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4/8植樹地のシカ防除ネット修復作業 豊岡市但東町 4/12(水)、4/16(日)手伝ってください!

今年の兵庫県但馬地方は数年ぶりの大雪でした。

雪解け時に塊となって斜面を動いていく雪の力で、毎年植樹地のシカ防除ネットが倒されます。一刻も早く修復しなければ、シカに苗木を食べられてしまうので、さっそく4人で修復作業に出かけました。

 

くまもり植樹地に行く道中、人工林のスギの木で倒れているのがありました。通れないのでチェンソーで伐り倒しました。直径30cmくらいの元気なスギの木でした。こんな木まで倒してしまうとは・・・、雪の力はすごいです。

倒れていたスギの木を伐採

 

いよいよ、植樹地に到着。運んできた資材を降ろしました。

アー重たかった。資材運びも大変です。

 

いよいよ植樹地に入ります。

シカ防除ネットを張ったままにしておいた斜面のパッチディフェンスは、杭もネットも倒れていました。

左斜面から流れた雪に押された

 

平地部分のシカ防除ネットは無事でした。

平地の植樹地は大丈夫

 

下の写真は、去年初めての試みとして、雪が降る前にネットを降ろしておいた場所です。ほとんどの杭が立ったまま残っています。セーフ。

雪が降る前にネットを降ろしておいた場所

 

しかし、何と、もうすでにシカが来て、新芽を食べてしまっていました。あ~あ。

シカに幹をかじられた苗木

 

シカにかじられた頂芽

 

一緒に植樹をしてくださった会員の皆さんのお顔が浮かんできます。せっかく植えてくださったのに、申し訳ない。

実は、心配で、3月下旬にも、ここの植樹地を見に来ていたのですが、その時は、まだ雪が残っていて、降ろしたネットが雪に埋まったまま凍り付いていました。

 

近くに住んでいつも見回りしていないと、ネットの引き上げチャンスを逃してしまうと思いました。

都会に住んで、ボランティアを募って修復に来るという今のシステムでは、どうしても対応が遅れてしまいます。

 

 

しかし、嘆いている暇はありません。さっそく、倒れている苗木を起こしたり、植え替えたりしながら、防除ネットも修復していきました。

 

今回新しく買ってきた杭は、雪で折れないように、直径5.5cm、長さは210cmもあります。地面に埋め込むことを考えるとこれぐらい長くないとシカから苗木を守れません。

この日の豊岡市は最高気温28度。暑いくらいでした。

 

苗木の状態を見て、植え替えも実施

 

上から順番に直す

一つ一つ状況が違います。丁寧に直していきます。

みんなで協力して効率よく

ヤマグワの苗木は非常に成育が良くて大きくなっていたので、防除ネットを大きめに張り直しました。

みんな、がんばりました

 

この日は4人で日没まで作業しましたが、まだ半分以上残ってしまいました。

そこで4月12日(水)に緊急的にいきもり活動但東町を実施します。

 

また、4月16日(日)は兵庫県宍粟市波賀町戸倉にある植樹地の防除ネットを補修します。こちらはまだ雪が残っているので、雪かきをしながらの作業になると思います。両日とも、人手がもっともっと必要です。

手伝っていただける方は、本部にすぐにご連絡ください。<森再生担当>

 

次回のいきもり活動

【内容】

4月12日(水)くまもり広葉樹植樹地のシカよけネットの補修(兵庫県豊岡市但東町)

4月16日(日)くまもり広葉樹植樹地のシカよけネットの補修(兵庫県宍粟市波賀町)

【集合時刻・場所】

午前8:00 阪急電車神戸線夙川駅南口ロータリー(兵庫県西宮市)

【参加費】無料

(兵庫県ボランティア保険に未加入の方は年間500円で加入できます。保険期間4月1から来年3月31日まで)

【お申し込み先】

TEL:0798-22-4190

Mail:contact@kumamori.org

よろしくおねがいします。

 

 

季節が少し早いのですが、大阪私立中学・高等生徒がスギ・ヒノキ人工林の皮むき間伐に挑戦!

