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カテゴリー「_クマ保全」の記事一覧

くまもり本部2017年11月度> 自然保護ボランティア募集(初参加、非会員も歓迎)

※拡散希望

熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。

会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。

学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。

ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。

本部電話番号 0798-22-4190

本部FAX番号 0798-22-4196

メール contact@kumamori.org

 

2017年11月の活動予定

<いきものの森活動>

11月19日(日)(予定)高代寺の竹の伐採(大阪府豊能郡豊能町)

午前8:00に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

  • いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

天候不順で中止になることがあります。

竹野伐採風景(高台寺)

<環境教育例会(於:本部事務所)>

11月の例会は未定 環境教育にご興味のある方は本部までご連絡ください。

  • 小学校や保育施設などで、森や動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。

環境教育風景

<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>

11月2日、9日、16日、23日、30日(毎週木曜日)

  • 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。

現地までの交通手段は本部にご相談ください。

庇の上でご機嫌なとよ

<太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石町)>

11月26日(日)(毎月第4日曜)

参加費:1000円(交通費)

  • 和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。

午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

くつろいでいる太郎

環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。

太郎と花子のファンクラブ以外は本部の車に乗車される場合、集合場所から現地までの交通費は不要です。

自車参加も可能です。

たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。

10月7日 兵庫県クマ狩猟問題を考える 講師 金井塚 務 氏(広島フィールドミュージアム代表) 於:芦屋市民会館 参加者63名

この日、西中国山地のクマ生息地を長年調査されてきた金井塚務先生(西中国山地ツキノワグマ保護対策協議会科学部会委員)を広島からお招きして、現場第一で研究されてきた研究者として、中国山地の西で起きていることを話していただき、その後、参加者全員で改めて、中国山地の東端にある兵庫県のクマ狩猟を考えてみる会を持ちました。

 

(1)子供たちの未来のために

まず初めに、森山まり子会長が、

「子供たちに豊かな自然が残せるのかどうか、今、大人たちの子供たちに対する愛が問われています。

クマとの共存をめざすならば、クマの生態観察や、生息地である奥山の現地調査が欠かせないはずなのに、クマ狩猟再開に至るまでの兵庫県行政のプロセスではこの部分が抜け落ちており、狩猟実施の根拠となった数字の科学性にも大きな疑問があります。

兵庫県はクマ生息数の低減に躍起で、今年9月末までに32頭ものクマを有害獣として捕殺していますが、本来、有害な動物などいません。人間が有害にしたのです。

クマたちにも、喜びや悲しみなど、人間と同じ感情があります。兵庫県行政を動かしている捕殺推進派の研究者たちは、このことがわかっていないのではないでしょうか。

利権のある有識者たちの判断に任せるのではなく、利権のない一般国民の澄んだ目で、環境省や地方行政が物言えぬ自然や生き物たちにしていることの善悪を判断し、声を挙げて改善していく必要があります」

と、あいさつしました。

森山会長

 

(2)「生息域分布にドーナツ化現象が確かめられたため、西中国3県のクマは今期も保護計画の対象であり、狩猟は導入しません」

 

次に、金井塚先生が、「フィールド調査から見た西中国山地のツキノワグマの現況」という題で、1時間の講演をしてくださいました。

以下、要旨を平易にまとめました。多くの図表やグラフは、ここでは割愛させていただきました。すばらしい内容だったので、いずれきちんとまとめてみたいです。

会場風景

西中国山地でも、1979念の1.5倍にまでクマの生息域が年々拡大しています。

ツキノワグマの分布の経年的変化1998年~2015年(ダブルクリックで拡大します)

 

考えられる原因は3つです。

①個体数増加

②個体数は同じだが、生息地の生活資源量が減ったため、分散して生息密度が低下

③個体数が増えたのではなく、本来の生息地の環境が悪化したため、新天地を求めて周辺地域に分散するドーナツ化現象が起きている

金井塚先生

 

東中国山地行政と違って、西中国山地行政のいいところは、3県の科学部会に属する研究者たちが集まって、喧々諤々と議論しているところです。

上地図の赤塗りしている部分が、西中国山地のクマの中核的生息域で、5年おきにクマを捕獲し、再捕獲法でこの25年間、生息個体数を推定してきました。(再捕獲法がどこまで科学的かというと、多くの仮定の上に成り立っているため、科学ではありません。正確な数値など出ません。しかし、何回かやっているうち、ある程度のトレンドは出ると考えられます。他にクマの生息数を推定する良い方法がない現在、再捕獲法を使うしかありません。)

