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カテゴリー「_奥山保全再生」の記事一覧

(拡散希望)九州北部豪雨災害の主な原因は植え過ぎた人工林、<熊森が福岡県庁で記者会見・知事に提言書> 

7月24日午後、日本熊森協会 本部 森山まり子会長ら本部スタッフ3名と、熊森福岡県支部 南里正博支部長ら福岡県支部員10名は、福岡県庁を訪れ、今回の九州北部豪雨で発生した大量の土砂や流木の主な流出原因は、造りすぎた人工林にあるとして、林業形態の抜本的な見直しや、人工林の自然林化、スギ・ヒノキの再造林の中止などを求める福岡県知事宛ての提言書を、林業振興課に提出しました。

提言書を提出

 

また、福岡県庁記者クラブで記者会見を行い、台風や豪雨のたびに繰り返される痛ましい甚大被害を防ぐために、これまでメディアがタブー視して書こうとしなかった<人工林が崩れやすい訳>を、勇気をもって書いてほしいと訴えました。

記者会見

 

戦後の林野庁による拡大造林政策の失敗は、誰よりも林野庁の職員たちが認識しておられるはずですが、組織の内部からは声を上げられません。

地方行政も、拡大造林政策を推進してきた手前上、今さら失敗だったとは言えません。

今回熊森は、民間が声を上げる以外にこの国を救う方法はないと一大決心して、福岡県庁に出向きました。

写真や地図、図表、データなどをそろえて発表しました。ぜひメディアに取り上げていただきたいです。

 

提言書はこちら

くまもり本部2017年7月度> 自然保護ボランティア募集(初参加、非会員も歓迎)

※拡散希望

熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。

会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。

学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。

ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。

本部電話番号 0798-22-4190

本部FAX番号 0798-22-4196

メール contact@kumamori.org

 

2017年7月の活動予定

<皮むき間伐フェスタ>暗い森を間伐して、動物が棲める豊かな森を再生しよう

7月30日(日)9:30現地集合 10:00~16:00

内容:皮むき間伐、森の紙芝居、ネイチャーゲーム、ロケットストーブで炊き出し体験

参加費:ひとり600円(昼食のカレー代・保険代)

集合場所:酒井公民館(兵庫県三田市酒井212-2)

持ち物:帽子、飲み物、動きやすい服装、雨具、マイ食器(コップ・お皿)

当日連絡先090-3288-4190

  • 皮むき間伐は小学生以上であれば誰でもできる間伐方法です。真っ暗な放置人工林のスギやヒノキを間伐し、光を入れて豊かな森を再生していきます。1年でもっとも水分を吸い上げる今の時期が一番気持ちよく皮を剥くことができます。是非ご参加ください!

2017年6月3日 皮むき間伐

2017年6月3日 皮むき間伐

 

<自然保護CAFE> 自然を守る仲間になりませんか?

7月15日(土) 13:00~15:00

内容:自然保護に興味があるけどまだ参加したことない方、どんな活動があるのか分からない方など、熊森協会の自然保護をご紹介して一人一人に合った活動を楽しくお茶をしながらお伝えしていきます。これまでにボランティア活動に参加したことある方は体験談を話してもらったり、気軽に自然保護に関するお話ができればと思います。

場所:自家焙煎珈琲工房 ブルー ブルージュ(西宮市分銅町1-10)

※カフェをお借りするので1品以上のご注文をお願いします。

ブルーブルージュさんHPより

<いきものの森活動>森林整備

7月15日(土)苗畑のメンテナンス(兵庫県宍粟市千種町)

午前8:00に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

  • いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

天候不順で中止になることがあります。

当日連絡先090-1073-0980(担当:家田)

2017年6月18日いきもり風景

 

<環境教育例会(於:本部事務所)>自然の大切さを伝える

7月6日(木)10:15~ 見学も歓迎。

  • 小学校や保育施設などで、森や動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。

2017年4月11日 環境教育例会風景

 

<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>飼育グマのお世話

7月6日、13日、20日、27日(毎週木曜日)

  • 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。

現地までの交通手段は本部にご相談ください。

2017年6月29日 とよのお世話風景

<太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石町)>飼育グマのお世話

7月23日(日)(毎月第4日曜)