昨年の11月13日、大阪のインターアクトクラブ年次大会で室谷副会長がくまもり講演会を実施しました。当日は本部スタッフも同行して、「人間と野生動物が共存するには?」というワークショップを実施し、たくさんのアイデアを出していただきました。

 

その時参加していた生徒たちが、春休みのこの時期、実際に山に入って皮むき間伐をしたいと申し出てくれました。うれしかったです。

本当は、皮むき間伐は4月~8月あたりの樹木が水を大量に吸い上げる時期が一番適しているのですが、とりあえず、3月30日に実践していただきました。中学1年生4名、中学3年生1名、高校1年生16名、先生2名を含めて総勢23名の参加です。

三田市のNPO法人、「里野山家」さんと共催で実施しました。「里野山家」の佐藤さんに、場所の提供と昼食作りをお願いしました。

 

最初は、説明です。日本の森や林業の現状、野生動物や地元の獣害の現状、皮むき間伐の意義を、熊森本部スタッフが話しました。

 

開会風景

自然林と人工林の違いを説明

現場に移動、まずは準備体操と皮むき間伐のデモンストレーションです。

まずはみんなで準備体操

熊森本部スタッフが見本を見せます

皮が剥いたところから甘い樹液が

いよいよ、生徒たちにやってもらいます。最初は皮が剥きにくい木ばかりで大変でした。

皮がちぎれて、きれいに剥けません

午前中はあまり時間がなく、すぐに炊き出しの時間が来てしまいました。炊き出しは生徒たちも手伝いました。

生徒が薪割に挑戦!

電動のこぎりにも挑戦します

ロケットコンロで火の番です。

炊き出しをしている間、手の空いている人を連れて佐藤さん宅の裏山を案内しました。佐藤さんの裏山は人工林を皆伐してクヌギなどの実のなる広葉樹を植林しています。

スギとヒノキの違い、放置人工林には下草がないことなどを説明

シカネットの手前がクヌギなどの広葉樹植樹地

お待ちかねのお昼ごはんです。育ちざかりの中高生にたくさんたべてもらおうと大量のカレーを作っていただきました。

 

 

お庭に机を並べてのお昼ご飯

クマの生態についてスタッフから説明

お昼のあとはくまもりスタッフから、豊かな森の指標であるクマの生態などを説明しました。

たらふく食べた後は午後の皮むき間伐開始です。まずはスタッフがチェンソーで樹木を伐り倒すデモンストレーションをお見せしました。

少し他の木にかかりましたが、倒すことができました

切り口の断面で年輪を数えました。35~40年生でした。

いよいよ午後の皮むき間伐開始です。細い木より太い木の方が水分をたくさん吸い上げているからか、意外と皮が剥けやすいことを、数人の生徒が発見しました。さらに分かってきたのが、ヒノキよりスギの方が皮が剥けやすいということです。スギはヒノキより多くの水を含んでいるようです。

ヒノキの皮は剥くのが大変でしたが、最後まで頑張ります

きれいに剥けて感無量。こちらの2人はこの日のMVP。剥けやすいスギの木を完全に見分けています。

こちらは皮をつなげて剥いていくのに挑戦中です

細い木をのこぎりで伐りたいという生徒がいたので、やってもらいました。さっき見せてもらったチェンソー伐採を参考にして、受け口と追い口をしっかり入れていました。自分で木を倒したのが嬉しかったようで、記念に伐った木の輪切りを持って帰りました。

こんな細い木でものこぎりで伐るのはかなり大変です。

自分たちが間伐した人工林をバックに記念撮影

 

中学・高等の生徒のみなさん、森再生のための皮むき間伐をしていただき、ありがとうございました。この日の成果は65本。まだ皮が剥けにくい時期に実施した割には、たくさんできました。

生徒のみなさんにとっては、自然や林業、野生動物や地元の人達のことを考える良いきっかけになったのではないかと思います。

昨年は関西大学学生、そして今回の大阪の私立中学・高等の生徒、くまもりは、これからも学生や生徒の皮むき間伐のご要望におこたえします。ぜひ、お声かけください。

 

今年は、この後、6月4日(日)、7月30日(日)、9月3日(日)の3回の一般向け皮むき間伐イベントを実施します。

たくさんの方にご参加いただきたいです。

 

<くまもり本部2017年4月度> 森林整備・環境教育・クマ飼育 ボランティア募集(会員・非会員)

※拡散希望

熊森協会本部では、各分野のボランティアを募集しています。

以下に、4月度の予定を掲載させていただきます。

会員・非会員に関わらず多くの方々にご参加していただきたいです。

学生さんや若い方も、みなさん誘い合ってご参加ください。

ご参加いただける方は、活動日の3日前までに電話、FAX、メールにて熊森協会本部事務局までご連絡ください。

本部電話番号 0798-22-4190

本部FAX番号 0798-22-4196

メール contact@kumamori.org

 