私たちの出した結論は、上記③です。

西中国山地のクマは山奥に棲めなくなり、人間の生活圏内に近い所まで降りてきており、生息域分布のドーナツ化現象がどんどん進んでいます。

実際、私の調査している広島県のクマの中核的生息地である細見谷でも、5・6年前までは一つの沢に少なくとも10頭のクマが出入りをしていたのですが、今年はどうも4頭ぐらいしかいません。このままいけば、クマは生きるために人間の生活圏に入り込んで来て軋轢を引き起こし、駆除され続けて滅びていきます。なぜ、クマたちの本来の生息地が、クマたちが棲めないまでに劣化したか。原因はみんな人間です。原生林の徹底的な伐採、人工造林、林道、ダムや砂防堰堤・・・人間活動によって、山も川も海も循環を絶たれてしまい、悲惨なことになっています。

以上のことから、西中国3県のクマは今期も保護計画の対象で、狩猟は導入しません。

 

(3)兵庫県はクマ狩猟を中止すべき

1、「推定数字だけにとらわれず、生息地の実態調査を」(要旨) 

日本熊森協会本部 クマ保全担当 水見竜哉

 

兵庫県のクマ狩猟は、環境省の中央審議会が決めた成獣の推定生息数800頭が安定個体群という根拠不明の全国一律基準に基づいて実施されます。

しかし、日本のクマが生息する森は、東北地方のように山が深く豊かな広葉樹林が残っている県もあれば、兵庫県のように山が浅く人工林だらけで、わずかに残された自然林まで近年一気に大劣化してクマが山で生きられなくなっている県もあるのです。

計算した推定生息数の数字ばかりを見て生息地の実態を見ず、全国一律基準に基づいてクマ政策を決めるのはまちがっています。

兵庫県は山中でクマ狩猟を行うことによって人里近くにいるクマを山奥へ追い戻す効果があると言っていますが、かえって山中から人里にクマが出て来てしまう恐れがあります。このような取り組みでは、クマと人は共存できないし、地元の人たちの安全も守れません。山中で踏ん張っているクマは、そっとしておくべきです。

水見発表 兵庫県発表では、クマが爆発増加したことになっている

 

2、「被害防除の徹底と、森の再生を」(要旨)

日本熊森協会本部 森保全担当 家田俊平

 

私たち日本熊森協会は民間の自然保護団体として、実のなる木を奥山に植えてクマに餌場を提供したり、広大な人工林を伐採して水源の森となる広葉樹林を復元したりしてきました。被害防除の徹底と共に、このような森再生に税金を使って実行していただければ、クマが集落に現れることもなくなっていくはずです。被害防除と森の再生につきます。私たちは今後も「動物たちに帰れる森を、地元の人たちに安心を」という言葉をスローガンに、クマと人間の棲み分け共存ができる森造りを進めていきます。

家田発表 植樹クリに今年もクマ棚

 

質疑応答 左から、金井塚先生、家田、水見

 

◎参加された方の感想から

・西宮で暮らしているとクマという動物は身近かではありません。だから、人が襲われたというニュースで、日頃からクマはイメージの悪い動物になっていますが、クマのすむ山が人間活動によって荒廃してしまっているという現状があって人里に出てくるんだということを、みんなで世に伝えていく必要があると思いました。

 

 

◎熊森から

今夏、金井塚先生に兵庫県のクマ生息地を見ていただきました。山に液果の実りがほとんど見られず、谷川は両岸の土砂が崩れて浅くかつ狭くなり、水量も激減で魚影も見られず・・・、ここのクマたちは、夏食べるものが何もないと驚いておられました。せめて、魚がいれば、生き延びられるのだがということでした。先生が、「このまま、奥山にクマが棲めず、人里近くにしかクマの餌がない状態が続けば、最後の1頭が有害捕殺されるまで人間とクマの軋轢が起こり続けるでしょう。」と言われました。衝撃でした。

形だけの審議会で、議論することもなく安易にクマ捕殺が進む中で、西中国3県の科学部会は本当に大きな存在意義を持っていると思いました。

もし、東中国3県に、西中国3県の科学部会のような行政に物が言える存在があれば、兵庫県や岡山県のクマ狩猟再開はありえなかったでしょう。

 

 

 

10月8日 地元で兵庫県クマ狩猟問題を考える 於:豊岡市民プラザ 参加者12名

地元の人達にも、ぜひクマ狩猟問題を考えていただこうと、JR豊岡駅前に会場を取りました。しかし、前日までの参加申し込みがあまりにも少なかったため、予定していた金井塚先生の講演は取りやめにして、先生には広島に帰っていただき、参加者の皆さんには録画ビデオで先生の講演を見てもらうことにしました。

