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速報:とよが四足で立ち上がり、少し歩きました!

西日本は台風接近で大変です。こんな中、申し訳ございませんが、とよの病状を心配してくださっている全国のとよファンのみなさまに、速報ニュースを流させてください。

 

本日8月14日、とよが四足で立ち上がり、少し歩いたのです!

こんなことってあるのでしょうか。

動画をお見せできなくて残念ですが、以下、その時の写真です。

 

四足で歩くとよ 8月14日

 

とよのこんな姿を見たのは1か月ぶり。最初は目を疑いました。

何かのまちがい、ぬか喜びの可能性がありますが、とにかく事実につき、みなさんにお知らせします。

今回きりかもしれませんが、喜んでください。

 

とよは、8月7日から1週間ステロイド剤を投与してみたものの、後肢の改善は全くなく、昨日8月13日、ステロイド剤の投与を打ち切ったところです。

 

安静にするため、このところ、とよを閉じ込めております。

イライラするのか不安なのか、せっかく作ってやったバルコニーを、とよは毎日、壊してしまいます。

熊森職員とお世話隊は、毎日床板を買いに出かけて、修理に追われてきました。

とよにかじられたバルコニーの床

 

以前、とよが囚われの身であった時、気分転換のために与えていた樹木スライスを思い出しました。

とよはこの板を、毎日、粉々になるまで齧り続けて精神を保っていたのです。

チェンソーを使える会員のボランティアさんにお願いしたところ、すぐに昨日、たくさんのスライスを作って持ってきてくださいました。

 

幹のスライスの匂いを嗅ぐとよ

 

また、本部が熊本県の上田支部長に、投薬がスムーズにいくように蜂蜜を頼んでいたところ、こちらのほうも昨日、重くて持てないほど大量の蜂の巣を送ってきてくださいました。

 

お盆返上で連日出動の熊森職員やお世話隊のみなさんと言い、ほんとうにみなさん、ありがとうございます。

 

おかげて本日獣舎に出向くと、バルコニーの床は初めて無事でした。

代わりに、樹木幹のスライスは、見事に粉々になっていました。

 

もう一生、とよは下半身マヒで生きるしかないと誰しもが思い、身体障碍グマのための獣舎改築を考えていた私たちの前で、本日、バルコニーに出ていたとよがゆっくり立ち上がり、四足で歩いて獣舎に入って行ったのです。

 

今回限りかもしれませんが、みなさん、一緒に喜びあいましょう。

今飲ませている薬は、抗生物質と胃の保護剤だけです。

とりあえずのお知らせでした。

 

台風直撃下の皆さん、お気を付けて下さい。

本部はこの後、台風にみまわれます。

とよの治療経過を報告

7月16日、大好きなブドウも大好きな山菜のミズも食べず、立てなくなっているとよを発見。犬のような格好で寝ていた。お腹が激しくけいれんしていた。尋常ではない。

 

とよを診に来てくれる獣医さんを必死に探し続けたけれど、なかなか見つからなかった話など、この後のことは、8月3日のブログに書きました。

とよは、寝室に寝たきりで4日間出て来ず、与えたものも食べようとしませんでした。

びっくりしたのは、後肢2本が動かなくなって、アザラシやトドのように、後肢を引きずって歩きだした姿です。

この歩き方は骨折ではなく、椎間板ヘルニアかなんかで脊髄が何らかの炎症を起こしている可能性があるというのが、獣医さんたちの一致した見解でした。

とにかく炎症を抑えて、痛みを取ってやらねばなりません。

 

第1週抗炎症剤投薬開始 

抗炎症剤プレビコックス1日1回2錠+胃保護アルジオキサ(粉末)1日2回

7月25日(木)~7月31日(水)

投薬2時間後、寝室から出て来て排泄し、プールに入った。

抗炎症剤が効いて痛みが取れたのかもしれない。

〇旺盛な食欲が戻る。排泄も順調。

〇表情が穏やかになり、くつろいだ感じになる。

 

痛みが消えたのか、くつろいだ表情に

おぼれ死なないように水位を下げたプールに入る、とよ

 

×後肢の足の甲を付けて(脊髄損傷サイン?)、前足2本の力だけで歩く。

 