2017年4月の活動予定

<いきものの森活動>

①4月8日(土)植樹地のネット補修

      (兵庫県豊岡市但東町)

②4月16日(日)植樹地のネット補修

      (兵庫県宍粟市波賀町戸倉)

集合時刻・場所 午前8:00 阪急電車夙川駅南口ロータリー

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。自車参加も可能。

  • いきものの森活動は人工林の間伐や実のなる木の植樹、クマの潜み場の草刈りや柿もぎなど、兵庫県北部を中心に実施しているフィールド活動です。参加者のペースに合わせて活動を進めていきますので、どなたでもご参加いただけます。

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。自車参加も可能。

天候不順で中止になることがあります。

当日連絡先090-1073-0980(担当:家田)

 

<環境教育部例会(於:本部事務所)>

③4月11日(火)10:15~ 見学も歓迎。

  • 小学校や保育所などで、森や野生動物の大切さを伝える環境教育を実施しています。環境教育部例会では、授業に向けての練習や打ち合わせ、プログラムの作製を行います。絵本の読み聞かせや紙芝居にご興味のある方、子どもがお好きな方、ぜひご参加ください。

 

<保護飼育グマのお世話>

④とよ君ファンクラブ(大阪府豊能町高代寺)

4月6日、13日、20日、27日(毎週木曜日) 

  • 大阪府豊能町高代寺で保護飼育しているツキノワグマのとよ君のお世話です。

現在はとよ君が冬ごもりに入っているので、安否確認のみになります。3月中旬には冬眠が明けると予測されます。

現地までの交通手段がない方は、本部にご相談ください。自車参加も可能。

⑤太郎と花子のファンクラブ(和歌山県生石高原)

4月23日(日)(毎月第4日曜日)

和歌山県生石高原で保護飼育しているツキノワグマの太郎と花子のお世話です。

集合時刻・場所 午前8:30に阪急夙川駅南口ロータリー

現地までは本部が用意した車にご乗車いただけます。自車参加も可能。

・環境教育以外は兵庫県ボランティア保険(4/1~3/31の年間500円)への加入が必要です。

・本部の車に乗車される場合は集合場所から現地までの交通費は不要です。

多くのみなさんのご応募をお待ちしております。

どうぞ、よろしくお願いします。

 

2003.5.25兵庫県豊岡市但東町での植樹風景

2003年当時、こんな急な斜面でも命綱をつけて植樹活動をしていました。この場所に植えたクリの木は今ではクマが食べに来た痕跡のクマ棚が見られるようになっています。

兵庫県本部<実のなる木植樹地> シカ除けネットの雪害状況を点検

くまもり本部がこれまで植樹をしてきた場所は全て奥山にあります。

毎年雪で植樹地のシカ除け柵の杭が折れたり倒れたりするため、雪害対策として植樹地のネットを降雪前に一部はずしてあります。雪が解けると同時に修復しておかなければシカに苗木を食べられてしまいます。各植樹地を点検してきました。

 

 

①まず1か所目は兵庫県宍粟市原のリンゴ園近くに植えたクマ用の柿の大苗植樹地です。少し雪が残っていますが、現場に入ることはできました。

ここは、昨年金網フェンスの下を掘ってイノシシが入っていたので、地元の方と電気柵を張った場所です。

金網フェンスが雪で曲がっていました

部分的に電気柵のポールが折れていました

 

まだ、イノシシに入られた形跡はありません

ここは金網フェンスや電気柵のポールを買いなおす必要があるので、地元の方と協力して至急、修復します。

 

②続いて、兵庫県宍粟市戸倉の植樹地。ここはスキー場も近くにあり、今春かなり雪が積もった場所です。まだスキー場に雪が残っていましたが、暖かくなってきて雪が緩くなってしまったため、今年の営業は終了していました。

 

戸倉植樹地の斜面上の杭が倒れてしまっているので、シカに苗木を食べられる前に、タイミングを見計らってネットの修理に行かなければなりません。今はまだ無理です。

ゲレンデには雪が残っています

 

ここの植樹地はまだ、完全に雪に埋まっています

よくみると左の植樹地の上側は杭が倒れています

 

 

