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6月15日 とよが初めて山菜を食べました!

これまで何を与えても、ほとんど山菜類を食べなかった「とよ」に、本日、ミズ(ウワバミソウ)を与えたら、初めて食べました。

熊森的には、ビッグニュースです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を輝かせてうれしそうに、ミズをたべる「とよ」

 

「とよ」お世話ボランティアのKさんが、岡山の山からミズを取って持ってきてくださいました。

「とよ」は、なんと、ミズにむしゃぶりついて、バケツ1杯分も食べてしまったそうです。

驚きニュースに、熊森本部事務所は湧きました。

お世話隊長のHさんが、動画でばっちり撮影してきてくださいました。

 

クマの大好物とは聞いていたけれど、ミズなら食べたのか。

かつて、母さんに教えてもらって、一緒に食べたんだろうな。

「とよ」の、この上もなくうれしそうな表情を見ていると、

やさしかった母さんとミズを食べた幸せな日々を思い出したのかなと思いました。

 

お世話隊は、さっそく、本日、獣舎内に、ミズを植えたそうです。

「とよ」がこんなに喜んで食べる山菜があっただなんて。

 

Kさん、ミズを取ってきてくださってありがとうございました。

 

 

6月1日 「とよ」のお世話に行ってきました よしず張り・プールの水替え・掃除・えさやり

今日は熊森本部職員3名と、お世話ボランティア5名の計8名で出かけました。

6月に入り、日差しも強くなってきますので、獣舎の上によしずを張ります。

 

現地到着後、まず最初に、サクランボでつって、「とよ」を寝室に閉じ込めました。

次に獣舎の上に登って、ヨシズ張りです。

落ちないように気を付ける

 

他のメンバーは、プールの水の入れ替え、寝室の掃除などを行いました。

 

プールが大好きなとよのためにがんばって水替え

 

寝室の掃除

獣舎の中には、フキやイチゴなど、様々な植物が生い茂っています。前回に引き続き、西獣舎の運動場で、イチゴを採集しました。

とよに食べてもらいたいと、イチゴを採集するくまもりボランティア

西側運動場には、2種類のイチゴが実っています。クサイチゴとセイヨウイチゴです。

今回も、たくさんのイチゴが、とれました。とよはたべてくれるでしょうか?

ほとんどがクサイチゴ。試食してみたらとても甘くておいしかった。

作業が終わってから、「とよ」を寝室から出してやりました。東側の運動場には、食べ物が並べられています。

イチゴ、ブドウ、モモ、ドングリ、バナナ、タケノコ、キウイ。

さて、「とよ」は、何から食べるでしょうか?

真っ先にイチゴをペロリと食べました。そして、そのあとすぐにブドウを食べ、モモを食べ、キウイを食べました。

ブドウを食べるとよ

この時期の野生のクマは、野イチゴや昆虫などを食べます。「とよ」は、野生の感覚で食べたかもしれません。

以前、「とよ」はお世話に来るスタッフを警戒し、走り寄って鼻息を立てて威嚇するなどの行動が目立ちましたが、最近はとても穏やかになりました。

お世話ボランティアのそばで、まったりくつろぐ「とよ」

 

クマは、本当に賢い動物です。人間と同じように、うれしさ、かなしさ、怒り、恐怖といった感情をもっています。

とよは、捕獲されてから、この獣舎に入るまで295日間も、暗く狭い檻の中で生活してきました。

その間、これからどうなるのかと、不安でいっぱいだったと思います。

しかし、毎日くまもりボランティアの皆さまや高代寺の方々が愛情たっぷりのお世話をしてくださったおかげで、ここまで人間に心を許せるようになりました。

皆様、いつも本当にありがとうございます。

 

野生で大人になったクマでも、愛情を持って飼えば、だんだん人間に心を開いてくることがわかりました。

まだの方は、「とよ」に会いに来てやってください。

 

 

 

 

「とよ」近況

高代寺山は、今ちょうど、山笑うです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久し振りに出会った「とよ」7才は、少年の面影が薄れて、男らしくなって来たなあと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キウイに丸ごとパクつく「とよ」

 

 

今春も山菜類は一切食べませんでした。

今、一番好んで食べているのは、果物で、何と1位がカットパインナップルで、2位がキウイです。

キウイは、これまで丸ごと食べていましたが、この日見ていたら、丸ごとぱくついてからしばらく口の中でもごもごして、その後、皮だけまるごとペッと吐き出しました。中身はうまく食べきってありました。彼なりにいろいろと食べ方も学習していくのだろうと思います。