参加費:1000円(交通費)

  • 和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。

午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

2017年5月28日 太郎と花子のお世話風景

参加者がクマの背中を掻いてあげる

環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。

太郎と花子のファンクラブ以外は本部の車に乗車される場合、集合場所から現地までの交通費は不要です。

自車参加も可能です。

たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。

兵庫県知事立候補者へのくまもり奥山アンケートの結果です 7月2日投票時のご参考に

兵庫県知事選挙に4人の候補者が立候補されています。

各候補者事務所に熊森協会本部より、次のようなアンケートをFAXで送らせていただきました。

 

<アンケート前文と質問事項>

兵庫県の中部・北部の奥山は、戦後の国策であった拡大造林政策により、スギやヒノキなどの針葉樹の人工林で埋められたままになっています。その結果、山からの湧水が激減しており、大変なことになってきています。また、奥山を生息地としていたクマをはじめとする野生動物たち(国策の第一次被害者)は生きられなくなり、人里に出て来て、地元の人たち(国策の第2次被害者)を困らせ、大量捕殺されています。政治は、この両者を救わねばなりません。

 当協会は、
①奥山スギ・ヒノキ林を林業用に間伐するだけではなく、自然林へ大幅に転換させて、野生動物たちが山に帰れるようにし、昔のように人と動物の棲み分け共存を復活させること、それによって
②次世代の水源を確保すること、
③野生動物を大量捕殺するのではなく、被害防除対策に予算を集中させることを願っています。本来の生息地を失っている絶滅危惧種のクマを、スポーツやレジャーとして狩猟対象にすることはやめるべきです。
④当協会のような民間自然保護団体が奥山問題に参画できるように、兵庫県立森林動物研究センターが持っている情報を隠ぺいせず、せめて他府県並に公開することを求めます。
回答者のお考えに〇をお付けください。

 

 候補者への質問

Q1、奥山スギ・ヒノキ林の自然林化について

1、大いに進める  2、どちらともいえない  3、多くの人工林を温存する

Q2、兵庫県がツキノワグマを狩猟対象としていることについて

1、狩猟禁止とする 2、どちらともいえない 3、今後も狩猟対象とする

Q3、兵庫県立森林動物研究センターの、他府県並情報公開について

1、他府県並に公開する 2、どちらともいえない 3、情報を公開する必要はない

 

コメントがありましたらお願いします。

以上

 

6月26日現在、全候補者より回答がありましたので、ご紹介します。(クリックするとPDFが開きます)

(回答受信順)

津川ともひさ候補

井戸敏三候補

勝谷まさひこ候補

中川ちょうぞう候補

 

 

(熊森より)

各候補とも、誠実にお答えくださっていると感じました。

候補者の皆さん、超多忙の中、本当にありがとうございました。

★熊森会員をはじめとする兵庫県民の皆さん、どうぞ候補者選びの参考になさってください。

 

 

5月27日 今の間に、植樹地の下草刈り 

会員のみなさんに呼びかけて、植樹地の下草刈りに行ってきました。今回は、すべて手刈りです。

5月の後半になると、植樹地の下草が繁茂してきます。

まだ苗木を覆うほどではないのですが、この時期に下草刈りをやっておくと、夏の草刈りが楽になるのです。

 

 

(1)柿の植樹地

奥山に豊かな森が復元するまでの間、山の実りの凶作年に、クマに食料を提供するのための緊急避難措置としての柿園です。地元の提案です。

数十本の柿の大苗植樹地

 

昨年、雪が降る前頃に、イノシシがシカよけ柵の下部を掘って柿園に侵入しました。そして、柿の苗木の周りに繁茂していたクズの根を掘り起こして食べたため、柿の苗木が倒れてしまいました。

当時、地元の方がすぐに気付いて通報してくださったため、急遽、修復に出かけました。おかげで、苗木はどれも今回、若葉で覆われていました。(良かった)

若葉に覆われた柿の苗木

 

葉の色がもう一つなので、地元の方に教えていただき、鶏糞を与えて水もたくさんやってきました。

刈った草は苗木の根元に

 

刈った草は苗木の根元に敷きます。こうしておくと、降った雨で土が流れなくなったり、この草が影を作って新たな草が生えにくくなったりします。

 

(2)広葉樹植樹地

ここにはコナラ、ヤマザクラ、カエデを植えました。順調に育っています。草が大きくなると苗木を探すのが大変です。

急斜面の植樹地

 

広い植樹地を苗木を探しながら草を刈ります。

昨年草刈りができなかった部分にかなり草が生えてきています。

逆に昨年草刈りができた場所は、まだ草が生えてきていません。

みなさん、ごくろうさまでした!