③続いて、兵庫県但東町大河内です。ここは例年そんなにも雪は積もりませんが、今年は大雪となりました。

アスファルトの雪は結構解けてます

雪に阻まれて、植樹地には行けません。

雪がまだ40~50センチほど残っていたので、植樹地に行くのはあきらめました。この植樹地も、雪解けと同時にネットを修復しに行かなければなりません。

 

本部のある阪神間はすっかり春ですが、北部の但馬地方の奥山は、まだまだ雪で覆われていました。

人間はこの程度の雪で山に入れなくなりますが、シカはどうなのでしょうか。彼らは生きるために必死で、わずかに雪から顔を出した苗木の新芽を食べてしまうかもしれません。シカに食べられる前にネットの修復をすませたいです。

植樹地のネットの補修はいきもり活動で実施します。

 

4月のいきもり活動は4月8日(土)と4月16日(日)です。

4月8日は兵庫県豊岡市但東町の植樹地のネット補修を実施します。4月16日は兵庫県宍粟市波賀町戸倉の植樹地を修復します。植樹した苗木を育てていくにはこういう地道な活動が必要です。是非ご参加ください。

【内容】

くまもり広葉樹植樹地のシカよけネットの補修

【集合時刻・場所】

午前8:00 阪急電車夙川駅南口ロータリー(兵庫県西宮市)

【参加費】無料

(兵庫県ボランティア保険に未加入の方は年間500円で加入できます。)

【お申し込み先】

TEL:0798-22-4190

Mail:contact@kumamori.org

 

 

 

3月7日本部【いきものの森活動】皮むき間伐イベントのための選木作業

戦後我が国は、人工林を造り過ぎて放置、内部が大荒廃しています。

そのため、山で生きられなくなった野生動物たちがどんどん集落に出て来るなどの大変な弊害が地元に出ています。この拡大造林政策の後始末に、国や地方自治体が、乗り出していただきたいのですが、お願いしてもお願いしてもなかなか動いていただけません。

 

とりあえず、わずかであっても、気づいた市民の力でなんとかしよう。

熊森本部の森再生活動で特に力を入れているのが、小学生でもできる人工林の皮むき間伐です。

昨年は計4回の皮むき間伐イベントを実施しました。

今年は去年以上にたくさんの方に参加していただいて、人工林の皮むき間伐による自然の森の再生活動をどんどん拡げていきたいです。

 

3月7日のいきもり活動はその皮むき間伐イベントのための選木作業を実施しました。今回の参加者の中には皮むき間伐をしたことがない人もいたので、まずは試しにみんなで皮を剥いてみました。

皮むき間伐に挑戦!

実は皮むき間伐は樹木が水分を吸い上げている4月~8月くらいが最も適しています。この日はまだ樹木がほとんど水分を吸い上げていないので皮がなかなか剥けません。

2人でやっても時間がかかりました

今回は試しに皮むき間伐を体験してもらい、次は実際のイベントで皮の剥け具合の違いを体感してもらいます。

この日は林業経験のある方がいたので、2,3本樹木を伐採していただきました。

現役時代はもっと大きなチェンソーを使っていたそうです

カナダで林業をやっていたそうですが、頼もしい限りです。

 

皮むき間伐に行くといつもお昼ごはんを作ってくださるお宅があります。熊森のイベント共催団体のNPO法人里野山家の佐藤さんです。この日は炊き出しをお手伝いさせていただきました。

初めての薪割体験!

チェンソーはここでも活躍します

薪でごはんを炊くのもなかなか体験できません。

野菜も現地で収穫します♪

みんなで作ったごはんはサイコーです!

 

 

ごはんを食べたら、今日のメイン作業の選木です。と、その前に、現場へ行く途中にトゲトゲのイバラがたくさんあって道を遮っていたのでイバラを除去。自分の身を守るための進化だと思いますが、このイバラはとてもやっかいでした。

鉈でイバラを除去します。

現場の人工林はスギが少し混じったヒノキ林です。中は暗くて下草はほとんど生えていませんでしたがイノシシやシカの糞はいくつか見られました。通り道になっているのでしょうか。

