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カテゴリー「_奥山保全再生」の記事一覧

1月27日  水源の森を守るための川上・川下交流フォーラム 主催:エコネットあんじょう

「矢作川水源の森トラストプロジェクトフォーラム2018」が、愛知県安城市のアンフォーレ1階で開催され、熊森の森山会長もパネリストとして呼んでいただきました。

まず、2つの発表を聞かせていただきました。

 

①根羽村(長野県)ー安城市の場合

<川上>根羽村:90㎢(うち92%が山林、人工林率75%)、人口      921人  産業はずっと林業※

※明治期に村有林を全世帯450軒に5.5ヘクタールずつ分配したため、全世帯が山林所有者。

<川下>安城市:86㎢(うち田畑47%、宅地27%)、            人口180000人、産業は農業や自動車工業

 

安城市による水源の森の守り方

1.平成3年・・・根羽村の分収育林48ヘクタール(=人工林)が伐採されそうになった時、地元では再造林費用のめどが立たなかったため、安城市は費用分担してこの分収育林事業に30年間契約で参入し、伐採を止めた。木材価格の低迷で、今後、分収が見込めないため、材として売れそうな木以外は強度間伐を施して、保水力を高めるために針広混交林に変えていくべきとの声が出ている。

2.平成23年・・・NPO 法人エコネットあんじょうが上の分収育林地の対岸にある自然林36ヘクタールを3600万円で買いとって安城市の水源の森として手つかずで保全していこうと呼びかけている。

 

②道志村(山梨県)ー横浜市の場合

<川上>道志村: 80㎢、人口   1685人

<川下>横浜市:438㎢、人口 3730000人         京浜工業地帯

横浜市による水源の森の守り方

1.1916年(大正5年)・・・横浜市の水源の森として、道志村の36%にあたる山林2780ヘクタール(自然林63%・人工林27%)を購入。現在保安林。
横浜市は、生産林(=林業)環境林(=水源涵養林・生物多様性保全林)をはっきりと区別して、それぞれの用途に合わせて管理の仕方を変えている。現在道志村の6割にあたる4600ヘクタールの人工林が放置されて荒れているため、横浜市は市民ボランティアを募って間伐などを進めている。

 

この後のパネルディスカッションでの森山会長の発言

発表いただいた2例とも、川上と川下がトップだけではなく住民に至るまで交流して助け合っており、すばらしい取り組みだと思いました。

 

●森≠林

今後、森造りについて論じ合うとき、森林という日本語を使わないようにする必要があると私は強く感じています。森と林は、別物として定義しなおさないと、このようなパネルディスカッションでも話が混乱して訳が分からなくなってしまいます。

自然林を森と言い、林業のための人工林を林(生やす)というと決めませんか。

しかるに、林野庁が、人工林を森林と呼ぶものだから、国民は訳が分からなくなるのです。

このたび国会で課税されることが決まった「森林環境税」は、現時点までの内容では、「林業振興税」と名前を変えるべきです。

林野庁にも問い合わせてみたんですが、「市町村が行う間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林整備及びその促進に使う」とされています。もうお分かりですね。全て林業やそれに伴う林道建設に使われるのです。

しかし、みなさん、戦後1000万ヘクタールも作ってしまった人工林、私たちの多額の税金を投入してまで今後も今の規模のまま管理する必要はありますか?

今や、我が国の林業は、補助金で成り立っているだけというのは皆さんもご存知です。

なぜ産業として成り立たないか?材価が安いからです。なぜ材価が安いのか。需要がないからです。

なぜ国産材の需要がないのか?大量の安い外材が入ってきたからだと勘違いされている方が多くおられます。

違います。国民のスギ・ヒノキ材に対する需要がどんどん減ってきているのです。

木造建築を建てる人は激減です。空き家が今国中にいっぱい。今後、人口は確実に減っていく。

日本国が今しなければならないのは、根羽村のように林業に向いており林業の専門技術を持つところは、当然林業の町として残すべきですが、それ以外の人工林は、水源確保のために、生物多様性保全のために、災害に強い山にするために、私たちの税金で自然林に戻すことなのです。