 

落ちないように足を獣舎の鉄柵に引っ掛けながらひさしの上に寝転んで、おだやかな目で、お世話の人の方を見ています。

なんだか、太郎と花子に似てきたねという声も。

人間を信頼したポーズをとるようになってきたということです。

お寺のみなさんと熊森お世話隊のみなさんが深い愛情を注いでくださっているおかげです。

冬ごもりから覚めた「とよ」の近況

4月6日の「とよ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年秋にため込んだ脂肪が、まだ幾分残っている感じ

 

お世話隊のみなさんから、思わず「かっわいー」の声があがります。

本当にかわいいです。みなさん会いに来てやってください。

去年京都府では、70頭のクマが有害であるとして捕殺されました。

「とよ」を獣舎に入れて飼うのはかわいそうなのですが、野生でいたら里の柿やドングリを食べに来て、罠に掛けられ、殺されていた確率が高いです。生息地の広葉樹林の復元が進まない限り、クマと人の軋轢問題は解決せず、殺されるのはいつでも罠や銃の前に絶対弱者であるクマです。

 

 

3月23日、冬籠りから覚めた「とよ」は、最初、運動場をゆっくり歩いていました。

2か月も歩いていなかったから、無理もないですね。

 

しかしこの日の「とよ」は、もうすっかり元にもどって、運動場を元気に走りまわっていました。

 

 

寝室をのぞいてみてびっくりしました。

この間まで、藁には大きな穴があけてあり、そこに潜って冬ごもりをしていましたが、もう穴は不要となったのでしょうか。

穴が埋めてありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とよ」が、藁の穴を埋めた。

 

去年、餌として与えた麦が残っていたらしく、運動場が麦畑のようになってきました。

とよの麦踏み効果はあったのでしょうか。

 

お世話が終わって、みんなであたたかいコーヒーを入れて飲んでいたら、「とよ」がそばに寄ってきました。

鼻を上に向けて一生懸命においをかいでいます。

りんごを与えたら、これじゃないという感じで無視。

どうも昨年から、「とよ」は、コーヒーの香りに魅せられているようです。

 

クマさんがうっとりと匂いを嗅いでいる横で、コーヒーを飲む。

これぞまさに、クマカフェですね。

 

お世話隊は今年も毎週木曜日、しっかりお世話をします。

いっしょに「とよ」のお世話をして下さる方は、本部までお電話ください。

 

 

2月9日 冬ごもり中も、「とよ」の安否確認

只今、「とよ」は冬ごもり中です。

静かに見守ってやってください。

しかし、お寺のみなさんや「とよ」のお世話隊は、安否確認のため、そっと見に行っています。

家が近い会員の方の中には、何度も見に行ってくださっている方もおられます。

今日は木曜日なので本部お世話隊が安否確認に行きました。

高代寺は雪。気温0度。庭のスイレン鉢も凍っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

獣舎を訪れる人もなく、あたり一面シーンと静まり返っていました。

先週来た時は、「とよ」は寝室の中にある自分で作った藁穴に埋まって、ほんの少しごそごそしたりしていました。

しかし、今日はまったく動きがありません。寝入っているのでしょうか。

呼吸に合わせて体が規則正しく膨れたり縮んだりしているだけです。

完全に冬ごもり中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

万一に備えて運動場に積んであるドングリも全く食べた形跡がありません。

もちろん、糞もゼロ。

プールの水も澄んだままです。

糞取りも、プール洗いも何もする必要はないのですが、それでも、お世話隊は「とよ」を訪れます。

生き物を飼った責任感+みんな、「とよ」がかわいくて、たまらないのです。

 

平成28年度、京都府では67頭のツキノワグマが有害駆除されました。

これまで京都の山に放獣させてもらえなかった「とよ」が不憫でなりませんでした。

しかし、あの時、放獣していたら、民家の柿の実を夜中にこっそり食べに来た罪などで、今頃はもう殺されていた可能性が大です。

どっちの方が「とよ」のためなのか、かわからなくなってきました。

 

江戸時代に書かれた本「北越雪譜」には、「熊は和獣の王、猛くして義を知る」と書かれています。

同本中の実話「熊に助けられた男」を読むと、先人たちが熊を畏れ敬った訳がよくわかります。

熊はむやみに人を襲う動物ではないが、かわいいだけのぬいぐるみでもありません。

人間と同じように、喜びや悲しみ、恐怖、不安など、豊かな感情を持った生き物です。

 

