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カテゴリー「講演会」の記事一覧

3月16日 宮澤正義顧問による本部くまもり講演会

「共に暮らしてわかった、クマの本当の姿」という演題で、熊森第一顧問の宮澤正義先生の講演会を本部で持ちました。これまで、いくつもの支部で、宮澤先生の講演会を開催してきましたが、なんと、本部では今回が初めてなのです。会場いっぱい、約100名の方がご参加くださいました。

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講演の開始を待つ参加者のみなさん

 

今年87歳のかくしゃくとされた宮澤先生が登場すると、参加者から思わず大きな拍手が起きました。

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講演中の宮澤先生

 

先生の頭の中には、様々な数字が資料としてびっしり詰め込まれており、参加者のみなさんは、先生の記憶力に、まず驚かれました。

 

次に、小さいころからずっと自然を見続けてこられた先生が解き明かす自然生態系の中の様々な生きものたちのつながりにも、圧倒されました。自然から離れて、都市に住んでいると、このようなつながりま、まったくわからなくなっています。今回の講演で、どうして人間が、生物の多様性を大事にして全ての生き物を守らなければならないのか、よくわかりました。

 

後半、共に暮らしてわかったクマの本当の姿の話が始まると、参加者のみなさんのお顔が一斉に輝き始めました。もっともっと聞きたかったと、多くの方がアンケートに書かれていました。体験した知識ほど、人々の心に響くものはありません。

 

夕食後、懇親会を持ちました。

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宮澤先生は、「全国どこにでも長時間講演に行くよ」と、言われていました。先生がお元気でいらっしゃることを嬉しく思うと共に、先生と比べれば何十歳も若いわたしたちこそ、もっとがんばれるのではないかと、先生から元気をいただきました。

 

先生のお話は、ブログではとても紹介しきれません。いずれ、文章にまとめたいと思っています。

 

滋賀県支部第10回総会と画家ウィリアムズ氏による記念講演

3月2日、歴史を感じさせるすてきな建造物である大津市旧公会堂で、熊森滋賀県支部第10回総会と記念講演会がありました。滋賀県支部は、京都府支部に続く、熊森の第2号支部です。

 

滋賀県支部は、この10年間、村上支部長を中心にスタッフ一同が心を一つにして、熊森活動に励んでこられました。10年間変わらず、しかも、休むことなく活動し続けてこられた。これだけでも、みなさんが本気で本物であることがわかります。

 

村上支部長は、本業であるフルタイムのハードな仕事を持ちながらの熊森無償活動で、その大変さは、やったものにしかわからないと思います。この日、熊森滋賀スタッフのみなさんが、輝いておられるように感じました。

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森山会長から村上支部長に花束贈呈。10年間の感謝とねぎらいのことばがありました。

 

去年度滋賀県支部は、琵琶湖西部トチノキ巨木群を伐採業者から守り、立木トラストすることに成功されました。今、滋賀県内における次なる大規模奥山トラストをめざして、動いてくださっています。

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立木トラストに成功した、朽木のトチノキの巨木群展示写真

 

今回は、10周年を記念して、ブライアン・ウィリアムズ氏が講演をしてくださいました。有名な画家であるウィリアムズ氏が、地球の環境問題について、こんなにも勉強されていたのかと知って驚かされました。まるで専門家です。

ウィリアムズ氏は、ペルー生まれのアメリカ人で、世界一周写生旅行の途中に日本に立ち寄り、日本の風土や人情に魅了されて、大津市伊香立に定住してしまわれたのだそうです。家の窓から見える景色が、即、絵にしたくなる美しさだということでした。その感性の鋭さゆえに、人類が今のような生き方を続けるなら、地球温暖化問題をはじめ、近い将来、滅びざるを得ないことが見えておられるようでした。熊森同様、大変な危機感を持っておられました。

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講演中のウィリアムズ氏

 

舞台には、曲面に描かれた巨木の絵がありました。魅了されて眺めていたら、ウィリアムズ氏が、私が描いた絵ですと言われました。一瞬、「えっ」と思いましたが、ウィリアムズ氏は、地球環境問題の研究者ではなく、本業は画家だということを思い出しました。ウィリアムズ氏は立体キャンバスに絵を描く画家としても有名なのだそうです。3次元の世界は、平面ではなく立体キャンパスに描いた方がいいという発想にも、驚かされました。

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私が描いた絵ですと教えてくださったウィリアムズ氏

 

最後に、ウィリアムズ氏が、「自然保護を語っている人が多いが、よく聞くと、ほとんどが自然保護ではなく、人間保護。」と、苦言を呈しておられました。全く同感です。

この日、ウィリアムズ氏は、日本熊森協会の会員になってくださいました。それもこれも、滋賀県支部のみなさんのおかげです。

 