みんなで鎌を持って、記念撮影

 

<番外編>

(3)2005年に6割間伐した人工林に広葉樹を植樹し、10年後、残りのスギを皆伐した場所

2年前に残りのスギが完全に除去されたため、10年前に植えた広葉樹の苗木が結構大きくなってきました。広葉樹の純林にもどりつつあるのがわかります。

苗木も、これくらい大きくなればシカ防除柵もいらず、下草刈りもしなくて良いので、このまま成長を見守っていきます。

第1回目の植樹地

 

人間が短期間に実りのある豊かな森を再生しようとすると、大変です。単に広葉樹の苗木を植えたら終わりではなく、その後の草刈りやシカ防除柵のメンテナンスなど、いろいろと育林作業が必要となってきます。数百年にわたって自然の力で形成されてきた森を壊してしまった代償は、あまりにも大きいです。

 

 

熊森の使命は、荒廃して砂漠化している広大な放置人工林を、生き物たちのため、人のため、豊かな森に復元していくことです。

 

<皮むき間伐フェスタ、参加のお願い>

6月4日(日)に兵庫県三田市で予定している皮むき間伐フェスタ、まだ定員に達していません。

是非たくさんの方にご参加いただきたいです。ご参加のお申し込みを、お待ちしています。どうぞ、よろしくお願いします。

6月4日(日)の皮むき間伐フェスタの詳細はこちら

奥山植樹地は今、芽吹きの季節

5年前、スギの人工林を皆伐した場所に、シカよけ網を張って実のなる木を植樹しました。

 

1か月前の植樹地の写真です。

シカよけ網の緑以外、緑色のものは何もないといっていいような状態でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月16日の植樹地

 

しかし、本日行くと、植樹地は新緑でいっぱいでした。

同じ場所とは思えないぐらいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月15日の植樹地

 

全て、自然のなせるわざです。自然はすごいです。人間にはこんなことはできません。

しかも、人間が植えた苗木以外に、野鳥やテンなどの動物が持ち込んだ種からさまざまな樹木が発芽して、しっかりと育ってきています。

今のところ、特に発芽本数が多いのはコシアブラやクロモジです。クマイチゴも大繁殖の兆しです。

鳥や動物の森造り、すごいと実感します。

植樹したウワミズザクラも元気です。

 

この植樹地が今後、どうなっていくのか、興味津々。

ずっと調査し続けて、いつかまとめてみたいと思っています。

このような調査に興味のある方は、ぜひ植物の遷移調査にご参加ください。

 

 

 

 

 

 

 

くまもり表彰第1号は、兵庫県宍粟市波賀町原集落のみなさんに

宍粟市波賀町原集落の周りの山々を久し振りに見にいって、12年前とまわりの風景がすっかり変わっているのに気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年4月2日のリンゴ園周辺航空写真:人工林部分がかなり除去されている。

 

 

ここには、幸福重信さんというすばらしいリーダーがおられました。

 

2014年秋、奥山の実りゼロという異常年に、どっと山からクマが出てきて、集落で経営している観光リンゴ園に残されたリンゴの実を全部食べてしまったことがあります。そのとき、みなさんは頭が真っ白になって、クマを殺してやろうと思ったそうですが、みんなでよくよく考えてみると、彼らの餌と知りながら、実のなる木を伐って山にスギばかり植えたのはわたしらや。クマこそ被害者。

後、何年生きられるかわからんけど、自分たちのしたことに責任とって死にたくなったということで、集落のみなさんの意見が一致。

 