第2週抗炎症剤投薬続行 

抗炎症剤プレビコックス227を1日2錠+胃保護サイトテック朝夕1錠ずつ

8月1日(木)~8月6日(火)

〇旺盛な食欲。排泄も順調。

以前のようにペロリと平らげるようになった

 

〇引き続き、表情は穏やか、くつろいだ感じ。

×後肢の動きが、ますます悪化してきた。

 

ここで、室谷会長以下本部スタッフたちは、獣医師から詳しい説明を受けた。

脊椎骨、椎間板、脊髄、神経のモデル

 

後肢2本が動かなくなったのは、脊髄に腫瘍ができたか、はみ出した椎間板などが脊髄を圧迫して脊髄に炎症が起きているから。

 

犬なら、採血して白血球が正常である(=菌に冒されていない)ことを確かめ、ステロイド剤を投与する。菌に冒されていた場合、ステロイド剤投与で菌が活性化するため良くない。また、ステロイド剤は副作用があるため長期間投与すべきではない。

治る場合は3日間で劇的に回復する。

治療期間中は、脊髄を刺激しないよう、出来るだけ背骨を動かさないように安静にする必要あり。

上下運動が一番脊髄に負担をかけて炎症を拡大させるため、プールに出入りするのは厳禁。

 

3日間で治らなければ、犬ならレントゲンではなくMRIで炎症部位を調べ、即手術すれば治る。

しかし、クマにはクマ用MRIなどないので、手術不可能。

2本の後肢とお尻を引きずって歩いている間に、やがて皮膚が擦り切れ、感染症を起こして死亡する。

 

第3週最後の賭け:ステロイド剤投与

 

寝室とバルコニーにとよを閉じ込め安静とし、8月7日~8月9日まで3日間、ステロイド剤と胃の保護剤を投与。

キウイにステロイド剤などを埋め込む

 

大好きなキウイに14錠のステロイド剤を埋め込んで与えると、一気にとよが丸飲みしてくれ、投薬完了。

引き続き、〇食欲排泄、

しかし、×後肢の改善兆候なし。

 

8月10日~8月12日あと3日間、ステロイド剤と胃の保護剤投与延長、及び、いちかばちかで抗生物質を投与。

〇食欲排泄、

△狭い場所に閉じ込められたり、暑いのに好きなプールにも入れないことによるのか、とよはイライラしてきたもよう。

以前、誤捕獲されて狭い檻に入れられていた時に、不安解消のためか毎日していた木齧りを再開し始めた。

 

8月11日、一瞬だが、右足を踏ん張って、お尻を持ち上げた。

お尻を持ち上げられるようになれば、生き延びられるのだが・・・

(8月11日記)

 

とよを愛してくださる皆様に、治療過程を公開することにしました。

どこまでも希望を捨てずに、とよを見守ってやりたいと思っています。

もし、椎間板ヘルニアなら、人間はもちろん、犬や猫なら治せる病気のようです。

日本には野生動物病院がないため、クマを連れて行くところがなく、残念です。

 

病状深刻につき、安静中の「とよ」

多くのみなさんに愛されている「とよ」は、現在、病状が深刻です。

体をできるだけ動かせないようにと獣医さんに言われており、安静が必要な状態です。

といって、とよに動かないように伝える手段がありません。

放っておくと、プールが大好きなとよは、プールに入ってしまいます。

 

そこで、8月7日、本部職員とお世話隊メンバーで、とよが寝室から少ししか出られないように、寝室前にバルコニーを造って閉じ込めようと突貫工事を行うことになりました。

バルコニー部分を設けようと思ったのは、とよが糞尿は寝室外でする習慣があるので、排泄時はバルコニーに出てきてトイレを済ませられるようにとの配慮からです。

もう最近は毎日の日課になってしまいましたが、この日も、本部職員は朝9時に高代寺に向けて、本部事務所を出発。

 

獣舎に到着すると、プールに入ってはいけないと獣医さんに言われているのに、やっぱりとよはプールに入っていました。

背中にはこのプールに住みついているカエル君が乗っかっていました。

プールに入って気持ちよさそうにしているとよ まつ毛が長いです。

 

餌を見せると、プールから上がろうとしました。しかし後肢が動かないため、なかなか上がれません。

前足の力だけで動いているとよ

 