人工林に入りました。

イノシシのフン

まずは樹高を測って、このエリアの人工林の樹高の平均の値を出します。レーザー距離計という機械を使って樹高を測ります。

レーザー距離計で樹高を計測

樹高に対する胸高直径を形状比と言いますが、これ以上の太さがあれば風雪害に耐えられる太さを計算し、その樹木を残します。それより細い木は皮むき間伐の対象となります。

直径メジャーを樹木に巻くと直径がすぐに分かります

残す樹木にはピンクテープを巻きます

ピンクテープを巻き終わって辺りを見回すと、ピンクテープが集中している場所と何も巻いていない樹木が多い場所があります。このままでは樹木が込み合うところとそうではないところができてしまうので、半径4mの円の中に何本くらいの樹木を残せば広葉樹林に遷移しやすいかの目安を考えて、その本数になるように調節します。山林所有者さんの意向も踏まえた上で適度な強度間伐をめざします。

手前の人が持っている4mの竿で円を測ります

最後はまた佐藤さんのお宅でお茶をしました。こういう時じゃないと地元の方とお話できる機会はないので、貴重な時間です。

冷えた体が温まります。

最後に恒例の記念撮影

この日は雪が舞うときもあって寒い一日でしたが、普段なかなかできない体験だったからか、みなさんとても楽しそうでした。

 

今回のいきもり活動参加者の感想

●久しぶりに山に入って、自然に触れる喜びと、まだまだ間伐が必要だなと、あらためて思う1日でした。自分個人的には、まだまだフィールド作業に入れてないんで、少しでも増やし、森再生に貢献したいと思います。皮むき間伐が、自然に優しい方法と聞けましたし、もっとやりたいと思います。それにしても、人間の根源的な喜びや働きって、自然への交流と回帰なんじゃないかなと感じます。今日はありがとうございました。T.Nさん(大阪)

●初めて皮むき間伐をやりましたが、コツがなかなか掴めず四苦八苦しながら作業してました。6月はもっと簡単に皮むき出来るようなので、次回は子供達と参加しようと思います。かまどで作ったお昼のカレーはとても美味しく、今後は佐藤さんと一緒に里山体験もしていきたいです。K.Iさん(兵庫県)

 

次回のいきもり活動は3月12日(日)です。

【内容】

くまもり広葉樹苗木畑のシカよけネットの補修(兵庫県宍粟市千種町鷹巣)

【集合時刻・場所】

午前8:00 阪急電車夙川駅南口ロータリー(兵庫県西宮市)

【参加費】無料

(兵庫県ボランティア保険に未加入の方は年間500円で加入できます。)

【お申し込み先】

TEL:0798-22-4190

Mail:contact@kumamori.org

※3月12日はまだ参加者が少ないので、我こそはという方は是非ご参加ください。よろしくお願いします。

積雪に備えシカ防除網降ろし 参加者募集中

熊森本部では、「いきものの森活動」いう名で会員のみなさんなどからボランティアを募り、月に2回ほどのペースで本部職員指導の元、広葉樹植樹地の手入れやスギ・ヒノキ人工林の間伐などのフィールド活動を実施しています。

 

12月1日には、兵庫県の奥地の急斜面にある熊森植樹地でシカよけネットを外し、積雪時に雪の重みでシカよけ柵が倒れないように、雪に備える作業をしていただきました。こうしておかないと、下の写真のようになり、雪がとけた春先に、シカに苗木の新芽を食べられてしまうということが起きます。

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雪で倒れたシカよけ柵 2015年3月29日撮影

まず、今秋の植樹地のネット外しからやりました。

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これで、雪対策完了

次は、2014年の植樹地です。

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(ネットを外す前)

 

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(ネットを外した後)

まだ少し葉が付いている苗木もありましたが、苗が大きく育っているので、今シカが来ても、もうシカの口が届かないと思います。(そうあってほしいです)

今回は、先日ボランティアツアーで熊森協会に来てくださった方が、初参加してくださいました。

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ボランティアに支えられている熊森の森林再生活動

 

この方は、「緑いっぱいと思っていた山がまさか人工林だったなんて。これまでの自分の山に対する常識がすべて覆りました」と言われ、帰りに会員になってくださいました。これからも、ボランティア活動に参加していただけるそうで、うれしいです。

 

今年最後のいきものの森活動は12月4日(日)です。

新たにご参加いただける方で、ボランティア保険にまだ加入していない方は、12月2日の15時までにご連絡ください!