林野庁自身も、戦後、1000万ヘクタールも人工林を造りすぎた。660万ヘクタールに減らしていきたいとはっきり言っています。

 

●人工林を自然林に戻すには、皆伐が必要

熊森は、当然、人間のことも林業のことも考えますが、自然保護団体ですから、それだけではダメで、全生物のこと、全産業のこと、次世代のことまで考えています。熊森は設立以来21年間、奥山の人工林を森に戻すために、実に様々な実験を繰り返してきました。以前この場に呼んでいただいたときは、人工林に7割の強度間伐をかけて、間に広葉樹の苗木を植えて、針広混交林づくりに取り組んでいますと発表させていただきました。

しかし、今日は、前言を取り消します。10年間様子を見た結果、最初のうちはよかったのですが、50年生のスギの間に植えた広葉樹の3年苗は、やがて、スギの成長に負けてしまい、針広混交林にはなりませんでした。スギの3年苗を植えて放置していたら、針広混交林になったという所はあちこちにあります。針葉樹の苗木と実生の広葉樹のスタートラインがほぼ同じだったからでしょう。しかし、50年生のスギの間に植えた広葉樹の3年苗では、無理です。結局、地元の皆さんは、残されたスギを全部伐って除去されました。水源を確保したいからです。人工林を自然林にもどすには、間伐ではダメで皆伐です。部分的であっても、人工林は皆伐しなければ、その中に広葉樹の苗木は育たないという報告をさせていただきます。

 

●日本も水が不足している

日本は雨や雪に恵まれているから、水源の森の保全など必要がないと思っている方も多くいます。昨年度のわが国の食料自給率は38%でした。水ジャーナリストの橋本淳司先生が、せめて食料自給率を50%に上げられないかと計算されたそうです。その結果、不可能なことがわかりました。今、日本に降っている雨や雪、日本の森から湧き出す水、これだけでは、50%の食料自給は無理なのです。私たちは、外国に降った雨、外国の森から湧き出た水によって生産された食料で生きながらえているのです。

不要な人工林を、あってはいけない場所にある人工林を、森に戻す。今、このことにこそ、多額の税が使われるべきだと考えます。税の名前は、「森林環境税」でもなく「林業振興税」でもなく、「森再生税」です。

 

最後に感想ですが、エコネットあんじょうさんのフォーラムは、自分と考えが違う発言であってもみなさんがきちんと聞いてくださいます。出演者、参加者のレベルがとても高いといつも感じます。今後も、森再生情報を交換していきたいです。今回も、くまもりを呼んでいただき、ありがとうございました。(完)

くまもり本部2018年2月度> 自然保護ボランティア募集(初参加、非会員も歓迎)

熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。

会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。

学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。

ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。

本部電話番号 0798-22-4190

本部FAX番号 0798-22-4196

メール contact@kumamori.org

 

2018年2月の活動予定

 

<いきものの森活動>

2月16日(金)風倒木の処理(三田)

(毎月第3金曜日 他に活動が必要な場合は土日を中心に活動を実施します)

午前8:00に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください

チェンソーを使えない方はのこぎりでご参加いただけます。

  • いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

天候不順で中止になることがあります。

植樹ネットの補修

<環境教育例会(於:本部事務所)>

2月5日(月) (毎月第1月曜日)

  • 小学校や保育施設などで、森や動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。

例会風景

<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>

2月1日、8日、15日、22日(毎週木曜日)

  • 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。

現地までの交通手段は本部にご相談ください。

冬眠中のとよ

<太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石町)>

2月25日(日)(毎月第4日曜)

参加費:1000円(交通費)

  • 和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。

午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

干し柿を待つ花子

環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。

自車参加も可能です。

たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。

台風が去った後の皮むき間伐地の風倒木処理を手伝ってください

皮むき間伐をした木が、昨年10月の台風21号でたくさん倒れたという話を聞き、これまで皮むき間伐を実施してきた三田市の現場を確認してきました。

場所によってはかなりたくさんの木が倒れていた

 