「クマとの共存」を宣言され、以後、毎年、1ヘクタールずつスギの人工林を除去して自然林に戻していくことを約束してくださったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004年、熊森と原観光リンゴ園が初めて手を結んだ時の記念すべき写真

 

 

熊森も、人工林除去後の裏山に実のなる木を植えるなど手伝いましたが、決めたことを本当に実行し続けた幸福重信さんと原の集落のみなさんは、ご立派です。

熊森はこれまで他団体を表彰したことなどありませんが、それなりに大きくなった今、他団体を表彰することも考えていくなら、第1号は、幸福重信さんと原の集落のみなさんです。

 

クマ狩猟再開や、ジビエ料理の普及など、うまいこと言って、自分たち人間が犯した罪を物言えぬ弱者である野生動物たちにかぶせて終わらせようとしている人たちがほとんどの中で、原集落のみなさんは、自分たち人間の犯した誤りを反省し、毎年みんなで汗水を流して人工林の自然林化にはげんで来られました。

 

すごいです。後に次ぐ集落が現れてほしいですね。

4月25日 春の自然林、人工林、原生林

4月25日、今まさに新芽が吹きだして「山笑う」状態の兵庫県南部の山を見ながら出発。

兵庫県北部の、まだ「山笑う前」の状態である山を見てきました。

1日1日、刻々と変化するこの時期の山の色や状態を、この地にとどまって見続けられたら楽しいだろうなと思いました。

人工林と広葉樹の2次林の林相の違いがはっきり分かる時期です。広葉樹林はこの時期赤っぽいです。もうすぐ新緑に覆われることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人工林を伐採した場所がありました。内部が良く見えます。動物の餌になる物など、内部には本当に何もないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下写真の正面の逆3角形部分の針広混交林が、中国山地タイプの原生林で、巨木の森です。

延々と続く人工林地帯の中で残った原生林はこのあたりではここだけです。よくぞ残ってくれました。

何年か前までは、クマの生息地でしたが、今はもういないようです。トホホ。熊森会員の皆さんは理由をご存じだと思いますが、原生林内部の下層植生が消えてしまったのです。外から見ると今でもすばらしい原生林なのに、内部は信じられない荒廃ぶりのはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当は、原生林の中の写真も撮りに行きたかったのですが、夕方になってきたので今回は断念しました。クマたちは生きるためにずっと下の方へ移動していったと地元の方が教えてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

4月16日 雪解け後の植樹地メンテナンス  宍粟市波賀町

<4月7日>

今年の大雪で、兵庫県北部各地の実のなる木植樹地のシカよけ網が倒壊しました。

早く網を立て直さなければ、シカに苗木を食べられてしまいますから、メンテナンスをあせる心があります。

しかし、雪が多く残っていたら、植樹地に近づけません。

やきもきしながら、波賀町の植樹地に行ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月7日波賀町植樹地

 

 

斜面上方の雪は完全に消えていましたが、植樹地のある斜面下は、まだ結構厚い雪に埋まっています。

この場所に積もった雪なのか、上からなだれ落ちてきた雪なのか、よくわかりません。

谷川の雪解け水の水量が多く、川を渡るのは危険です。ウ~ン。

 

<4月16日>

雪よけ用スコップを持って、植樹地に到着。植樹地まで近づきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月16日波賀町植樹地

 

 

ここは苗木がたくさん育っていた場所なのに、目の前に見えるのはクワの苗木だけ。

他の苗木は、雪に押し倒されて、雪の下敷きになっているもようです。

えっー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手前のピンクのリボンは、クワの苗木

 

一番奥の植樹地に行くと、どういう訳かここだけはすでに雪が消えており、苗木はどれも立っていました。

シカに食べられないうちにと、あわててシカよけ網を張り直しました。セーフ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

張り直したシカよけ網

 

 

この日は3つの植樹区画のシカよけ網を張り直して、1日を終えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植樹地遠景

 

何十本もの杭を深く打ち直したので、腕が腱鞘炎になりそうでした。

フーッ、ボランティアのみなさん、よくがんばってくださいました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボランティアのみなさん

 

 

ここの残りの網張りは、全国大会後に、すぐ来てやります。

 

 

4/8植樹地のシカ防除ネット修復作業 豊岡市但東町 4/12(水)、4/16(日)手伝ってください!