くまもり本部 近畿とは違う、九州の人工林を視察

7月19,20日、熊森協会本部から九州におもむき、熊本県支部長、宮崎県支部長、福岡県支部長、平野虎丸顧問や現地の熊森会員と共に,熊本県、宮崎県、大分県の山々を現地視察してまわりました。

 

移動中の車窓から眺める景色は本当に人工林ばかりで、九州の人工林の多さには愕然とするものがありました。

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九州の山は、ほとんどがスギの人工林

 

●地震による山崩れ跡と、豊かな湧水(熊本県)

熊本県阿蘇に入り、まず目についたのが今年4月の地震で崩壊した山々の姿でした。

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地震による山地崩壊

今回の地震で崩れた場所はその多くが人工林でした。しかし、そのような観点では報道されていないので、人々は<人工林が土砂災害の大きな原因>となったことにあまり気づいていないそうです。

 

阿蘇周辺では湧水が非常に多く、とてもきれいでした。毎分60トンもの水が湧きだす場所もあるそうです。高森町では湧水をいただきました。クマが絶滅した九州で、こんなにきれいな湧水が出るのを不思議に感じました。昔はもっとたくさんの湧水が湧いていたということです。私たち若い世代は、過去の自然の姿を知らないので、つい今の自然の状態だけで判断してしまいます。

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湧水(熊本県高森)

 

●九州では、皆伐してもすぐに森が再生

今回、九州の山を視察しに行った目的の一つは、九州の支部長の皆さんが、「九州では皆伐後、シカ柵を張ったり植林したりしなくてもすぐに自然林が回復する」と言われるので、この目で見てみたいと思ったことです。

 

実際に九州の山に入って驚きました。

皆伐して一年放置されていた山が、すでにパイオニア種であるヌルデやネムノキ、カラスザンショウなどの稚樹や、ノイチゴなどの下草に覆われていました。近くに広葉樹林が残っていたので、今後、次々と種が飛んできて立派な自然林に回復していくと思われました。

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人工林を皆伐して1年後の跡地(熊本県山都町)

 

下の写真は50~60年放置されていた牛の放牧場跡です。見事に自然林に復元しています。

皆伐後50~60年の山

皆伐後50~60年の山(熊本県)

 

奥山保全トラストが6年前に購入した宮崎県高千穂の人工林の皆伐跡地を見に行きました。沢の対岸から眺めただけですが、見るからに自然植生が回復しており、樹高が6~7mくらいに成長していると見られる木々もありました。九州では、わずか6年でこれほど回復するのかと、とても驚きました。もちろんどこも、シカ柵は張られていません。

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皆伐後6年の山(宮崎県高千穂)

 

自然林再生がむずかしい現在の兵庫の山

下の写真は人工林皆伐後3年たった兵庫県宍粟市の広葉樹植樹地です。シカ除けネットの外はもちろん、中にもほとんど下草が生えてきていません。

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人工林皆伐3年後 2015年8月28日撮影(兵庫県)

 

この違いは?

兵庫県のシカ年間捕殺数は4万6千頭、宮崎は2万5千頭、熊本は2万頭、どちらにもシカはたくさんいそうです。九州と兵庫の自然再生スピードの違いは、シカの密度差?気候差?他にも理由がありそうです。

 

●バイオマス事業の為に皆伐

九州では林業が収入になるということで、皆伐がかなり進んでいました。近年急速に需要が進んでいるのが、バイオマス事業です。これまで売れなかった木材がある程度の値段で売れるということで、林業界は活気づいていました。しかし、バイオマス発電に使われる木は、どんな木でもいいので、バイオマス事業を中心に林業を進めていくと、人工林を放置したり、自然林を伐採したりすることも考えられます。

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バイオマス事業のために皆伐された山(宮崎県)

 

熊森は林業を否定しているわけではありませんが、木材生産に使う場所、バイオマスに使う場所、そして動物がすめる自然豊かな水源の森にする場所などと、山をゾーニングすることがとても重要だと考えています。今のように、目先のお金のために人間が山を全部使うというやり方では、貴重な自然や生物の多様性、水源の森が失われてしまいます。

 

●ストップ・ザ・スギ再植林

残念ながら、九州では人工林の皆伐跡地は、ほぼ必ずスギを再植林していました。手厚い補助金が出るからです。

九州では、人工林皆伐跡地でも、放置しておくだけで簡単に自然林に移行していくのですから、何とか植え過ぎた人工林を自然林に戻していけるよう、熊森がその流れを作っていこうと、支部長さんたちと話し合いました。

再植林したものの、その後、放置されて、自然林に戻りつつある山もありました。

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再植林地が放置され、自然林へと移行

九州で再植林がさかんなのは、九州の山林所有者のみなさんの考え方として、人工林は手入れされたきれいな山で、雑木林は管理されていないきたない山であり、自分の山が雑木林になるのは恥ずかしいという意識があるのだそうです。そのため再植林したものの、その後の管理は補助金で補いきれないので、結局山は放置され、雑木林に戻っていく例もあるようです。