今回被害がひどかったのは皮むきして1年半くらい経過した場所です。台風で風倒木となったのは皮をむいた木だけではなく、生木も被害を受けていました。やはり皮むき間伐は木が倒れる恐れがあることを十分考慮して実施しないといけないと思いました。

皮をむいていない生木も折れている

 

根っこから倒れた木も複数確認しましたので、やはり人工林は根っこが小さく弱いということも感じました。

根っこから倒れたヒノキ(クリックしてください)

熊森の皮むき間伐は、人が入らない山の中で間伐して、木が立ったまま朽ちていくのを待つものです。しかし、今回現地を見て、やはり皮むき間伐した木は、「森の蘇り」さんがしておられるように、自然乾燥後伐採して運び出し、利用してしまうべきなのかなあと考え込んでしまいました。皮むき間伐した材を利用するとなると道路まで運び出さないといけないので、奥山では皮むき間伐ができないということになってしまいますが。

 

熊森としては、まずこの場所の風倒木を処理したいと思います。チェンソーを使える方でご協力いただける方はご連絡をお待ちしています。

日本熊森協会のことを知りたい方は、まず、この小冊子から!熊森誕生秘話「クマともりとひと」くまもりホームページで無料PDF公開開始

※拡散希望

日本熊森協会は、なぜ、どのようにして誕生したの?

日本熊森協会ってどんな団体なの?

熊森誕生秘話「クマともりとひと」(熊森小冊子63ページ100円)
2017年末までの販売実績51万部(発行2007年)
著者 日本熊森協会 会長 森山まり子

 

日本熊森協会のめざしていること、実際の活動などを、より多くの方に知ってもらうため、この度、日本熊森協会の誕生秘話をまとめた小冊子「クマともりとひと」を熊森協会ウェブサイトより無料で公開しました。(読了所要時間約20分)

「この本は、どうしてこれほど人を感動させるのでしょうか」と問われた森山会長は、「100%、真実を書いたからだと思います」と答えられました。

 

ふりがながふってあるので、小学生にも読めます。

 

是非、多くの方に読んでいただきたいです!

熊森協会ウェブサイトはこちら

「クマともりとひと」PDFはこちら

 

「愛は、言葉ではなく、行動である。」

 

この本を読んで、自分も日本の森や動物を守るために何か寄与したいと思われた方は、ご連絡ください。

ぜひいっしょに声をあげましょう!

 

・熊森会員になる、

・ボランティア活動に参加する、

・勉強会や集会に参加する、

・行政に声を届ける、

・寄付をするなど、

・・・・

あなたにもできることがきっとあります。

 

読後感想もお寄せください。

 

尚、これまで通り1冊100円での紙媒体での販売も続けています。

結婚式での引き出物から学校(中・高・大)での環境学習用教科書としてなど、今も注文が絶えません。

世界的な環境考古学者である安田喜憲先生も、「教科書に載せて、全国民必読にすべき」と、絶賛されています。

12月6日  森林環境税の使途を巡って、久し振りの国会議員会館めぐり

この度新しく設置されることになった「森林環境税」は、全国規模で恒久的に徴収する新税としては、1992年に導入された「地価税」以来のものです。

くまもりは、約9割が市町村に配分されるという「森林環境税」が、内部が大荒廃した放置人工林を温存することに寄与することになるのではないかと危惧しています。

久し振りに国会議員を回って、税を、<荒れた林を豊かな森に戻す>ことにも使っていただけるようにお願いしようと思いました。

この日の議員アポはなかなか取れませんでした。

それもそのはず、この日は、官僚のみなさんと議員の皆さんが部屋に入りきれないほど集まって、来年度の税制を決める最終日だったのです。

 

まず議員会館の入り口で、飛行機に乗る時のような身体と荷物のチェックを受けてから、受付でどの議員に会いに来たのか紙に書いて提出します。敷地内撮影は禁止されています。

窓口の方が、その議員の事務所に電話をして、この人物を中に入れてもいいのかどうかたずねます。OKが出たら、いただいた入館証を首からかけて、議員会館の中に進みます。

一部の議員や秘書にお会いすることが出来ました。私たちに対する秘書の対応を見ていると、議員に会わなくても、議員が国民の方を向いている方かどうかわかるような気がしました。どんな人を秘書にするかで、議員の運命が決まるなあと感じました。