この日は夜9時までかかって、みんなでバルコニーを造りました。電気をつけながらの作業です。

ついに完成したバルコニー 外は真っ暗

 

翌朝8月8日に行ってびっくりしました。バルコニーから出ようとして、とよが暴れたみたいです。床材を持ち上げてバルコニーの入り口に立てかけており、これでは、バルコニーにも出られません。あわててみんなでとよにつぶされないよう、バルコニーの補強工事を施しました。

 

ところが、次の日8月9日の朝行くと、またまた、とよがバルコニーの木の床を持ち上げて噛んで壊していました。

 

みんなで今度こそとよにつぶされないようにと、補強工事をさらに追加しました。

バルコニーに出られるようにしてやると、とよはあわててバルコニーに出てきて、2回分の多量ウンチをしました。きっと、寝室でしたくないと、がまんしていたのだと思います。

 

次の日8月10日の朝行くと、やれやれ、バルコニーはやっと無事です。

賢いとよは、学習したのだと思います。

 

バルコニーに顔出ししたとよ

 

獣舎がある場所は山の上ですから、夜は涼しくなりますが、日中はさすがに暑いです。

お世話隊の皆さんが、扇風機や冷風機を獣舎に持ち込んで、寝室とバルコニーに閉じ込められたとよが熱中症にならないように、日中は寝室内に風を送り続けてくださっています。

寝室前に、扇風機や冷風機の持ち込み

 

食べものも至れり尽くせりで、人間でも食べられないいい物を与えています。

寝室内で食事するとよ(食欲は旺盛)

 

本部スタッフとお世話隊は、毎日高代寺に詰めており、日中ずっと、とよの見守りを続けています。

住職さんたちも毎日のぞいてくださっています。

 

ボランティアさんの中には、仕事を休んでまで駆けつけてくださる方々もおられ、みんなとよが心配で、とよの回復を祈り、連日涙ぐましい努力を続けているところです。

一体、あの元気すぎるほど元気だったとよの身に何が起きたのでしょうか。

 

次ページに、経過を報告させていただきます。

 

大阪の法人会員である豫洲短板産業株式会社のみなさんが、保護飼育中のクマ「とよ君」を訪問

5月26日(日)、日本熊森協会を長年応援してくださっている豫洲短板産業株式会社の森社長と大阪本社社員から8名、ベトナム支社のベトナム人研修生16人の計25名が、高代寺山をハイキング。その途中、とよ君を訪れてくださいました。

この日、とよ君はとてもフレンドリーで、お腹がすいていたのか旺盛な食欲でエサを食べていました。

 

すっかり人間にフレンドリーになった元野生グマ「とよ君」

 

ベトナム人研修生たちからは、

「クマは何を食べますか」→「果物やドングリです」

「肉は食べますか」→「魚は少し食べますが、肉は食べません」

「体長と体重はどれくらいですか」→「体長は132cmくらい、体重は推定100kgくらいです」

などの質問が出ました。

逆に日本熊森協会本部スタッフが、

「ベトナムにクマはいますか」

と尋ねたところ、

「マレーグマもツキノワグマも非常に数が減っていて、動物園でしか見たことがない」という返事でした。

 

獣舎前で記念撮影

 

豫洲短板産業株式会社は、ステンレス鋼板を取り扱う会社で、これまで、とよ君の水飲み容器やエサ入れの引き出し、フンを分解するコンポストなどにステンレス材料を提供してくださっています。

 

冬ごもり中に、とよ君がエサ入れのステンレス製引き出しにおしっこを何回かためていたことから、クマは冬ごもり中に排泄を一切しないという通説が間違っていたことが分かった話は、今年3月のブログに書きました。

森社長さんは、「これが例のとよ君が冬ごもり中トイレにしていた引き出しですか」と、豫洲短板製ステンレス引き出しに見入っておられました。

 

みなさんとても楽しかったようで、また来たいと言ってくださいました。

ぜひ、また来てください。

この日、クマファンが新たに多数誕生しました。良かったです。

 

丸々と太ってきた 高代寺のとよ

「とよ」は、このところ、会員の皆さんらに送っていただいたクリとドングリを毎日10キロ平らげています。

 