ウィリアムズ氏の講演を聞かせていただいて、ここまで日本の自然を守りたいと本気で思っておられる人は、めったにおられないだろうと思いました。その本気の人が、日本人ではなくアメリカ人というのは、なんか不思議でした。

 

11月5日 門崎顧問による札幌でのヒグマに関する講演のお知らせ

演題 「羆とは、そして札幌の市街地に羆が出て来る本当の理由」 UHB 大学主催
講師:北海道野生動物研究所 所長 農学博士・獣医学修士 門崎 允昭       

  1938(昭和13)  帯広市生

日時 11月5日(火),10:00~11:30    入場無料
会場 札幌市中央区大通西3丁目 道新大通館8階、道新ホール

 

 

 先ず、熊について、包括的にお話しする。熊類とは、どう言う動物を言うのか。その形態(身体のつくり)と生態(生活状態)の 特徴。熊類の起源。日本の熊の由来について。それから、北海道の羆の生息域と生息数の変遷。北海道の羆の生態について。羆による北海道での人身事故の実態 について。羆に遭遇しないための対応と遭遇した場合の対処法。羆から見た札幌圏の自然。札幌の市街地に羆が出て来る理由とその対策について。 羆の棲む北海道の自然との積極的な係わり方について。私が北海道で「人と羆は共存すべきだとする理由」。最後に、アイヌと羆について、アイヌ民族が「イオマンテ、イオマンデ、(熊祭り、熊送り)」を行った理由について私の考えを述べる。

5月25日 愛知県でのパネルディスカッション~水源の森と私たちの生活~ 蔵治光一郎東京大学準教授・森山まり子熊森会長

高齢の方が多かったのですが、地域の森や水源を考える講演会とパネルディスカッションに、多くの市民が参加されていました。

主催された市民団体の日頃のご活躍と、精力的に各地で講演を続けられている今をときめく蔵治先生のお力です。

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      (写真左から、神谷先生、蔵治先生、森山会長)

 

現 在、愛知県瀬戸市北部にある東大演習林(1292ヘクタール)に勤務されている蔵治先生は、かつて焼き物に使う燃料のまきとして木々が乱伐され、土壌はや せ、花崗岩の層がむき出しになっていた瀬戸の山々が、(かつて愛知県は三大禿山県の一つだったのだそうです)今日のように木々に覆われ土壌が回復するまで になった詳細な経過データや貴重な写真を次々と提示され、山と水の関係をお話しされました。

 

自分たちの故郷である山々の興味深いお話に、参加者のみなさんたちは食い入るように聞き入っておられました。

 

次に、森山会長は、森林という日本語がまぎらわしいので、今後は森林として、森と林を使い分けて日本の山を論じるべきだという持論から入り、

戦後の拡大造林で針葉樹の苗木を植え過ぎた結果、日本の山の今一番大きな問題は、人工林の山の木が多過ぎて超過密になって内部が大荒廃していることであると、指摘。

国 が動くのを待っているのではなく、チェンソー、のこぎり、皮むき…あらゆる方法で、市民の力で、子供たちの力で、早急に7割の強度間伐を人工林に施さないと、表土流出や山崩 れなど、これからますます取り返しのつかない事態を招くこと。皆伐や間伐を進めて、みんなで、未来のために、他生物のために、動物のすめる水源の森を再生 しようと、熊森活動の最近映像を使って提案しました。

 

           現在

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スギ・ヒノキが密生して大弊害をもたらしている放置人工林(全国人工林1000万ヘクタールのうち、8割が過密により荒廃)         

           ↓

 

熊森の提唱する国土利用(ゾーニング)

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ご 存命中、ずっと熊森を応援してくださった東大林学科名誉教授の高橋延清先生は、戦後の拡大造林政策に勇気をもって反対された数少ない研究者のおひとりで あったと、蔵治先生が教えてくださいました。

今の熊森もそうですが、みんながどっと一つの間違った方向に進もうとしているときに、そっちは滅びの道だと声 を上げることは大変な勇気とエネルギーがいります。

高橋先生も、どんなに大変な思いをされたことだろうかと思いました。

大変であっても、どんなに揶揄されても、気づいた者が声を 上げねばならないのです。

 

同じく東大の先生である蔵治先生にお会いして、以前、高橋先生が初期の熊森に教えてくださったこと、

●クマがいないと日本の山は森にならない。

●林業は択伐林業以外は山を荒らす。

●本当の自然の勉強は、現地でないとできない。大学の部屋にこもっていては絶対にできない。

等々を、思い出しました。

 