今年の兵庫県但馬地方は数年ぶりの大雪でした。

雪解け時に塊となって斜面を動いていく雪の力で、毎年植樹地のシカ防除ネットが倒されます。一刻も早く修復しなければ、シカに苗木を食べられてしまうので、さっそく4人で修復作業に出かけました。

 

くまもり植樹地に行く道中、人工林のスギの木で倒れているのがありました。通れないのでチェンソーで伐り倒しました。直径30cmくらいの元気なスギの木でした。こんな木まで倒してしまうとは・・・、雪の力はすごいです。

倒れていたスギの木を伐採

 

いよいよ、植樹地に到着。運んできた資材を降ろしました。

アー重たかった。資材運びも大変です。

 

いよいよ植樹地に入ります。

シカ防除ネットを張ったままにしておいた斜面のパッチディフェンスは、杭もネットも倒れていました。

左斜面から流れた雪に押された

 

平地部分のシカ防除ネットは無事でした。

平地の植樹地は大丈夫

 

下の写真は、去年初めての試みとして、雪が降る前にネットを降ろしておいた場所です。ほとんどの杭が立ったまま残っています。セーフ。

雪が降る前にネットを降ろしておいた場所

 

しかし、何と、もうすでにシカが来て、新芽を食べてしまっていました。あ~あ。

シカに幹をかじられた苗木

 

シカにかじられた頂芽

 

一緒に植樹をしてくださった会員の皆さんのお顔が浮かんできます。せっかく植えてくださったのに、申し訳ない。

実は、心配で、3月下旬にも、ここの植樹地を見に来ていたのですが、その時は、まだ雪が残っていて、降ろしたネットが雪に埋まったまま凍り付いていました。

 

近くに住んでいつも見回りしていないと、ネットの引き上げチャンスを逃してしまうと思いました。

都会に住んで、ボランティアを募って修復に来るという今のシステムでは、どうしても対応が遅れてしまいます。

 

 

しかし、嘆いている暇はありません。さっそく、倒れている苗木を起こしたり、植え替えたりしながら、防除ネットも修復していきました。

 

今回新しく買ってきた杭は、雪で折れないように、直径5.5cm、長さは210cmもあります。地面に埋め込むことを考えるとこれぐらい長くないとシカから苗木を守れません。

この日の豊岡市は最高気温28度。暑いくらいでした。

 

苗木の状態を見て、植え替えも実施

 

上から順番に直す

一つ一つ状況が違います。丁寧に直していきます。

みんなで協力して効率よく

ヤマグワの苗木は非常に成育が良くて大きくなっていたので、防除ネットを大きめに張り直しました。

みんな、がんばりました

 

この日は4人で日没まで作業しましたが、まだ半分以上残ってしまいました。

そこで4月12日(水)に緊急的にいきもり活動但東町を実施します。

 

また、4月16日(日)は兵庫県宍粟市波賀町戸倉にある植樹地の防除ネットを補修します。こちらはまだ雪が残っているので、雪かきをしながらの作業になると思います。両日とも、人手がもっともっと必要です。

手伝っていただける方は、本部にすぐにご連絡ください。<森再生担当>

 

次回のいきもり活動

【内容】

4月12日(水)くまもり広葉樹植樹地のシカよけネットの補修(兵庫県豊岡市但東町)

4月16日(日)くまもり広葉樹植樹地のシカよけネットの補修(兵庫県宍粟市波賀町)

【集合時刻・場所】

午前8:00 阪急電車神戸線夙川駅南口ロータリー(兵庫県西宮市)

【参加費】無料

(兵庫県ボランティア保険に未加入の方は年間500円で加入できます。保険期間4月1から来年3月31日まで)

【お申し込み先】

TEL:0798-22-4190

Mail:contact@kumamori.org

よろしくおねがいします。

 

 

季節が少し早いのですが、大阪私立中学・高等生徒がスギ・ヒノキ人工林の皮むき間伐に挑戦!