置いてやっても、これまでと違って、カキやリンゴにはもう目もくれません。

食べたいのは、クリとドングリだけなのです。

10月15日は、米糠、クリ、ドングリの順に食べました。

 

1日の食事量である10キロのクリとドングリ。

 

この1週間でお腹が見事、ぽっこり出てきました。

冬籠りに向けて、食い込みに必死です。

 

以前、兵庫県森林動物研究センターのクマの専門家が、秋にクマが人里に出て来る理由を5つあげておられました。そのうちの2つは、カキの実など里の物の方が山の物よりおいしいから(味しめ説)、人間を恐れなくなったから(人なめ説)でしたが、「とよ」を、見ていると、どうも違うのではないかと思います。

 

熊森は、クマは本当は冬籠りに備えてシバグリやドングリを食べたいのだけれど、人間にシバグリやドングリの木を伐られてしまい、食べるものがないので、怖い人間のところに一大決心して出て来ていると思います。その証拠に、クマは昼行性なのに、里に出て来るのは主に暗くなってからです。みなさんはどう思われますか。

 

同じ現象を見ても、見る者によって、解釈が180度違ってきますね。

 

ちなみに例年「とよ」は、12月に入って、もういつ冬籠りに入っても大丈夫なまで全身に脂肪を溜めこみ終わると、再びリンゴや柿も食べ始めます。

 

 

大阪府北部で震度6弱 とよ元気でした

6月18日午前7時58分、本部のある西宮市で、短時間ながら身に危険を感じる地震がありました。

携帯電話にはすぐ、震源地は大阪府北部と出ました。直ちに通話制限がかかり、携帯は使用できません。

23年前の阪神大震災よりは明らかに規模は小さかったのですが、念のため、熊森本部はラインや固定電話でスタッフ間の安否確認をすばやく行いました。大阪府北部への電話は不通でした。

 

「とよ」だ!

 

「とよ」が暮らしている高代寺は、大阪府北部にあるのです。

 

この日はちょうどお世話日。前日までに買っておいたおいしい果物をいろいろ持って、車で高代寺に向かいました。「とよ」にとって、こんな大きな地震は初めての体験でしょうから、こわくておびえているのではと心配でした。

 

高代寺に、到着。

お寺は大丈夫でした。

獣舎も、問題ありませんでした。

獣舎、OK

 

次は、「とよ」です。

「とよ」は、何事もなかったように元気でした。

良かった。

好物の山菜や果物がもらえるのがうれしくて、待っていた感じでした。

お世話係の人たちを見ると、自分からさっさと寝室の餌箱に向かい、いつもの手順通り運動場のお掃除が終わるまで、寝室に閉じ込められての食事となりました。

「今日は、どんなものを持ってきてくれたの?」

 

獣舎のお掃除が終わってから、運動場にいつものように、山菜のミズ、ブドウ、サクランボ、キイチゴ、ビワ、ハダンキョウ、クルミ・・・などを並べてやりました。「とよ」はみるみるうちにおいしそうに平らげていきました。目が生き生きとしており、とても楽しそうです。

一番に食べたのはブドウでした

 

「とよ」はどんどん人間と心通わすようになってきています。

お世話係の人たちによると、以前いつもしていた行ったり来たりする常同行動は、今はもうしません。

すっかりおだやかになって、獣舎内でゆったりくつろいでいる感じがするということです。

 

シュレーゲル(カエルの一種)がプールに泡のような卵を産みつけると、気味が悪いのでしょうか。なぜか「とよ」は、あんなに大好きなプールなのに、入らなくなります。仕方がないので、お世話係の人たちは、泡のような卵をそっと取って、山中の池に持って行ってやります。獣舎にはカエルが何匹か住んで?いますが、それは気にならないようで、平気な顔をして同居しています。

 

「とよ」のかわいさは写真だけではなかなか伝えられません。ぜひ、熊森HPトップより、「くまプラネット」の「くまくま日記」で、最近の動画を見てください。

 

 

12月28日 3頭はいつ冬ごもりにはいるのか  太郎・花子・とよ

和歌山経済新聞によると、和歌山城公園の動物園園長であるツキノワグマのベニーが、日中最高気温8度の12月28日、冬籠りに入りました。

 