 

森林環境税は、地球温暖化対策として市町村が森林を整備・管理する財源に充てるために、ひとりにつき年間1000円を徴収するものとされています。

 

●森林の整備・管理は、ほんとうに地球温暖化防止に役立つのか

森≠林

まず、森と林が別物であることがわかっていないと、この話は混乱します。

砂漠や荒野に木を植えるのなら、二酸化炭素の吸収源が新たに誕生することになるでしょう。

しかし、日本のように大部分が温暖湿潤気候に属する国では、基本的に国土は森におおわれています。

戦後、森の木を大量に伐採して、スギ・ヒノキ・カラマツなどの人工林を延々と造林し、国土は緑色をした超過密な林の木々に覆われているのが現状です。

一部の地域をのぞいて、材の搬出が進まないのは、林業が業として成り立たなくなっているからです。

なぜ林業が成り立たなくなったかというと、この50年間に、人々の生活様式がすっかり変わり、国産材の需要が低下し、材価が暴落しているからです。

延々と放置された人工林の内部は、真っ暗で、草1本生えていません。

この日本の林に、「森林環境税」を投入して、どのように地球温暖化を防止しようというのでしょうか。

ある議員の秘書によれば、与党内でも都市部選出議員のなかには、選挙区に山がないとして、「森林環境税」の新設に反対したり無関心な議員が多いということです。

郡部選出議員は、林業促進や、災害に強い山づくりをめざして、人工林を間伐することに「森林環境税」を使うべきだと言われているようです。

間伐しても、5年もすれば、残された木が成長して、また、内部が真っ暗になります。

その間、残された木が二酸化炭素を吸収して成長していくのだと言われても、間伐した木を、今はやりのバイオマス発電やストーブ用ペレットにしたり、地面に放置して腐らせた場合、二酸化炭素を発生しますから、地球温暖化防止にはなりません。

人工林を皆伐して、再び、スギ・ヒノキ・カラマツなどの苗木を植えるための道づくり等の土建工事、苗木代、人件費、維持管理費用に「森林環境税」使うという案も出ていましたが、伐採した木が二酸化炭素を排出しないよう、保存されているかどうか調べねばなりません。

長時間お話を聞かせていただいて思ったのは、今のところ、「森林環境税」は、森のためには全く使われようとしていないということです。

やはり、「林業振興税」だと思いました。

 

一人1000円の税徴収は決まったけれど、導入目的や使途は、来年から議論していくようでした。

自分たちの出した税金が何に使われるのか、市町村民がしっかりと考えて声をあげていかなければ、不正の温床となったり新たな自然破壊を生むことになるだけです。

税の新設が決まってしまった以上、行政はしっかりと情報を公開していただき、国民はしっかりと使い道をチェックし声を挙げ続けていかなければならないと思います。

 

来年は多くの国会議員さんに会って行きたいと思います。

日本国が存続するために、「森林環境税」を、水源の森であるクマたちが棲む生物の多様性が保たれた<森の復元・再生に多く使うべきだ>と訴えるために。

みなさんも、国会、都道府県、市町村の議員のみなさんにどんどん会いに行ってください。

11月23日 政府・与党 「森林環境税 」1人1000円 2020年度以降に徴収を発表 くまもりは、年間620億円の使い道を問題視

昨年秋、政府・与党は二酸化炭素(CO2)の森林吸収量向上による温暖化対策や国土保全の安定財源として、林野庁などが創設を求めていた「森林環境税」の導入を発表しました。

集まった財源は、市町村の森林整備財源に充てるとされていました。

しかし、すでに37府県と横浜市が独自の「森林税」を導入しており、地方自治体から「二重課税」を理由に反対の声が上がったため、発表直後に早々と先送りが決定されてしまいました。

 

しかし、本日、「森林環境税」について、1人当たり年1000円を徴収する方向で政府・与党が調整に入ったことが発表されました。個人住民税を納める約6200万人が対象で、年約620億円の税収が見込まれます。