ところが、うれしいことに、会場には、12名の方が来てくださいました。予定通り、金井塚先生に来ていただいたら良かったと、後悔しました。

 

会場風景

昨日と同じように、会長挨拶、金井塚先生の講演ビデオ、熊森研究員からの発表を済ませ、後半はご出席くださったみなさんとの意見交換会としました。

 

 

<出された主な意見>

シカを何とかしてほしい

・クマを獲りたい猟師は、但馬にはおらん。いても一人くらいや。自分たちが困っているのはシカだ。シカは昔はおらんかった。南から来た。シカが増えたのは、戦後メスジカを保護して獲らないようにしたからだ。人間が獲らないと野生鳥獣は増えていく。

・十数年前までは、さっき見せてもらった東北の山の写真のように、但馬の山も豊かだった。それが今では、爆発増加したシカが下層植生を食べ尽くしてしまった。ゼンマイ、フキ、イタドリ・・・山菜も何もかも山から消えた。

・シカが林道を通って、妙見山から香住、浜坂と移動していく。移動原因の一つは林道だ。今、香住でシカがすごく増えている。クマもかわいそうや。山の中に食べるものがない。トチノミが落ちても、クマが来る前にシカが全部食べてしまう。クマを守りたいのなら、なぜシカを獲る話を出さないのか!山をシカから守る話が先だろう。

 

広葉樹林の再生運動に疑問

・広葉樹林を再生すると言っても、シカが苗木を食べてしまう。シカよけチューブをかぶしても、雪解け時に倒れてしまう。植樹などしても無理だ。シカがいる限り、豊かな森など戻らん。植樹地を網で囲っても、1か所破ってみんな入ってくる。集落は網だらけ柵だらけ。こんなところに若い人は帰って来てくれない。

・広葉樹林に戻して問題が解決するのか。クマやシカが増えるだけだ。クマよりまず人間を守って欲しい。

 

一方向からの話はダメ

・一方的にクマの側からの偏った物言いをされるのは、がまんならん。いろいろな動物や虫、植物、総合的に話すべき。

・山の専門家、シカの専門家、農家、林業家、猟友会…みんなが集まって討議してみてほしい。

 

納得した

・この前、近くの町中で、早朝、クマの親子が歩いていた。集落の柿にも出て来るようになった。どうしてクマが山から出て来るようになったのか、金井塚先生の話を聞いて納得した。クマの目撃は増えているが、県が言っている爆発増加というのは信じられない。

今日、三重県や静岡県では、山主の持ち出しゼロで、県が人工林を自然林に戻してくれるという話を聞いた。兵庫県も早く奥山を補助金で自然林に戻してほしいと思った。県民みどり税で花作りをするようにと言われたが、山の方を先にすべきだ。

 

 

(くまもりから)

・シカ駆除のために罠猟師になられた方も数名参加されていたようで、私たちに厳しい発言も出ました。

・貴重な声を聞かせていただいたと感謝しています。ご参加くださったみなさまに、心よりお礼申し上げます。

・戦後の諸政策や文明の発展方向が、どれもこれも結果的には人々が郡部に住みづらくなるものとなったようです。

・シカ問題は大変難しくて、今のところ私たちの手に負えませんが、ネットで読んだブータンの集落犬のように、シカを殺さずに解決できればと思います。

・専門家が一堂に会してシカ問題のシンポジウムをというご提案をいただきましたが、被害防除の専門家と、いかに効率よくシカを大量捕殺するかという専門家は誕生していますが、それ以外の事はわからないことだらけで、専門家など育っていないと思われます。

・人間が役割を知らないだけで、シカも日本の国土にとって欠かすことのできない貴重な生き物のはずです。

・シカに、草原や湿地という本来の生息地をある程度は返してやり、人とシカが共存できる道を探っていきたいです。

・クマの狩猟問題について考えていただこうと思って企画した会でしたが、地元はそれどころではなく、関心のない問題であることがわかりました。

 

10月12・13日 四国のクマ保全に貢献するため、本部+高知県支部長+愛媛県会員が現地調査

四国に生息するツキノワグマは残り十数頭、絶滅は時間の問題とされてから、長い年月がたちます。

その後、生息調査が精力的に進められてはいるものの、一向に生息数回復のきざしがみえません。

四国山地が頂上付近まで人工林で埋められたままになっているからだろうと思われます。

クマたちが棲める広葉樹林の森の再生・拡大が急がれます。

 

11月5日にくまもり愛媛県支部が立ち上がることもあって、今回、会長以下本部3名と高知県支部長、愛媛県会員2名の計6名で、四国のクマの保全に関係する中心人物たちを訪れてつながり、高知県のクマ生息地である剣山地の奥山調査にも入ることにしました。