以下は、くまもりのクマたちの近況です。

 

太郎と花子(和歌山県生石高原)

 

愛知県の会員から、持って遊べるようにと、どっしりとした真新しいアカシアの丸太がプレゼントされました。

12月24日、お世話隊が、その丸太の上に、ノイバラの赤い実が付いたクリスマスのきれいな手作りリースを飾ってあげました。

さかんに匂いをかいでいる太郎

 

太郎は飾りには関心がなかったようで、すぐにリースをバラバラにしてしまいました。

和歌山県生まれの太郎は、冬ごもりをしません。

クヌギ、アベマキのドングリを食べます。

大好きな食べ物は、殻つきピーナツとクルミです。

 

花子は、最後の食い込みでしょうか、12月末というのに、まだドングリを食べ続けています。どうも、今年の秋に与えたドングリの量が足りなかったようです。

アカシアの丸太の周りの殻は、花子が食べたドングリの殻です。

花子はクヌギやアベマキはもちろん、マテバシイ、シリブカガシ、アラカシなど、常緑のドングリでも喜んで食べます。

クリスマスリースの横で、洋ナシをほおばる花子

 

長野生まれの花子は、そろそろ冬ごもりに入ると思われます。

しかし、冬ごもり中でも、お世話隊が行くと起きて来て餌を食べますから、完全な冬ごもりではありませんね。

神奈川県から餌を送り続けて下さっている方がおられます。

飼育者である山田さん一家、和歌山県・南大阪地区・京都府・兵庫県のお世話してくださった会員の皆さん、今年も2頭のお世話を、ほんとうにありがとうございました。

 

 

とよ(大阪府高代寺)

 

とよの獣舎にも、アカシアの丸太が運ばれてきました。

クリスマスのきれいな手作りリースも飾られました。

副住職さんの話では、とよはクリスマスごろからほとんど運動場に出てこなくなったということです。

冬籠りが近いようです。とよは、春まで寝ます。

 

去年までは常同行動をしていたので体が熱かったのか、真冬でも何度もプールに入っていました。

しかし、もう常同行動をしなくなったからか、今年の冬はプールに入りません。プールの水がとてもきれいです。

水飲み場の水は、凍っています。とよは、プールの水を時々飲んでいるそうです。

 

12月28日、お世話に行くと、とよは寝室に籠ったままで出てきませんでした。

寝室の小さな穴からのぞくと、寝ています。

名前を呼ぶと、頭を少し上げてこちらを見ました。

目と目が合いましたが、またすぐに寝てしまいました。

とよが一瞬、頭をあげてこちらを見た・・・

 

 

何と、寝室の引き出し型餌箱が糞尿でいっぱいになっていました。

もう、水や食べ物はいらない。運動場に出るのはおっくう。餌箱をトイレにしてしまおうと思ったのでしょうか。

ステンレスの餌箱なのですが・・・とよ、考えたね。

 

寝室の中は、眠りやすいように、藁が整えられて,真ん中に大きな穴が開けられていました。

寝床はとてもきれいで、糞尿は一切ありません。

この日は、最低気温マイナス0度、最高気温8℃でした。

 

寝室の扉を静かに閉めて、獣舎をみんなでお掃除しました。

掃除後、寝室の戸をあけてやると、とよはゆっくりと出てきました。

 

そして、大きなあくびをしたのです。

その長い舌に、みんなびっくり。

アリやハチを食べるためだよ

 

お世話隊のみなさんをはじめ、多くのみなさんのおかげで、今年も、3頭のクマたちは元気に暮らしました。

大きな愛情でクマたちを包んでくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。

生き物たちの幸せを思い生き物たちを大事にする方は、ご自身の人生もきっと幸多いものになるはずです。

 

とよの獣舎にも、手作りのお正月飾りがかけられました。

毎日とよを見て下さっている住職さん、副住職さんには、感謝でいっぱいです。

12月31日、高代寺では除夜の鐘をつきます。

夜 11:30ぐらいに、くまもりも除夜の鐘をつかせてもらいに行こうと思っています。

お時間のある方は来られませんか。

 