 

●自伐林家の手入れされた美しい人工林

最後に、山を非常にきれいな状態で保っている宮崎県の自伐林家の方をご紹介します。自伐林家は自分の山を間伐し、山が崩れないように手を入れてていねいに木を育てます。本来であれば60年生ほどの太さと思われるスギが、まだ45年しかたっていないというのでとても驚きました。下草もたくさん生えているとても綺麗な山でした。

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林床にはキレンゲショウマの花が一面に咲いていた(宮崎県高千穂)

 

他県の支部の山を見せていただいたことで、また、いろいろと勉強になりました。ご案内くださったみなさん、本当にありがとうございました。

 

 

 

7月3日(日)本部【いきものの森活動】昨年植樹した、コナラ、カキ、カエデの苗木の周囲を草刈り

2005年以来、毎年、宍粟市波賀町で、コナラやクリ、カキなどの「実のなる木の植樹会」を行ってきました。

植樹後は、本部スタッフとボランティアで、植樹した木に肥料やもみ殻を足すなどの定期的なお世話を行っています。

7月3日(日)は、阪神地域から本部スタッフ2名とボランティア4名で、植樹地の苗木の周りの草刈りを行いました。苗木に日光を当たるようにしてやらないと、苗木がうまく成長しないのです。

 

カキ園

(注:植樹地は、シカよけ柵の金網でおおわれている)

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肥料がきいているのか、苗木の周りに、タケニグサ、ハルジオン等の背丈の高い草が育ち、苗木を覆っていました。

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鎌で草を刈って行くと・・・

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草の中から、昨年植樹した柿の木が出てきました。

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なんと、青柿がついているではありませんか!うれしい、感激。

 

スギ人工林の皆伐跡地に、クリ、コナラ、カエデなどを植樹した場所

(注:植樹地は、シカよけ柵の金網でおおわれている)

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昨年4月12日の植樹時撮影写真

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同地点の今年7月3日の写真。(右端のカーブした道路にご注目ください)

自然に侵入してきたのか、背丈が1m以上あるクリやクヌギ、ミズナラなどの幼木の姿もありました。

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クリの幼木にも、小さな実が!クマたちが食べるといいな

 

草刈りをしているといろいろな発見があります。

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イノシシの糞

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タケニグサの断面。中央に綿のようなものが詰まっている。

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2種類の野生イチゴを発見。どんな動物がたべにくるのか楽しみです。

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次回の草刈りは、7月14日(木)です。

 

 

■7月本部いきものの森活動(兵庫県宍粟市、植樹地の草刈り)

【作業内容】これまでに植樹させていただいた場所の草刈りをします。カマを使って手で刈るので、誰にでもできます。

【参加費】無料(初めて参加される方は1年有効のボランティア保険年間500円をご持参ください)

【集合時間・場所】集合場所:阪急夙川駅 南口前 時間:午前8:00までにお集まりください。

【お申し込み先】TEL:0798-22-4190 Mail:contact@kumamori.org

【お申込み期日】活動日の3日前までにお願いします。

作業内容は誰にでもできるような内容ですので、これまでいきもり活動に参加したことのない方、新しく入会された方で何か参加したいと思われている方など、多くの皆さんにご参加いただけると嬉しいです!

よろしくお願いします。

詳細は、本部いきものの森担当 水見までお願いします。

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6月26日 和歌山県那智勝浦でスギ人工林の皮むき間伐実施!いろいろな市民団体が力を合わせて森復元活動を行っている姿に感動

和歌山県那智勝浦で地元の「森の再生を考える会」主催の皮むき間伐を実施しました。熊森本部は地元の要請を受けて参加し、昨年同様、皮むき間伐の指導にあたりました。地元の「なちかつ古道を守る会」や「NPO三つの森」も参加し、熊森協会和歌山県支部の支部長や支部員たちも参加しました。

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昨年も同じ場所で皮むき間伐を実施したのですが、昨年皮を剥いだスギの木はすでに枯れて葉が茶色になっていました。(和歌山県は早い!)これから葉っぱが落ち、枝が落ちて徐々に林内が明るくなっていくことでしょう。

 

①午前中の皮むき間伐

当日はとても天気が良くて、気持ちよく作業できました。

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はじめての人にもやさしく指導します。

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女性も頑張ってます。今回は谷の一番奥に残してあったスギの木の皮を剥ぎました。急斜面は慣れている人に任せます。

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アオダイショウがいました。ネズミやイノシシの掘り返した跡などもあり、いきものが増えてきたのかなとうれしく感じました。

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「NPO三つの森」の方が記念にクスノキを植樹しました。その土地に元々あったいろんな樹木を復活させていく事が大切です。

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この日はとても暑かったのですが、みなさん暑さに負けず頑張りました!