剣山地は、標高1500m~1900m級の山々が連なり、最高峰は剣山1955mです。

クマの生息地は、標高1000m以上のブナ・ミズナラ林にあります。

 

下の地図は、今回の調査コースです。

広域地図 クリックすると拡大

詳細地図 1日目のコース京柱峠 2日目のコース西熊渓谷 クリックすると拡大

 

【10月12日】

熊森本部は、兵庫県西宮市から3時間30分車を走らせ続け、高知県大豊町で四国のくまもり会員の皆さんと落ち合いました。

その後みんなで、京柱峠から3km南の稜線上にあるブナ林(標高約1400m、大豊町内)をめざして進みました。

四国に初めて行ってみて驚いたのは、高い山の上まで集落が点在していることです。

あんな高い標高地でどうやって生活するのだろうかと思いましたが、昔は尾根筋が街道で、多くの人々が行き来していたということです。

標高800m以上まで集落が点在する剣山地(高知県大豊町)クリックすると拡大

 

人工林が標高1200mくらいまで広がっていました。

放置されたスギ人工林。標高約1200m

 

林道の終点で車を置いて、徒歩で進みます。ここから先は背丈を超えるススキが原が延々と続いていました。

ススキが原。標高約1250m地点

 

標高1300mを少し超えたところで、やっと広葉樹林が現れました。しかし、よく見てみると、ここの広葉樹林はほとんどがカエデ類でした。クマたちの餌となる物は皆無です。

カエデ類の広葉樹林

 

もう少し上るとブナ林があるということでしたが、時間が足りなくなってここで下山しました。うーん、ここまでの山にはクマなど棲めないでしょう。

 

下山後、四国のツキノワグマの調査に長年取り組んでおられる認定NPO法人「四国自然史科学研究センター」を表敬訪問し、センター長の谷地森秀二農学博士や主任研究員の山田孝樹氏らと長時間心を開いて懇談しました。


四国自然史科学研究センターがある公民館

 

【10月13日】

この日は、四国のクマの存続のカギを握っている林野庁の出先である高知森林管理局(高知市)を訪れました。大事な局面なので、副会長も朝一の飛行機で高知空港まで飛んで来ました。総勢7名で、午前9時から担当者2名と面会。

クマが生き残っている高標高地域は国有林が多く、3割が人工林になっています。この人工林を自然林に少しでも戻すことができたら、クマの絶滅が少し遅まります。

熊森は高知森林管理局を今日初めて訪れたのですが、テーブルには厚さ2センチくらいの日本熊森協会ファイルがすでに置かれていてびっくりしました。

国有林で自然林に戻せそうな場所がないかと随分ねばってたずねてみましたが、「1か所もない」というつれない回答のみでした。

 

昼からは気を取り直して、高知県香美市にある西熊渓谷と白髪山(1769m)周辺の調査に入りました(地図参照)。あいにくの雨模様でしたが、山を登っていくと天候が少し回復してきました。

標高約900mの地点で、車を降りて森の中へ入ってみました。怖いほど急な斜面です。クマ注意の看板が2か所にありました。いくら四足でも、この急斜面は怖いだろうと思いました。

クマ注意の看板

 

クマの痕跡がないか慎重に探しながら歩きました。爪痕のようなものがありました(赤丸内)。樹に登った形跡はありませんでした。

クマの爪跡

 

この渓谷の先には、西熊山保護林という480haの広葉樹林帯があります。そこへ行けばクマの食糧が豊富にあるのかもしれませんが、今回はそこまで行くことはできず、再び、林道へ戻り、さらに車で上へ向かいました。

標高約1350mまで登ると、ササに覆われたミズナラの巨木が現れてきました。人為的に見える花園があり、養蜂箱がいくつか置かれていました。

ミズナラの巨木とササ

 

みんなでクマの生息痕跡を探しましたが、全く見つかりませんでした。いくらミズナラやササがあっても、人間が車でどんどん入ってくるところに、臆病者のクマは暮らせないのだろうと思いました。

人間に見つからないようにそっと生き残ってきたクマの最後の火が消えようとしている今、日本熊森協会に何ができるか、後で後悔しないようにできることに精一杯取り組んでいきたいです。

四国山地は頂上のわずかな部分を除いて、ほとんどがスギやヒノキの人工林に変えられてしまっています。

四国の植生

 

四国にクマが生き残ったのは、奇跡です。

この貴重な命を守るために、今後、四国4県のみなさんに、クマのすばらしさやクマを残すことの意義を伝えていきたいです。(完)