12月中旬にまとめる2018年度与党税制改正大綱に盛り込まれるということです。

 

熊森としては、戦後の森林政策の失敗で、日本の山を大荒廃させてしまった、もうどうしてよいかわからないと林野庁の職員の方々が嘆いておられるのを裏で聞いてきたので、林野庁が責任を感じて、何とかこの国のために豊かな森や林業用として活用できる林を取り戻そうとされるなら、国民として大いに協力したいという思いがあります。

しかし、問題は、そういう方向で、お金が使われるのかどうかなのです。しかも、国が中央で決めた一律のお金の使い方を指示しないだろうかという不安もあります。南北に長い日本です。豊かな森の顔は、地域によってかなり違っています。その地域に合った森造りをしないと、またまた失敗してしまうでしょう。集まった財源を、県ではなく市町村に渡すしくみとなっている訳もよくわかりません。

 

 

「森林環境税」には、環境とか、森とかいう言葉は一応入っていますが、実質は無意味な「林業振興税」に使われるだけになるのではないかという心配があります。

 

時代がすっかり変わっているのに、もはや需要もなく日本の山に取り残された哀れ膨大なスギ・ヒノキ人工林の維持や再造林を進めるための「林業振興税」なら、まっぴらごめんです。人工林の2割間伐などしても、5年もたてば残された木々が成長して、また内部が真っ暗で死んだ山になってしまいます。税金の無駄遣いです。

 

森と林は全く別物です。一緒にして森林としてしまうから、わけがわからなくなるのです。

今、日本がしなければならないのは、今後も林業として需要や利用が期待できるスギ・ヒノキの単相林は残したとして、伐り出しが不可能な場所にあったり、もはやバイオマスなどにしか使い道のない、しかも豪雨で崩れやすい針葉樹の単相林を樹種転換し、保水力豊かで野生鳥獣たちが棲める災害にも強い雑木林(=森)を、全生物のために、鳥獣被害に悩む地元の方のために、次世代のために、復元することなのですそのような「森林環境税」となるよう、熊森は声を挙げていきたいと思います。

 

 

 

くまもり本部2017年12月度> 自然保護ボランティア募集(初参加、非会員も歓迎)

※拡散希望

熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。

会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。

学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。

ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。

本部電話番号 0798-22-4190

本部FAX番号 0798-22-4196

メール contact@kumamori.org

 

2017年12月の活動予定

<いきものの森活動>

12月10日(日)(予定)植樹地のネット補強(兵庫県宍粟市波賀町戸倉)

12月17日(日)(予定)植樹地のネット補強(兵庫県豊岡市但東町)

午前8:00に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

  • いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

天候不順で中止になることがあります。

 

<環境教育例会(於:本部事務所)>

12月の例会はなし ご興味のある方は本部までご連絡ください。

  • 小学校や保育施設などで、森や動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。

 

<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>

12月7日、14日、21日、28日(毎週木曜日)

  • 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。

現地までの交通手段は本部にご相談ください。

 

<太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石町)>

12月24日(日)(毎月第4日曜)

参加費:1000円(交通費)

  • 和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。

午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

 

環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。

太郎と花子のファンクラブ以外は本部の車に乗車される場合、集合場所から現地までの交通費は不要です。

自車参加も可能です。

 

たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。

くまもり本部2017年11月度> 自然保護ボランティア募集(初参加、非会員も歓迎)

※拡散希望

熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。

会員・非会員に関わらず、多くの方々にご参加していただきたいです。

学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。

ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。

本部電話番号 0798-22-4190

本部FAX番号 0798-22-4196

メール contact@kumamori.org

 

2017年11月の活動予定

<いきものの森活動>

11月19日(日)(予定)高代寺の竹の伐採(大阪府豊能郡豊能町)

午前8:00に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

  • いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、誰でもご参加いただけます。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

天候不順で中止になることがあります。

竹野伐採風景(高台寺)

<環境教育例会(於:本部事務所)>

11月の例会は未定 環境教育にご興味のある方は本部までご連絡ください。

  • 小学校や保育施設などで、森や動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。

環境教育風景

<とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)>

11月2日、9日、16日、23日、30日(毎週木曜日)

