあれば大変だと思うのは当然で しょう。七尾市民のなかには、マスコミによって、クマは凶暴という間違ったイメージを植え付けられている方もあり、早く捕まえてほしいと思う人がいるのは当然でしょう。そ れぞれの立場の方々の気持がわかるだけに、熊森としても考え込んでしまいました。

 

熊 森は、野生動物の個を守るのか、個体群を守るのか、種を守るのかなどと、追究して来る人もいます。しかし、そんなことは分けて考えられるものではなく、や はり、生物の多様性を守るためには、無用の殺生をしないことが必要で、一頭一頭の命の大切さ、尊厳を訴えていくことが、共存の基本であると考えます。

今回、石川県の地元行政の方たちと長時間話し合って、人間として共感できるところが実にたくさんありました。また、石川県のクマ対応の実態についても、今まで以上に見えてきました。新聞情報の、不正確で読者に誤解を与える部分も問題でした。

こ ういう食い違いは、お互いに、よく話し合わずに一方的に判断して進めることによって、生じています。人間と人間、じっくり話し合えば、ほとんどのことは、 理解しあえるのではないかと、改めて、人間という動物に信頼感を持てた石川県行政の方々との話し合いでした。長い時間、根気よくいろいろと本音を話してくだ さった行政のみなさんに、感謝します。

 

<七尾市で目撃されたツキノワグマについてわかったこと>

5 月11日(土)に、市民がクマを目撃し、警察に通報した。土曜日であり、行政がお休みのため、警察情報を元に、新聞記者が行政に取材せずに記事を書いたの で、事実と違っている部分が何カ所かある。記事中のドラム缶型クマ捕獲檻の写真は、以前、万一に備えて七尾市が何台か購入した時の古い写真で、今回目撃さ れたクマを捕獲するために設置したものではない。

今回目撃されたクマは、山中におり、捕獲罠は、かけていない。中能登農林事務所としては、行政が休みの日に緊急事態があれば、捕獲許可を出せないので、今回目撃されたクマとは関係なく、3頭の捕獲許可を申請していただければあらかじめ捕獲許可を出しておきますと七尾市に伝えてある。捕殺のための捕獲が必要な緊急事態かどうかは、石川県では長年の経験がある猟友会の捕獲隊長が判断する。今回目撃されたクマは、おそらく緊急事態と判断されないだろう。捕獲許可をもらっていても、必要がなければ、一頭も捕獲しないでその年を終えることもある。石川県は、クマの※個体数調整を導入しているので、捕獲されたクマは、捕獲上限数に達していない限りは、捕殺する。(以上)

 

個体数調整 の問題については、別の機会に書きたいと思います。

石川県金沢市市長選公開アンケート

2010年11月28日に投開票日を迎える、石川県金沢市長選挙立候補者の皆様へ、当会石川県支部より公開アンケートを実施いたしました。
実施アンケートの内容と回答結果

富山県魚津で実のなる広葉樹の植樹会  

11/3 実のなる広葉樹の植樹会 を富山県魚津市にて開催しました。

ツイッターを見て初めて参加したという方々も現れて、大いに盛り上がりました。

「どうしても撃つというのなら、私を先に撃ちなさい」 体を張って違法罠にかかっていた1頭のクマの命を救った、

故富山県亀田支部長の意志を引き継いで、

私たちは北陸の森の再生に取り組んでいきます。
テレビ局や新聞社が取材に来てくれました。

詳細はくまもり石川のBlog

中日新聞:クマ出没防止へ “ドングリ作戦” 『日本熊森協会』石川県支部

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20101004/CK2010100402000130.html

より抜粋

クマ出没防止へ “ドングリ作戦” 『日本熊森協会』県支部

2010年10月4日

クマの餌となるドングリを拾い集める会員ら=能美市で

集め山奥へ 餌不足解消狙う

県内の住宅街などでクマ出没が相次いでいることを受け、自然保護団体「日本熊森協会」県支部が、クマの餌となるドングリを山奥に運ぶ活動に取り組んでいる。クマが人里に近づく原因とみられる山中の餌不足解消を試みる取り組みだが、支部は「多くの人に協力してほしい」と呼び掛けている。 (斎藤雄介)

九月末から、能美市の辰口運動公園や和田山・末寺山史跡公園でドングリ集めを開始。三日も、会員ら十五人が両公園で実を拾い集めた。

これまでに集まったのは百三十キロ以上。近く同市内の山奥に置いてくる予定だが「ドングリを届けるのは、あくまで緊急措置」と三井明美支部長=小松市有明町=は話す。

支部によると、クマの市街地出没が増えたのは、ナラ枯れやブナの実の凶作などで、クマの餌が減ったことが原因とみられる。支部は、餌となる木の実を付ける木の植林など「抜本的な対策が必要」としている。

三井支部長は「人里に現れたクマを駆除するだけでは、問題の解決にはならない」という。緊急措置とはいえ、有効な手段と考えるドングリ集めへの協力を求めている。問い合わせは三井支部長=電090(1319)1957=へ。

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