 

 

クマ狩猟講習会で猟師にクマを狩猟しないようチラシ配り―岡山県美作市

岡山県でツキノワグマの狩猟が17年ぶりに再開されることになったのを受け、10月6日、岡山県美作市にて、ツキノワグマ狩猟講習会が開催されました。

 

熊森本部と岡山県支部はクマの狩猟を阻止すべく、「クマは爆発増加などしていません。クマを殺さないでください!」と講習会参加者に呼びかけました。

 

岡山県美作市にて

 

猟師の方々の反応はあまりありませんでしたが、中には「クマが人を襲わなかったら狩猟なんかしないし、別に殺したくて殺そうとしてるわけじゃない」とか「人よりクマのほうが大事なんか」と言う方もいました。そういう方々には、「共に森を復元して、クマが山に帰れるようにしてやりましょう」とチラシを配って声を掛けていきました。

 

チラシを配る岡山県支部会員と本部スタッフ

 

今回、熊森が声を上げたことで、少しでも多くの猟師の方々が無用の殺生となる山中の狩猟を思いとどまっていただければ幸いです。

あるハンターの方の「別に殺したくて殺そうとしてるわけじゃない」という言葉に表されているように、本当は誰もクマなんて殺したくないんだと思います。

熊森は、“殺さなくても人が安心して暮らせる方法(奥山の復元)”をこれからも真摯に伝え続けていきたいと思います。

 

岡山県のみなさん、クマ狩猟を止め、美しい奥山の森を復元していけるよう、これからも声を上げ続けましょう。

みなさんひとり一人の豊かな森を取り戻そうという声が、クマだけでなく、子どもたちの未来を守ることに繋がります。

 

 

 

2017年 熊森本部による兵庫県クマ生息地の豊凶調査結果 ブナ並下、ミズナラ並、コナラ並上

ブナ、ミズナラ、コナラなどのクマ生息地のどんぐり(堅果類)には豊作、並作、凶作などと、年によって実りに差があります。

クマは8月の末から木に登り、まだ青いうちから堅果類の実を大量に食べて体に脂肪を貯え、冬籠りに備えます。

堅果類の実りが悪いと脂肪不足で冬籠りに入れませんから、食べ物を求めて人里への出没が増えてしまう傾向があります。

近年、2004年、2006年、2010年のいずれかが地域によっては山の実り全てゼロという異常なまでの大凶作となりました。原因不明です。

おびただしい数のクマが人里に出てきて駆除されました。

人里のドングリであるアラカシ等は良く実っておりましたから、それを食べに来たクマもいました。

 

熊森本部では毎年9月中旬に兵庫県のクマ生息地の豊凶調査を実施し、秋のクマの出没を事前に予測しています。

今年も9月11日から16日まで、1週間ほどかけて全21か所を回ってきました。

調査結果を数値化し、凶作、不作、並下、並上、豊作の5段階で評価しました。

 

ブナは13か所で調査しました。

一斉開花年(9割以上が実をびっしりと付ける)ほどではありませんが、場所によっては豊作の木もたくさんありました。

まったく実がついていない木もあり、県全体の平均としては並下でした。氷ノ山のブナのシイナ(殻だけで中身なし)率は53%でした。

一部地域的には、去年豊作だったところが今年はゼロなど、他地域と連動していない場所もありました。

鳥取県境のブナ

 

ミズナラは18か所で調査しました。多くの木で実りがみられましたが、並作程度の木が多かったです。

蘇武岳のミズナラ

 

今年はコナラを9か所で調べました。コナラは結構実りが良く、並上でした。

ブナ、ミズナラ、コナラの全てにおいて豊作の木も沢山みられたので、今年は全体的に実りが良いと感じました。

 

西日本では以前、どんぐりの凶作年の秋にクマの出没が多かったのですが、近年は夏の出没も多くなっています。夏のクマの餌は昆虫や液果です。奥山を調査してみると昆虫が激減しています。液果類の実りはどうでしょうか。ミズキ、クマノミズキ、ヤマブドウも数本ですが調査してみました。

氷ノ山のヤマブドウ

ミズキ・クマノミズキは並下でした。

ヤマブドウやサルナシは判断が難しいと思いました。実りゼロと思っても、人間が採ってしまったあとかもしれないからです。

ブナについたクマの古い爪痕

 

調査時にクマの古い爪痕を見つけましたが、今回は1週間歩いても、フンも含め、新しい痕跡がまったく見つけられませんでした。

もう奥山に、クマはあまりいないのかもしれません。

もしそうなら、大変なことになってきたと思います。

 