  • 大阪府豊能町で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。

現地までの交通手段は本部にご相談ください。

庇の上でご機嫌なとよ

<太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石町)>

11月26日(日)(毎月第4日曜)

参加費:1000円(交通費)

  • 和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。

午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリーに集合してください。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。

くつろいでいる太郎

環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。

太郎と花子のファンクラブ以外は本部の車に乗車される場合、集合場所から現地までの交通費は不要です。

自車参加も可能です。

たくさんの方のご応募をお待ちしております。よろしくお願いします。

9月3日(日) 今年最後の皮むき間伐フェスタ開催!

皮むき間伐は、樹木が水分をたくさん吸い上げる4月中旬~9月中旬までが一番やりやすくて、気持ちよく皮が剥けます。ということで9月3日(日)に今年最後の皮むき間伐イベントを実施します。

スギやヒノキの皮を剥いて、人工林を間伐する皮むき間伐。夏休みが終わった後のビッグイベントに是非ご参加下さい!

9月3日(日) 9:30現地集合

実施時間:10:00~16:00

集合場所:酒井公民館(兵庫県三田市酒井212-2)

内容:皮むき間伐、森の紙芝居、ネイチャーゲーム、ロケットストーブで炊き出し体験

参加費:ひとり600円(昼食のカレー代・保険代)

持ち物:帽子、飲み物、動きやすい服装、雨具、マイ食器(コップ・お皿・スプーン・はし)

当日連絡先090-1508-8979

Facebookイベントページはこちら

九州北部甚大災害の原因は林野庁の拡大造林政策㊗福岡RKBテレビが平野虎丸氏の解説を報道

豪雨のたびに甚大災害が次々と起きる本当の原因を国民に伝えようと、熊森本部は去る7月24日福岡県庁に出向き、熊森福岡県支部と共に必死の思いで1時間の記者会見を行いました。

 

記者会見の初めに森山会長が、

「これまで国や行政が責任逃れのために隠し続けてきた本当の災害原因を、地元の人たちのために、初めて前面に押し出す報道が生まれる歴史的な記者会見にしたい」

と、あいさつしました。

そして最後には、これまでいくら私たちが真実を発表してもマスコミが取り上げてくれないので、国民に伝わらず、悲惨な甚大災害が起き続けているとして、

「福岡の記者さんたちは、勇気を出してこの記者会見の内容を報道してほしい」とお願いしました。

しかし、残念ながら、一社も取り上げてくれませんでした。

 

そんな中、福岡県のRKBテレビが、熊森顧問でもある平野虎丸氏を現地取材し、ニュース特集の中で、甚大災害が起きる仕組みについて平野氏が話したことを放映されました!(ヤッター)

 

この8分間のテレビニュースをユーチューブに上げて全国民に見ていただきたいです。しかし、法違反になるのでできません。このニュース特集に関しては、視聴者からの良い反応がいくつも局に届いたようで、近々再放送の予定だそうです。しかし、福岡県の人にしか見れないテレビです。残念です。

 

RKBニュース特集

<なぜ流木被害が拡大、植林政策の課題とは> 以下概要

(ナレーター)今回の豪雨では大量の流木により、被害が拡大しました。なぜこれほどの流木が生じたのでしょうか。

背景を探ると国が進めてきた植林政策のもろさが見えてきました。

朝倉では、大量の流木と土砂が集落の姿を一変させました。

(朝倉住民)

ここから800メートル下までに50世帯の集落があったのです。

かなり大きな流木が根元から根こそぎ何本も流れてきました。

(ナ)

集落の上流に向かって進んでいくと、スギ山の斜面が大きく崩れ落ちていました。

雨による倒木と土砂が下流に向かって流れ込んだ様子がうかがえます。

福岡県によると朝倉市と東峰村で発生した流木は20万トン以上。

その多くが山に植林されたスギです。

(平野虎丸さん)

みんなスギだ。もう凶器ですよ。このスギは。こんなでかい石をいっぱい運んでくる。

わたしは20年前から、流木被害について警鐘を鳴らし続けてきました。

(ナ)