昨年の11月13日、大阪のインターアクトクラブ年次大会で室谷副会長がくまもり講演会を実施しました。当日は本部スタッフも同行して、「人間と野生動物が共存するには?」というワークショップを実施し、たくさんのアイデアを出していただきました。

 

その時参加していた生徒たちが、春休みのこの時期、実際に山に入って皮むき間伐をしたいと申し出てくれました。うれしかったです。

本当は、皮むき間伐は4月~8月あたりの樹木が水を大量に吸い上げる時期が一番適しているのですが、とりあえず、3月30日に実践していただきました。中学1年生4名、中学3年生1名、高校1年生16名、先生2名を含めて総勢23名の参加です。

三田市のNPO法人、「里野山家」さんと共催で実施しました。「里野山家」の佐藤さんに、場所の提供と昼食作りをお願いしました。

 

最初は、説明です。日本の森や林業の現状、野生動物や地元の獣害の現状、皮むき間伐の意義を、熊森本部スタッフが話しました。

 

開会風景

自然林と人工林の違いを説明

現場に移動、まずは準備体操と皮むき間伐のデモンストレーションです。

まずはみんなで準備体操

熊森本部スタッフが見本を見せます

皮が剥いたところから甘い樹液が

いよいよ、生徒たちにやってもらいます。最初は皮が剥きにくい木ばかりで大変でした。

皮がちぎれて、きれいに剥けません

午前中はあまり時間がなく、すぐに炊き出しの時間が来てしまいました。炊き出しは生徒たちも手伝いました。

生徒が薪割に挑戦!

電動のこぎりにも挑戦します

ロケットコンロで火の番です。

炊き出しをしている間、手の空いている人を連れて佐藤さん宅の裏山を案内しました。佐藤さんの裏山は人工林を皆伐してクヌギなどの実のなる広葉樹を植林しています。

スギとヒノキの違い、放置人工林には下草がないことなどを説明

シカネットの手前がクヌギなどの広葉樹植樹地

お待ちかねのお昼ごはんです。育ちざかりの中高生にたくさんたべてもらおうと大量のカレーを作っていただきました。

 

 

お庭に机を並べてのお昼ご飯

クマの生態についてスタッフから説明

お昼のあとはくまもりスタッフから、豊かな森の指標であるクマの生態などを説明しました。

たらふく食べた後は午後の皮むき間伐開始です。まずはスタッフがチェンソーで樹木を伐り倒すデモンストレーションをお見せしました。

少し他の木にかかりましたが、倒すことができました

切り口の断面で年輪を数えました。35~40年生でした。

いよいよ午後の皮むき間伐開始です。細い木より太い木の方が水分をたくさん吸い上げているからか、意外と皮が剥けやすいことを、数人の生徒が発見しました。さらに分かってきたのが、ヒノキよりスギの方が皮が剥けやすいということです。スギはヒノキより多くの水を含んでいるようです。

ヒノキの皮は剥くのが大変でしたが、最後まで頑張ります

きれいに剥けて感無量。こちらの2人はこの日のMVP。剥けやすいスギの木を完全に見分けています。

こちらは皮をつなげて剥いていくのに挑戦中です

細い木をのこぎりで伐りたいという生徒がいたので、やってもらいました。さっき見せてもらったチェンソー伐採を参考にして、受け口と追い口をしっかり入れていました。自分で木を倒したのが嬉しかったようで、記念に伐った木の輪切りを持って帰りました。

こんな細い木でものこぎりで伐るのはかなり大変です。

自分たちが間伐した人工林をバックに記念撮影

 

中学・高等の生徒のみなさん、森再生のための皮むき間伐をしていただき、ありがとうございました。この日の成果は65本。まだ皮が剥けにくい時期に実施した割には、たくさんできました。

生徒のみなさんにとっては、自然や林業、野生動物や地元の人達のことを考える良いきっかけになったのではないかと思います。

昨年は関西大学学生、そして今回の大阪の私立中学・高等の生徒、くまもりは、これからも学生や生徒の皮むき間伐のご要望におこたえします。ぜひ、お声かけください。

 

今年は、この後、6月4日(日)、7月30日(日)、9月3日(日)の3回の一般向け皮むき間伐イベントを実施します。

たくさんの方にご参加いただきたいです。

 

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