ちなみに、兵庫県森林動物研究センターの調査結果は以下です。ただし、こちらは、兵庫県全域調査の結果です。

ブナ並上、ミズナラ豊作、コナラ豊作

秋田県内の小学校にクマの絵本を贈ろう クラウドファンディング「FAN AKITA」のご紹介

2014年、経営破たんした旧八幡平クマ牧場に残されたクマたちを、旧阿仁熊牧場(現:北秋田市立くまくま園)に29頭全頭救命していただいたことがあります。

 

今年8月、そのクマたちが元気にしているか見に行った際、山で保護された「のりちゃん」という、3本足のツキノワグマ(メス)がいました。

私たちは一瞬、「くくりわなにかかったんだ」と、胸を痛めたのですが、話を聞いてみると、そのような傷ではなかったそうです。

原因はわかりませんが、大ケガをして母熊からはぐれた子グマだったそうです。

保護して「くまくま園」に連れて来られたものの、足を切断するしか命を助ける方法がなかったということで、獣医さんたちに手術をしてもらったということです。

「のりちゃん」は現在3本足になってしまいましたが、元気にみんなと暮らしていました。

 

この「のりちゃん」のことを、北秋田市の元地域おこし協力隊員 九島 千春さん(現在カンボジアにて活躍中)が文にして、秋田北鷹高校の生徒さんが絵をかいて、素敵な絵本

「月の輪ぐま 『のりちゃん』物語」

の原版ができたそうです。

この度、マタギの里観光開発株式会社の社長さんが、この絵本を製本して、秋田市内小学校に配って、「のりちゃん」が障害にも負けず元気に生きていることや、クマとはどんな動物なのか、秋田県の子供たちに伝えたいと、クラウドファンディング「FAN AKITA」に応募されました。

 

熊森も、この絵本を通してくまくま園を訪れる子供たちが増え、くまくま園の経営が安定して、全頭救命していただいたヒグマやツキノワグマが寿命までここで大切に飼育していただけることを願っています。クラウドファンディング「FAN AKITA」にご寄付いただける方は、よろしくお願いします。

【熊森本部・岡山県支部】岡山県クマ狩猟再開の中止を求め、知事あての意見書を県庁で提出

10月2日(月)午後、日本熊森協会本部と岡山県支部は、今年から岡山県が再開しようとしているツキノワグマの狩猟の中止を求める岡山県伊原木隆太知事あての意見書を、岡山県自然環境課課長へ提出しました。

 

これに先立って、昼頃、JR岡山駅に行きました。あいにく大雨で、用意していった「狩猟再開反対」の横断幕や拡声器は使えませんでしたが、岡山県支部長にも来ていただいて、市民のみなさんにクマ狩猟再開の何が問題なのかを知っていただくチラシを4名で配りました。

岡山クマ狩猟反対チラシはこちらをクリック

 

岡山県でクマ狩猟が再開されることが
県民にほとんど知られていない!

 

うれしいことにチラシを受け取ってくださる方は多く、順調に配布を終えました。話し込むことになった方もおられます。

ほとんどの方が、「岡山県でクマ狩猟が再開されるなんて知らなかった」と話されました。何も言わずにチラシを物珍しそうに受け取って、ずっと歩きながら読まれている方もおられました。関心を持っていただければと願いました。

 

 

この後、15:30、熊森室谷副会長と熊森岡山県平井支部長、本部クマ保全担当の水見ら3名・岡山県会員1名で岡山県庁自然環境課を訪れ、クマ狩猟再開中止を訴える意見書を提出し、1時間交渉しました。

意見書の内容はこちらをクリック

 

室谷副会長:「岡山県のクマ生息地の奥山は、人工林や開発で荒廃しており、クマが暮らせなくなっています。このような状態を放置して、奥山にひそむわずかなクマまでもを狩猟だと追いかけまわしたら、かえってクマが人里まで降りてきてしまう危険があり、地元の皆さんにとってもマイナスです。人とクマの問題を解決するためには、ハンターのための楽しみ目的の狩猟再開ではなく、被害防除、生息地の復元による棲み分け復活で解決する必要があります」

意見書を提出する室谷副会長(左)と意見書を受け取る岡山県自然環境課、米戸課長

岡山県の奥山にクマの生息できる環境がないことを訴える室谷副会長(左)とクマ保全担当水見(右)

 

岡山県「クマは狩猟獣なので狩猟解禁します」

 

意見書を提出した後、熊森から「岡山県はなぜクマの狩猟を再開しようと思ったのか」という質問を県の担当者に投げかけました。「生息推定数が業者計算で205頭に爆発増加しているとされた」「増えすぎたクマを減らす効果がある」などの理由を述べられたら、昨年度の兵庫県のクマ狩猟再開の結果を元に、反論しようと思っていました。