植林されたスギは自生のスギに比べ根が浅いため土砂崩れを起こしやすいといいます。

(平野虎丸さん)

はっきり言って、自然災害ではなく人災です。自然にはこういうスギはないんです。しかもこれらが所狭しとびっしり植えてある。これが甚大災害の原因です。

年齢を重ねたスギの木は、それなりに体重が重くなり、急斜面では自分の体を支えられなくなっている。50年60年のスギから早く伐るべきです。

(ナ)

国は、戦後、復興や高度経済成長で急増した木材需要を背景に全国の山でスギやヒノキなどの植林政策を進めました。現在日本の山の40%がスギなどの人工林です。

その根は自生のスギとどう違うのでしょうか。

実生スギと挿し木スギの違い図示。

左が自生スギ、右が挿し木スギ(挿し木スギには、主根が生えない)

(ナ)

自生スギは、体を支えるための主根が地面下にどんどん伸びていきます。挿し木スギは、種から育てたスギに比べ、根が浅く横に広がっていくだけです。主根は生えませんから、木が成長して大きくなりすぎると不安定になり、雨や風で簡単に倒れるのです。

一方種から育つスギは災害には強いものの、真っ直ぐ育ちにくく、木材利用には適しません。

災害に弱い挿し木が植林に使われてきたのは、まっすぐに育ち成長も早いことから、効率的に木材を生産できると考えられたからでした。

(平野虎丸さん)

スギの木が悪いんじゃないんです。人間が植えるところを間違ったのです。急斜面や沢沿いがいけないですね。家の近くや集落の裏山の急斜面などもだめです。

(ナ)

スギの伐採は40年が目安ですが、木材需要の低迷や林業従事者の減少などで、今、山には伐採されないままの大木が多く残っています。

熊本県高森での、平野さんたちの植えない森づくり現場が紹介される。

人工林のもろさを訴える平野さんは、今、植林をせずに自然本来の山に戻す活動を行っています。放置して育てた山は簡単には崩れません。

 

穏やかな暮らしを奪った大量の流木、今後同じ被害を繰り返さないために何をすべきなのか、森林整備の在り方を考え直す時期に来ています。(完)

 

(熊森から)

みなさんに、平野氏のブログを読んでいただき、傍観者となるのではなく、どんどんコメントを入れていただきたいです。

 

ブログには、「スギの木が土砂崩れに巻き込まれたのではなく、根の浅いスギの木が倒れるときに、てこの原理で土砂を持ち上げ土砂災害を起こす。この順序を間違うと根本的な対策ができない。砂防ダムなどで、人工林の崩れは止められない。丈夫と言われるコンクリートが、現地ではいとも簡単に壊れている」など、山崩れの現場を横で見てきた林業者でなければ語れない真実がいっぱいです。

 

また、人が住んでいない奥山や国有林内では毎年のように大きな土砂崩れが発生して林道も崩壊している。人が死なないのでニュースにならないだけだなどという告発も、重要です。

 

熊森が、人工林がいとも簡単に崩れることを知ったのは、1998年に宮崎テレビが熊森を取材に来た時です。宮崎テレビ制作「熊森が消える」という1時間番組に、宮崎県の奥山人工林がずたずたに崩れている飛行機からの映像が映し出されました。

あれから熊森もいろいろと調べ、人工林が災害を多発させていることを訴え続けてきたのです。林業が大事とよく言い返されますが、命や財産を失うよりも林業の方が大事なんでしょうか。クレージーです。しかも、補助金がなければ成り立たない今の林業は、産業とは呼べません。自然林から択伐するなど、新しい林業の在り方を、根本から考え直すべきです。

 

今回の九州北部の災害に対して、林野庁が現地を視察し報告書を作りました。その中には、人工林の「じ」の字も出てきません。林野庁の内部に詳しいある閣僚に聞くと、人工林が原因だと林野庁の全員が知っている。もし自由に発言できるなら、林野庁の職員たちは先頭切って、「原因は人工林です」と、言うでしょうということでした。

 

誰がこの国と国民を救うのか?

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