阪神間でもクマの目撃 人身事故が起きないか心配 熊森本部はその度に現地に急行

今年は、都市近郊でもクマの目撃が相次ぎました。こんなところにクマが?というほど住宅地の中であったこともあります。熊森本部は現地へ何度も足を運び、クマによる人身事故が起きないよう地域にお住まいの方に注意喚起して歩きました。

2017年5月3日くまもりNEWS「なんと姫路市にクマ、熊森本部が急行」

 

◎クマではなく、イノシシだった猪名川町のクマ目撃地点

今年の7月~9月にかけて、兵庫県の西宮市、宝塚市、猪名川町、隣接する大阪府の能勢町、豊能町などでクマの目撃が相次ぎ、本部のクマ保全担当が現場へ駆けつけました。いずれも、早朝や夕方にクマが目撃されており、目撃場所はどこも雑木林や竹林などが近くにありました。

 

9月、猪名川町の住宅地で、夜にクマらしき黒い動物の目撃情報が寄せられているという情報を得ました。人身事故が起きると大変なので、すぐに現地へ足を運びました。

住宅地の周囲は300~400m程の小高い山々に囲われており、クマらしき動物が出たのは山裾に近い家の裏であるとのことです。近くの方にお話を伺いに行きました。

【山裾に近い家にお住まいの方のお話】

・9月3日の夜に、家の裏にある山の繁みから大きな動物が枝葉を踏むような足音が聞こえてきた。家の窓からのぞいてみると、繁みの中に黒くて大きな生き物がいるように見えてクマだと思った。これまでにも何度か大きな動物が茂みの中を歩くような音が夜に聞こえてきたことがあったので心配。

クマらしき動物が現れた繁み。住宅地は堀をはさんで右側にある

熊森本部は、付近の山の中でクマの痕跡がないか探し回りましたが、見当たりませんでした。そこで、家主に許可をもらい、家の裏の繁みの中に自動撮影カメラを設置して観察することにしました。

1か月後の10月上旬、クマらしき動物がまた現れたので、カメラの確認に来てくださいと家主さんから連絡が入りました。現地へ行き、家主さんがクマらしき動物を見たという日時の写真を確認してみると、そこには大きなイノシシが写っていました。

クマではなくイノシシだったことを、家主にお電話でお伝えしたところ、安心されていました。クマの目撃情報は、必ずしもクマが現れたとは限らないのだと改めて思いました。

 

◎11月20日、21日、早朝の住宅地をクマが横切った

11月に入って、兵庫県の川西市でクマの目撃が相次ぎ、熊森本部は現場へ駆けつけ、地元の方に詳しい状況についてお話を伺いました。

【地元の方のお話】

・11月20日、朝の6時半ごろに、近くに住む方が出勤途中に目撃したときいている。黒くて大きく、間違いなくクマだった。交差点になっており、クマが東の角から出てきたという(地図参照)。クマとの距離は10mほどで、大きさは立ち上がったら170cmくらいありそうだったという。クマは男性に気づくと、交差点を西の方へ横切り、一目散に走って山の竹林へ逃げていったという。

クマが走って逃げた竹林を指さす熊森スタッフ

・この地域でクマが出たのは初めて。他の地区では、時々クマが出たと聞くので全くいないとは思わない。4日ほど前にクマが出てから、一人で外を出歩くときはクマ鈴をもって歩くようにしている。

・普段から集落の中にイノシシが出てくるので、生ごみを外に置くということはこの地区ではほとんどない。ゴミ捨て場も、かなり頑丈に作っている。

・3.4日前にクマが近くで出たというのは、回覧板を見て知った。集落の中にある雑木林や竹林に大きなけもの道が1本通っていて普段はイノシシがよく見られるが、クマもその獣道を通って移動してきたんじゃないかと皆言ってる。

・11月21日にもクマが川沿いの堀を山の方へ歩いて行ったと聞いている

11月20日、21日に川西市で目撃されたクマの動き

 

熊森から

クマは、朝と夕方の薄暗い時間帯に出ているので、その時間に一人で出歩く際はクマ鈴を携帯するなど、早めにクマに人間が来たことを伝えてくださいということと、狭い路地や見通しの悪い場所を歩くのはなるべく避けてくださいと、聞き取りに応じてくださった方々にお伝えして歩きました。

 