この国土で人と熊が共存するには、お互いに正しく相手を知らねばなりません。

冬ごもりが明けたら、また多くの大阪府民に来ていただいて、熊がどんな動物なのか、「とよ」とふれあって欲しいです。

アイヌの人達、韓国の人達、ヨーロッパの人達、先人たちが熊に「神」を見た訳を、少しでも知って欲しいです。

 

 

 

 

 

本部 2017年初「生きものの森」活動は、「とよ」の獣舎まわりの環境整備としての竹林伐採

熊森本部には、会員たちがボランティアで森林整備に汗を流す「生きものの森」活動(通称「生き森」)があります。

1月29日(日)に、今年最初の活動を、保護飼育中のツキノワグマの「とよ」の獣舎がある大阪府豊能町高代寺で実施しました。

獣舎周辺には現在、竹藪が密生しています。

以前、この竹林がまだ繁茂していなかった時は、今、「とよ」の獣舎のある場所から、妙見山が展望できたそうです。

この竹藪は景観上悪い上、夏、やぶ蚊が発生する原因にもなっており、竹を伐採して獣舎周辺の環境整備を行うことになりました。

かつてはこの向こうに妙見山が見えたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のメンバーは、本部スタッフ1名と会員ボランティア4名。

4名の方の内訳は、長年くまもりのフィールド活動に参加してくださっているベテランの方、久しぶりに参加してくださった方、昨年入会してすぐに活動に参加してくださった方、その方が誘ってくださったご友人の方と、なかなか楽しい顔合わせでした。

竹伐採用のノコギリもあるそうですが、今回は普通のノコギリで伐りました。

スギの木を伐るのとは違って、竹は誰でも楽に伐れるのでみなさん楽しんで作業されていました。

 

伐採した竹はきちんと並べて整理します

 

 

 

 

 

 

 

 

初参加者も大活躍

 

 

 

 

 

 

竹林伐採前

竹林伐採後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記念写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チェンソーで伐採すればもっとはやくできるのですが、音がうるさくて「とよ」が冬籠りからさめるとかわいそうなので、今回はノコギリでの作業となりました。少し心配したのですが、とよは冬籠りしている寝室から出て来ませんでした。今回の作業は、冬籠りの邪魔にはならなかったようです。

 

現在熊森本部には職員がいますが、本来、くまもりはボランティア団体です。

本部「生きものの森」活動では、多くの会員ボランティアを募集しています。

活動予定は会報やメールでご案内しております。

メールアドレスの登録がまだの人は本部にお知らせください。

よろしくお願いします!

 

1月15日「とよ君」の冬眠開始を期待して高代寺へ   地元会員からの報告 


今季初めて雪景色になった今日の午後、「とよ君」の冬眠を期待して獣舎を見て来ました。

残念ながら、「とよ君」は、パレット上を「常同運動」をしていました。

暫くすると、4号寝室に入り、私が下山するまで出て来ませんでした。

間もなく冬眠すると思います。(明日当たりかな?)

2号プールは凍り付いていました。1号プールは水がありませんでした。

餌場の餌は、雪を被って、食べた形跡なし。

糞も見当たらず、パレット上は「常同運動」の足跡だけで、きれいでした。

冬籠りが待たれる新春の「とよ」

雪が降らず降っても雨で、今年も、兵庫県北部のスキー場は稼働できません。スキー場のみなさんは、悲鳴を上げておられます。

今冬も、去年に引き続き、今のところ本当に暖冬です。

 

こんな中、「とよ」お世話隊5名が、今年初めて高代寺山に行ってきてくれました。

この日、最高気温8℃、最低気温3℃で、現地は少し雪が舞っていました。

最高気温が7℃以下になると、熊は冬籠りに入ると言われているので、あと一息というところです。

「とよ」は、獣舎内をゆっくり歩いていました。

新年あけましておめでとうございます。冬籠り前のでっぷり体型です。

 

あんなに大好きだったドングリですが、今はもう全く食べません。

冬籠り準備が終わったからでしょう。

 

ブドウをつるしてやると、これは食べました。

寒いのに、プールに入って鼻ごと水中につけて、水を飲んでいました。(ステンレス製水飲み場が別に設置されており、そこの水も飲みますが、このようにプールの水も飲みます)

寝室には、わらもたっぷり入っています。

 

本日のお世話隊のみなさんです。

 