しかし、県の答えとしては、「クマは狩猟獣と環境省が決めているので、狩猟解禁します」という機械的な答えしか返ってきませんでした。岡山県が何のためにクマ狩猟を行おうとしているのか、全く見えてきませんでした。どうも今回の岡山県のクマ狩猟再開は、岡山県の担当者たちの積極的な判断ではなく、国と結びついた外からの大きな圧力の結果のように感じました。

 

地域の実態に合わせたクマの保護体制を考えるべき

 

日本のツキノワグマの生息地は様々です。東北地方の山々には、まだクマの食糧や潜み場が残っており、奥山にクマが生息できる環境が十分にある場所もあります。

(詳細は、http://kumamori.org/news/category/genchi/40237/ 

一方で、十数頭しか残っていないという四国山地のようにクマが絶滅寸前の地域もあります。

岡山県の場合、クマの生息地は高率の人工林で埋められたまま荒廃しており、残された自然林も年々劣化、山頂まで観光開発が進むなど、クマが山で生き残れるような場所はありません。生息地を失った野生動物はいずれ絶滅します。岡山県でも、ツキノワグマは絶滅危惧種に指定されております。日本ではクマが狩猟獣になっているからといって、岡山県で狩猟をしていいわけではありません。岡山県には、もっと地域の実態に合わせたクマとの共存体制を考えていただかなくてはなりません。集落周辺での農作物被害や精神被害は放置できませんが、まずは、奥山にえさ場を復元し、そちらに放獣していくしかありません。スギやヒノキの人工林も、一定量は自然林に戻していく必要があります。

 

これらの対策は、クマをはじめとする森の生き物たちのためだけではなく、水源の森を未来にわたって確保することでもあり、わたしたちの子供たちのためでもあるのです。

 

今回のクマ狩猟反対の意見書提出には、山陽新聞社とテレビ瀬戸内の記者さん2名が駆けつけてくださいました。ニュース放映とデジタル記事、ありがとうございました。

山陽新聞デジタルhttp://www.sanyonews.jp/article/606825/1/

岡山県庁の担当者のみなさんにも、お忙しい中対応していただきありがとうございました。

 

くまもり本部2017年10月度> 自然保護ボランティア募集(初参加、非会員も歓迎)

※拡散希望

熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。

会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。

学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。

ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。

本部電話番号 0798-22-4190

本部FAX番号 0798-22-4196

メール contact@kumamori.org

 

2017年10月の活動予定

 

<いきものの森活動>

10月15日(日)(予定)トチの苗木の移植(兵庫県宍粟市千種町)

午前8:00に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

  • いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

天候不順で中止になることがあります。

当日連絡先090-1073-0980(担当:家田)

 電気柵設置風景

<環境教育例会(於:本部事務所)>

10月5日(木)10:15~ 見学も歓迎。

  • 小学校や保育施設などで、森や動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。

環境教育風景

<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>

10月5日、12日、19日、26日(毎週木曜日)

  • 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。

現地までの交通手段は本部にご相談ください。

庇の上でご機嫌なとよ

<太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石町)>

10月22日(日)(毎月第4日曜)

参加費:1000円(交通費)

  • 和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。

午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

8月27日 くつろいでいる太郎

環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。

太郎と花子のファンクラブ以外は本部の車に乗車される場合、集合場所から現地までの交通費は不要です。

自車参加も可能です。

たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。

9月23日 岡山県のクマ狩猟再開を考える緊急集会 岡山のクマはもはや山にいないとの猟師発言

 今回の緊急集会を開催したことで、山陽新聞に森山会長の長文のインタビュー記事が掲載されました。

9月27日山陽新聞←クリックしていただけると読めます。

 

 

午後5時からの集会を企画していたので、会場設営のため岡山国際交流センター4階会場に4:30に入りました。

駅近くのいい会場でしたが、私たちとセンターの間に行き違いがありました。

センター職員から、「5時以前の入室は一切認めない。主催者は1階で5時まで待ってもらう」という厳しいお達しが出て、5時まで1階ロビーに足止めされました。

その結果、せっかく参加者の皆さんが来てくださっているのに準備が間に合わず、開始が遅れてご迷惑をおかけしてしまいました。
5:30開場とすべきでした。お詫び申し上げます。
何時から入室できるのか、会場を借りる場合はしっかり確認しなければならないと改めて反省した次第です。

 

5時に会場に行くと、新聞のお知らせ欄を見て初めて来られた方々や、熊森岡山県支部の方々が、すでに席についておられました。

講演中の森山会長

 