蔵治先生はまだ40代で、研究者としてはお若いし、多くの市民を巻き込んでみんなでどっぷりと山の中に入られ、日本の山をどうしていけばいいか、市民とともに考えるという姿勢を貫かれています。これらの点を素晴らしいと思いました。今後のご活躍を期待します。

 

今この国に必要とされているのは、一人でも多くの国民が、日本の山の荒廃問題に関心を持って山に目を向けることであるという点で、蔵治先生と熊森の意見が一致しました。会を企画くださった皆さん、参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 

(お知らせ) 5月19日(日) 安田喜憲先生講演  立命館大学

熊森顧問の安田喜憲先生(東北大学大学院教授)が、京都で講演されます。

お時間の都合がつく方は、ぜひ、ご参加下さい。

5月19日(日)13:00~16:40

シンポジウム3「環太平洋生命文明圏」

立命館大学衣笠キャンパスの創思館1Fカンファレンスルーム

参加申し込み・・・先着200名、シンポジウム3、住所、氏名、電話、メールアドレスを記入して、以下にお申し込みください。

r-ppc@st.ritsumei.ac.jp  5月15日締切

主催:立命館大学環太平洋文明研究センター

 

 

 

(お知らせ)橋本淳司先生講演会inパタゴニア 5/13夜神戸店、5/14夜京都店

くまもり顧問で気鋭の水ジャーナリストの橋本淳司先生が、神戸と京都のパタゴニアでお話しされます。

会員の皆さんでお時間の都合がつく方はどうぞ、ご参加下さい。

アクティビティ・・・流域の水をどのように使っているか

トークセッション・・・流域を守る方法

 

●神戸ストア(要予約:定員40名)
日 時:5月13日(月)19:30~
場 所:神戸市中央区伊藤町108番地ダイヤ108
●京都ストア(要予約:定員50名)
日 時:5月14日(火)19:30~
場 所:京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館1F

3月10日 鳥取県支部総会&宮澤正義先生講演会

  この日は、春の嵐が吹き荒れる大変な一日でした。

 

午前中は、支部総会を持ち、午後からは、熊森顧問で、長野県在住86才の宮澤正義先生をお迎えして、「生き物と環境と私たち」と題した講演会を、開催しました。

 

あいにくの天候でしたが、それでも地元の大山町を中心として40名ほどの人が集まってくださり、先生のお話に熱心に耳を傾けておられました。

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ここ大山町は、その名の通り、中国地方最高峰の大山(だいせん)1729メートルの麓に位置し、北に日本海を臨む自然味あふれる土地柄です。大山はほぼ単独峰のため、クマが棲むには不適と見え、目撃情報も年に一度あるかないかです。
今回先生が特に強調されたことは、自然界の超頂点に立つ人類は、その自覚と節度と思いやりを持たなければならない。そうでなければ、人類の生存自体が、持続不可能となること。
漁業に携 わる人々は、海産物を収奪するばかりでなく、なぜ海がやせ細っていくのかその意味を考えてほしい。海は、山や里からの滋養によって成り立っている、などでした。
日頃、こうした科学的できっちりとした数字をもとにした話に慣れていない人も多かったようですが、それでも「こういう話を聞くことも大事だ」と、感心されて帰ってくださいました。
もっともっと多くの方に聞いていただきたかったというのが、感想です。
はるばる来てくださった宮澤先生、悪天候の中参加して下さったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
(鳥取県支部長)

<必読> 熊森顧問・橋本淳司先生著「日本の地下水が危ない」 (本日発売)

<以下、橋本先生のブログから転載しました>

・・・・

本日「日本の地下水が危ない」が発売になりました。

【日本の地下水が危ないオフィシャルサイトOPEN】
http://www.aqua-sphere.net/chikasui/

数年前から、
「日本の水源が外国資本に買われている」と
メディアで報じられています。

しかし真相は闇のなかと言われてきました。

私は外国人と実際に接したという
不動産業者や地主などに会って話を聞き、
具体的な動きをつかみました。

また対策を立て始めた
国や自治体の現場も取材しました。

「地下水保全条例」を策定した自治体には、
北海道、埼玉県、群馬県、茨城県などがあります。
しかし、これらの条例の目的は、
「土地の取引を見える化」であり、
水資源保全とは直接関係ありませんでした。

何かおかしい。

私は取材をしながらずっと、
この問題の本質は何だろうと考え続けました。

取材を進めるうちに、
外国資本の買収とその対策を講じる日本というのは、
問題の一部分に過ぎないことに気づきました。

グローバル化の流れにのって
水や土地を売ろうとする日本人もいます。

国家の力を強めて水への支配を強化する動きもあります。

水源をめぐる問題は複雑に絡み合っていました。

さらに各地の地下水が枯渇に向かっているという
事実もつかみました。

汲み上げすぎが原因ではなく、
涵養(かんよう・地表から水をしみ込ませること)不足が
原因でした。
水どころの熊本市周辺では、
地下水位の低下は5メートルにもなります。

水源地をめぐって
いろいろなことが起きているにも関わらず、
あまりにも知らなかったことが多く、
驚きの連続でした。

水は生活していくうえで欠かせないものです。
それなのに知らないことが
多すぎませんか?