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働いた後はおいしいスイカ!いつも間伐のあとは近所のきよもんという場所で食事をいただきます。

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このきよもんのそばには汽水湖があり、そこにカモがいました。

 

②午後から、鼻白の滝と、「NPO三つの森」による植樹中の広大な大日山の見学

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鼻白の滝

「NPO三つの森」が中心になり植樹をした大日山という場所に向かいました。

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この大日山は地滑り対策工事のために斜面を削ってたくさんの土を削りだした場所です。しかし土を移動した後そのままではどんどん土砂が流出してしまいます。そこで、2013年大日山の緑化と砂流出防止を図るために、大規模な植樹活動を「NPO三つの森」を中心に開始しました。

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ここでは自分の名前を書いた板とともに、1人1本の苗木を植樹する運動を進めています。

5000本以上の苗木を植えているそうですが、まだ植える場所があります。

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ここでは竹をポット代わりにして苗木を作っているそうです。竹は自然に分解するのでゴミがでません。

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4ha以上の広大な土地に5000本以上のいろんな種類の苗木を植えているそうですが、まだ植える場所があります。助成金で植樹地のまわりは260cmの高さの防獣柵が設けられていたので、動物対策は万全です。苗木も順調に成長し、なかにはひとり生えしたネムノキなんかもありました。

 

和歌山県では、人工林をなくし豊かな森を復元して次世代に残していこうと、いろいろな団体が一緒に活動しています。

自分の名前を書いた杭と苗木を一緒に植えるなど、人集めの手段としてもおもしろい試みだと思いました。

今回皮むき間伐をした場所では、今年9月にも皮むき間伐をするそうです。

皮むき間伐は5月から7月の梅雨前後が一番皮がむけやすいと言われていますが、和歌山県では、9月でも皮が剥けるそうです。常識にとらわれずに何でもやってみることが大切ですね。今回、いろいろ勉強になり、とても充実した2日間の和歌山県出張でした。

お礼 本部 第2回ヒノキ人工林の皮むき7割間伐で動物が棲める森づくり実施 

6月19日(日)、熊森本部は兵庫県三田市で第2回の皮むき間伐フェスタを開催しました。当日は朝から強い雨が降っていましたが、総勢26名の参加者で頑張りました!

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子供たちもヘルメットを被って現場に向かいます。

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まずは準備運動から。みんな、とても元気です!

 

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今回から皮を剥く方法を変えました。自分がやりやすい高さにのこぎりを一周入れ、その後、一番下の地面近くにのこぎりをもう一周入れます。そして上から皮を剥くと安全に長い幅の皮を剥くことができます。数人で同時に皮をむくと楽に剥くことができます。

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みんなで協力して作業に取り掛かります。

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子供たちも頑張ってくれています。

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雨がだいぶ強くなってきたので、お昼をいただくNPO法人里野山家さんまで避難しました。雨でカメラのレンズがかすんでいます。。

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ロケットストーブでの炊き出し体験。子供も大人も興味津々です。

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待ちに待ったお昼ご飯。本当は野外で食べる予定でしたが、雨のためこの日は屋内でいただきました。

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午後から雨があがったので、皮むきを再開しました。

みんなで、ヒノキ人工林の7割間伐を完了しました。

そして、記念写真。

 

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大きな蛾の幼虫がいました♪人工林の中でも必死に生きています。

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最後に里野山家さんの前で記念撮影。

みんなへとへとになりながらも、頑張ってくださいました!来年もここ三田での皮むき間伐を実施していきます。

 

本部は今年、アースデイやロハスフェスタといろいろなイベントに参加して、市民のみなさんに人工林問題や野生動物の窮状をお伝えし、皮むき間伐のチラシを配りました。その結果、皮むき間伐に多くの人が参加してくださり、活動を通して新会員も誕生しました。うれしいです。

 

みなさん、ほんとうにありがとうございました。

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