お世話隊は、最後にみんなで熱いコーヒーを飲みました。

「とよ」は、コーヒーの香りが気になるらしく、寄ってきて、鼻を天に高く上げ、クッと一瞬匂いを嗅いでいました。

クマは、犬のようにクンクンと匂いを嗅いだりしません。いつも一瞬クッで終わりです。判定が早いのでしょうか。

去年の「とよ」の冬籠り入りは、1月21日でした。さて、今年は・・・

新春一番の「とよだより」でした。

 

 

 

とよ君、冬籠り前の食い込み完了 

かわいいさかりの元野生グマの「とよ」6歳。

ふだんはお寺の住職さんや副住職さん、くまもりお世話隊は毎週木曜日、みなさん愛情いっぱいに「とよ」のお世話をし続けてくださっています。

今年8月初め、とよは突然エサを大量に食べ始めました。冬籠りのための食い込みが始まったのです。あわててクマフードを追加注文しました。

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8月の「とよ」

 

9月になると、秋の果物がどんどん入ってくるようになりました。

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立って、木に吊られたブドウを食べる「とよ」9月1日

 

 

今年は去年より1か月早く、9月の末から地元のお店にお願いし、箱を置かせてもらうなどして、クヌギ、アベマキ、コナラのドングリを集めていただきました。(元野生グマのとよは、マテバシイやアラカシなど、暖地性のドングリは食べません)

(地元協力店)デイリーカナート光風台店・コープこうべ光風台店・ショッピングセンターときわ壱番地

おかげさまで今年は豊能町内で400キロ近いドングリが集まりました。みなさん、ほんとうにありがとうございます。

本部に集まった200キロと合わせて、600キロのドングリを入手することが出来ました。

 

とよは、クリやドングリを与え始めると、これまで食べてきたリンゴや柿には見向きもしなくなって、1日中、クリとドングリだけを食べ続けていました。

いったんドングリを口に入れ、殻をすばやく外にはき捨てて食べていきます。

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9月29日  この時期、クリとドングリ以外はほとんど食べない

 

10月は、毎日10キロのドングリを平らげ、1日に出す糞は、大きな塊が12個。

「とよ」の好きなもの10月順位が出ました。

1、クリ 2、ドングリ 3、ブドウ(ヤマブドウ) 4、洋ナシ(ヤマナシ) 5、キウイ(サルナシ)

食べない物 ×カキ ×リンゴ

11月になると、1日に食べるドングリの量が7キロに減ってきました。

もうドングリを十分に食べ、冬籠りに必要な脂肪の貯えも終わったようです。

すると、以前のように再び柿やリンゴも食べるようになってきました。

水が好きですから、冬でも1時間に3~4回、プールに入って楽しんでいます。

 

兵庫県クマ狩猟再開を前に、テレビ局の取材陣が次々ととよを訪れました。とよは大活躍で、人々のクマへの偏見を是正する、重要な役を担ってくれました。

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相次いだテレビ取材

 

そして、12月になった今、十二分に皮下脂肪を貯え終わり、動きも緩慢になってきました。最高気温が7℃以下になる日が来たら、もういつでも、冬籠りに入れます。毎日のドングリを食べる量は5kgまで減りました。

今年のとよの変化は、お世話隊の人達に急速に心を許し始めたことです。お世話隊の人が横にいても気にせずに食事をとるようになったし、じっとしてお世話隊の人にブラシで毛をすいてもらったりするようになりました。

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12月1日の「とよ」 丸々と太っている

 

獣舎に藁を入れてやりました。

4月10日 きれいにそうじしました 「とよ」の運動場

最近「とよ」は食べ物でつっても寝室に入ってくれなくなり、運動場のお掃除ができず困っていました。

4月10日午前6:30、副住職さんから、寝室に「とよ」閉じ込め成功の電話をいただきました。

チャンスです。5名で駆けつけて、久し振りに12:30まで、きれいにおそうじしました。

プールはピカピカ。地面も新しいパレットを敷き詰めてやり、きれいになりました。

寝室の戸をあけてやると、すごいスピードで飛び出して、運動場をダッシュしていました。

熊森(5)[5]

冬籠り前はあんなに肥っていた「とよ」ですが、今では元の体型に戻っています。よかった。ブドウをおいしそうに食べているところです。

熊森(9)[2]

新しいパレット、気持ちいいね。

熊森(4)[2]

熊森(7)[2]

きれいにしてもらったプールの水を、うれしそうにごくごくと飲んでいました。何度も何度もプールに入っていました。本当に水が好きなクマさんです。

 

結局「とよ」を、6時間も寝室に閉じ込めていたことになります。「とよ」、ごめんね。

 

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