水道からは永遠に水が出てくるというのは、
幻想に過ぎないかもしれません。
私たちの知らないところで、
水の奪い合いは起きているのです。

どうぞ本書をご高覧いただき、
また、多くの方におすすめいただければと存じます。

●以下はネット書店アマゾンのリンクです
http://amzn.to/113RIVu   橋本淳司

・・・・

<熊森からのお知らせ> 第9回熊森滋賀県支部の集いで、橋本淳司氏が記念講演

「水をとりまく問題と水源の森」 参加費無料

【日時】2013年2月23日(土)午後1時30分 ~5時00分

【場所】大津市木戸市民センター(旧志賀町役場)3階 大会議室

[JR湖西線志賀駅下車徒歩5分][無料駐車場 有]

【内容】

1:00 ~   開場・受付

1:30 ~   滋賀県支部活動報告

橋本淳司氏講演

4:30     閉会予定

【主催】日本熊森協会滋賀県支部      【後援】滋賀県

参加希望者は、Tel・Fax 077-548-9226  

E-mail   kumamorishiga@yahoo.co.jp
日本熊森協会 滋賀県支部までお申し込みください。

12月2日 盛況だった今本博健先生によるくまもり冬の講演会 

2012年12月2日 日曜日、西宮市民会館にて、熊森協会顧問の今本博健先生による90分講演会、「ダムが国を滅ぼす」が行なわれました。

 

急に冷え込んだ師走の時期、朝からの講演会であるにもかかわらず、満席御礼にて、講演会を開催することができました。皆様、ありがとうございました。

 

ダムで川の流れを止めることによって、川は死に、取り返しのつかないさまざまな弊害が発生します。今本先生は、淀川流域委員会の委員長となられて、研究者以外のいろんな方々と意見交換をされるうち、ダム以外の治水を考えるべきだという思いに駆られるようになられます。

 

そうして到達されたのが、ダムを撤去し、大雨時、人のいない所では、わざと川を氾濫させる、人のいる所では堤防を鋼矢板で強固にし、堤防が切れないようにするという、<強い堤防による治水法>です。

 

参加者のみなさんが熱心に耳を傾けておられたのが印象的でした。

 

 

 

 

<講演の内容> ダムの歴史から始まり、ダムや堤防についてはもちろんのこと、ダム問題にしても、何故正しいことが行なわれないのか、正しい方向にいかないのか、といったことも語られ、ダムの仕組みなど難かしい部分もあったかもしれませんが、わかりやすく話をされ、多くの方に笑顔で帰っていただけました。

 

 ●感想

旧建設省のある河川部長が、かつて職員に、「詐欺ともいえる説明は、国民を困惑させる。①隠さない、②ごまかさない、③逃げない、④嘘をつかない。この当たり前 のことをきちんと守っていこう」と呼びかけられたという話は、胸を打ちました。内部からこのような声が出たというのは、このようなことが日常茶飯事に行わ れているからであって、国民として市民として、全ての分野で、省庁内部からこのような声があがることをのぞみます。

 

今回の講演を、入門編として、この後は自分達でも、もっと勉強していかねばならないと思いました。

 

午後、熊森協会の事務所で行われた今本先生を囲む懇談会には、20名の方が参加してくださいました。とても充実したものでした。ダム建設によって政治家に動くお金は、3%が相場だということです。

 

3月25日「人とクマは仲良くなれるか」 鳥取のクマ生息地で講演会

くまもり鳥取県支部主催の講演会「人とクマは仲良くなれるか」が、鳥取のクマ生息地で開催されました。前半は、クマとの共存をめざす兵庫県のある地域のリーダーからの発表、後半は、鳥取県庁担当者が、クマ被害を防ぐにはどうしたらいいかという発表をしてくださいました。

主催者を代表して、くまもり鳥取県支部長のあいさつ

参加者は60名で、3分の2は地元のみなさん。「クマなんか殺してほしい」という声もいくつか出されました。鳥取県の地元のみなさんと対話の場を今後も持ち、双方が学び合い、協力してクマ問題の解決へもっていきたいです。

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