熊森岡山県平井支部長のあいさつの後、森山会長が以下の話をしました。

①日本熊森協会は、クマのため人のため全生物のために、奥山保全・再生に取り組んでいる民間の実践自然保護団体で、これまで奥山にクマたちの餌場を復元してきました。今年もクマたちが食べに来ていますが、今後は法整備して国を挙げてこのような事業を行うべきです。

熊森植樹地の2002年植樹のクリの木にできた熊棚 2017.9.16撮影(豊岡市の奥山)

 

②クマと共存すべき理由は、クマたち野生動物が存在するのが自然だからです。彼らによって豊かな水源の森・災害に強い森が造られます。

③クマとはどんな動物か、ご紹介します。

④ある民間株式会社がベイズ推定という統計学を用いて計算したところ、岡山県のクマが爆発増加しており、生息推定数の中央値:205頭(90%信頼区間:102~359頭)と発表しました。

この数字に基づいて、今回の岡山県のクマ狩猟が再開されることになりました。

しかし、現在クマの生息数を推定する方法は確立されておらず、どこまで本当の数字なのかわかりません。

過大推定すぎると反論している統計学者もいます。

兵庫で昨年度、同じ理由からクマ狩猟が再開されることになった時、餌場もすみかも奪われたクマを遊びで撃って楽しむのは、生態系保全上からも、人道上からも、倫理上からもおかしいとして、兵庫県知事やマスコミに会って中止を訴えたり、狩猟再開に反対する署名運動を起こしたりしました。

⑤今回のクマ狩猟再開問題は、岡山県の問題というより、環境省のスポーツハンティング奨励政策にあります。人間が戦後大破壊した森の復元など一切せず、「すごいアウトドア」というキャッチコピーで、野生動物を殺すことを遊びやスポーツとして若者に勧めており、環境省は今年もキャンペーンを全国展開しています。正気とは思えません。

2017年度用、広島県作成チラシ

 

この環境省の政策に反論している猟師もいます。

狩猟歴30年の猟師からの反論「ひどいアウトドア」→銃を持つということは、自分だけではなく周りの人達にも大変危険なことだ。まるで遊び感覚で獣が持てるかのような環境省のチラシの書き方は、許せない。気軽に誰でも狩猟者になれると思わせるこのようなPRは危険すぎる。狩猟とは、野生動物の大切な命を頂くということである。それがどうして「魅力」になりうるのか。理解に苦しむ。このようなキャンペーンはやめていただきたい。

 

次に、本部クマ保全担当の水見研究員が、多くの資料を提示しながら、以下の話をしました。

①岡山県のクマ生息地を調査したところ、過大な人工林、開発、自然林の劣化で山が大きく荒廃しており、クマの痕跡が見つかりませんでした。

②岡山県のクマ狩猟再開の問題点は、山に潜んでいるわずかなクマを殺してみたところで、里の被害は減らないため無用の殺生になること、岡山県の山やクマの実態を無視して、深い森が残りクマもたくさん生息している他県に合わせた全国一律の環境省のクマ狩猟規定に機械的に数字合わせをしているだけのため、岡山では無謀すぎる狩猟となることなどです。

 

熊森本部の調査ルートを、自然状況がわかりやすいように4月のグーグルアースに合わせた図

 

この後、岡山県会員の司会で、会場からの意見交換会となりました。

新聞を見て参加してくださった猟師さんが、「(熊森は)このような緊急集会を開催してクマ狩猟再開を心配しているが、兵庫と同様、岡山にはクマを狩猟する猟師などいない上、岡山のクマは山に餌がないのでほとんどが中国自動車道近くにまで下りてしまっており、山中で狩猟を再開しても、狩猟数ゼロで終わるのではないか」などと、現場を知り得た者にしかわからない情報を、いろいろと出してくださいました。ご参加いただき本当にありがたかったです。

 

また、他の参加者からも、質問や意見がいくつも出ました。まだまとめていませんが、近いうちにまとめようと思います。

 

(反省点)

狩猟、有害捕殺、錯誤捕獲、放獣など、熊森本部スタッフにとっては当たり前の用語を多用して説明しましたが、会場からの質疑を聞いていて、一般の参加者にはその違いが判っていなかったことに気づきました。

次回からは、用語の説明をしてから話さなければならないと反省しました。

今後どうしていけばいいのか、行動計画まで立てたかったのですが、この問題についての初集会では、なかなかそこまではいけませんでした。

 

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。終了時間も伸びてしまい、いろいろと不手際がありました。お詫び申し上げます。

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