目撃されているクマは、人間を見たら確実に逃げており、人間を避けて行動していることがわかります。目撃しても、えさを与えたり、人間のほうから攻撃をしたりしないで、そっと後ずさりして離れてください。

 

大型野生動物が都市近郊を徘徊する状況は、まずいです。熊森も悩んでいます。都市近郊には昔里山薪炭林だったころのクヌギ林などが結構残されており、大量のドングリが落ちています。クマにとっては人工林で埋まる山奥よりも、えさが豊富かもしれません。12月15 日にクマ狩猟が終了したら、すぐ山に帰って冬ごもりしてほしいです。

 

中山間地を抜けて都市周辺までクマが出て来るようになった問題は、国が乗り出さねばならない大きな問題だと思います。奥山に大型野生動物たちのえさ場を早急に復元すべきです。多くの国会議員にも訴えていきたいと思っています。

 

今の所、地元のみなさんは冷静にイノシシやクマを見守ってくださっているようです。これが日本文化だと思いますが有り難いことです。

 

 

6月15日 とよが初めて山菜を食べました!

これまで何を与えても、ほとんど山菜類を食べなかった「とよ」に、本日、ミズ(ウワバミソウ)を与えたら、初めて食べました。

熊森的には、ビッグニュースです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を輝かせてうれしそうに、ミズをたべる「とよ」

 

「とよ」お世話ボランティアのKさんが、岡山の山からミズを取って持ってきてくださいました。

「とよ」は、なんと、ミズにむしゃぶりついて、バケツ1杯分も食べてしまったそうです。

驚きニュースに、熊森本部事務所は湧きました。

お世話隊長のHさんが、動画でばっちり撮影してきてくださいました。

 

クマの大好物とは聞いていたけれど、ミズなら食べたのか。

かつて、母さんに教えてもらって、一緒に食べたんだろうな。

「とよ」の、この上もなくうれしそうな表情を見ていると、

やさしかった母さんとミズを食べた幸せな日々を思い出したのかなと思いました。

 

お世話隊は、さっそく、本日、獣舎内に、ミズを植えたそうです。

「とよ」がこんなに喜んで食べる山菜があっただなんて。

 

Kさん、ミズを取ってきてくださってありがとうございました。

 

 

冬ごもりから覚めた「とよ」の近況

4月6日の「とよ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年秋にため込んだ脂肪が、まだ幾分残っている感じ

 

お世話隊のみなさんから、思わず「かっわいー」の声があがります。

本当にかわいいです。みなさん会いに来てやってください。

去年京都府では、70頭のクマが有害であるとして捕殺されました。

「とよ」を獣舎に入れて飼うのはかわいそうなのですが、野生でいたら里の柿やドングリを食べに来て、罠に掛けられ、殺されていた確率が高いです。生息地の広葉樹林の復元が進まない限り、クマと人の軋轢問題は解決せず、殺されるのはいつでも罠や銃の前に絶対弱者であるクマです。

 

 

3月23日、冬籠りから覚めた「とよ」は、最初、運動場をゆっくり歩いていました。

2か月も歩いていなかったから、無理もないですね。

 

しかしこの日の「とよ」は、もうすっかり元にもどって、運動場を元気に走りまわっていました。

 

 

寝室をのぞいてみてびっくりしました。

この間まで、藁には大きな穴があけてあり、そこに潜って冬ごもりをしていましたが、もう穴は不要となったのでしょうか。

穴が埋めてありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とよ」が、藁の穴を埋めた。

 

去年、餌として与えた麦が残っていたらしく、運動場が麦畑のようになってきました。

とよの麦踏み効果はあったのでしょうか。

 

お世話が終わって、みんなであたたかいコーヒーを入れて飲んでいたら、「とよ」がそばに寄ってきました。

鼻を上に向けて一生懸命においをかいでいます。

りんごを与えたら、これじゃないという感じで無視。

どうも昨年から、「とよ」は、コーヒーの香りに魅せられているようです。

 

クマさんがうっとりと匂いを嗅いでいる横で、コーヒーを飲む。

これぞまさに、クマカフェですね。

 

お世話隊は今年も毎週木曜日、しっかりお世話をします。

いっしょに「とよ」のお世話をして下さる方は、本部までお電話ください。

 

 

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