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カテゴリー「石川県」の記事一覧

16日早朝、金沢市の中学校にいたクマは、麻酔銃で眠らせて山へ放すべきだった 

石川県は、全国で初めて、クマに対して個体数調整を導入した県です。この、個体数調整という殺し方は、野生動物にとって、大変理不尽で問題のある殺し方です。

これまで、クマは、狩猟か有害獣駆除かのどちらかで殺されてきました。狩猟は趣味のハンティングであり、狩猟期間が決められています。

有害駆除は、クマが農作物を食べたなど、有害とみなす理由があって殺すものです。

 

ところが、個体数調整というのは、人間がクマの個体数を調整するという名目で、生息地の中に入っていって何の害もないクマを殺すものです。石川県に何頭クマがいるかなど、正確には誰にもわかりません。何頭いたらいいかも、人間にわかるものではありません。わからないのに何もしていないクマを殺すのです。クマたちの命への尊厳が少しでもあれば、できることではありません。

 

今回の事件ですが、なぜこのクマが、午前3時半に、北陸新幹線の工事をしている所まで出て来たのかという問題です。

単に迷い込んだだけかもしれませんが、他にも考えられる理由があります。今年、3月~4月にかけて、奥の山で個体数調整として、金沢市だけで9頭のクマを撃ち殺しています。

以前聞いたところでは、ダム湖に船を浮かべて、その船に乗って、奥山へ個体数調整に入るのだそうです。いわゆる、春グマ狩りです。この時期は、雪が消え、まだ若葉が出ていない時期であり、クマたちが棲む落葉広葉樹林の中が一番見渡せる時期です。つまり、一番、クマを見つけて撃ちやすい時期なのです。しかも、この時期は、熊の胆が一番大きく、何十万円もの高値で売れる時期でもあるのです。

猟友会員たちが、冬ごもりからやっと覚めたクマたちを追いかけることによって、クマたちはここに居ては殺されると危険を感じ、里の方に降りて来たのではないかとも考えられます。

 

金沢市の担当者に電話で聞くと、今回、担当の獣医師をたたき起こして、麻酔剤の調合をしてもらっていたということです。金沢市は、クマなどの大型野生動物用の麻酔銃を保持しているそうです。市の担当部署としては、このクマを捕獲して、金沢の奥山に放獣しようと思ったのだそうです。しかし、クラブの早朝練習の生徒たちが登校する時間になってきたのに、獣医さんが来るのが遅れたので、仕方なく射殺したと言われていました。5月~8月の期間に、さらに個体数調整枠として、金沢市では石川県から10頭殺していいと割り当てを貰っていたから、それを使って射殺したということでした。

 

<熊森から>

金沢市がそこまで考えておられたのなら、人間は言葉を持っているのですから、学校の周りを車で回って、拡声器で、今、校庭にクマがいるので獣医さんが来るまで登校しないようにと呼びかけてもらったら、解決した話ではないでしょうか。それをせずに、さっさと殺してしまった金沢市。個体数調整捕殺枠があることによって、安易に射殺したのではないかと感じました。個体数調整を県に導入した石川県に猛省を促したいと思います。

 

石川県は、クマ肉や熊の胆が高く売れる地域です。心配になったので、念のために、市の担当者に、殺したクマの遺体は、その後どうなったのかたずねました。

以前、石川県民らが、石川県内のある市で、有害駆除したクマの肉を、行政や、新聞記者、警察などみんなが、猟友会員らから口止め用に?分けてもらっているのを見たことがあるからです。(焼却することになっているのに、実際はしていなかった)

また、狩猟期でもないのにクマを殺して解体している猟友会員らの現場を、たまたま見てしまった人たちもいます。

隣の福井県は、クマとの共存をめざして、出て来てはいけない所に出て来たクマはつかまえて、居てもいい所にドンドン放獣してくださっています。一方、石川県は、捕まえたクマはすべて殺すことにしています。この違いは、何でしょうか。

 

今回、金沢市の担当者が言われるには、大きくて焼却炉に入らなかったため、体をいくつかに切り分けて、焼却したということでした。漢方薬として高く売れる熊の胆のことも、売られていないか心配になったので聞いてみましたら、これが熊の胆かとみんなで確認してから、こちらも焼却したということでした。

 

最後に、今回の射殺場所は、学校であり、全生物の命の尊厳を生徒たちに教えなければならないところです。今回の金沢市の対応は、教育上からも問題です。熊森は、金沢市、石川県、環境省に、抗議文を送ります。

 

 

石川県七尾市で目撃されたツキノワグマについて

石川県では、以前、能登半島にはクマはいないと言われていましたが、昨年度、能登半島にある七尾市では5件のクマの目撃情報が寄せられているそうです。

514日の地元新聞によると、今年5月にも、七尾市では山間部で3件の目撃があり、ドラム缶型クマ捕獲檻3基を設置することになったということで、捕獲檻の写真が大きく載っていました。

 

熊森は心配になってきて、捕獲されたクマがどうなるのか、七尾市や中能登農林事務所などの地元行政にさっそく電話で尋ねてみました。石川県では、いったん捕獲されたクマには殺処分以外の選択肢はないという答えでした。

お隣の福井県では、居ては困る所に出て来たクマは捕獲後、本来の生息地にさかんに放獣してやっています。クマという動物が、日本の国土で、人間と共存できる動物であることを理解し、無用の殺生は避けるという、生き物に優しい対応をされているのです。

放獣しないと言われている石川県でも、昨年度、研究用の学術捕獲では、3頭を放獣しています。

 

今回の七尾市のクマは、本来のクマ生息地から移動してきたと思われます。山間部におとなしくいるだけなので、捕獲しても殺さずに、元の生息地に返してやっていただけないものか。14日、熊森と、行政各部署との交渉が、夜まで続きました。

七 尾市行政としては、クマなど見たこともないということで、対応に戸惑っている感じでした。行政ですから、万一、住民に何かあれば大変だと思うのは当然で しょう。七尾市民のなかには、マスコミによって、クマは凶暴という間違ったイメージを植え付けられている方もあり、早く捕まえてほしいと思う人がいるのは当然でしょう。そ れぞれの立場の方々の気持がわかるだけに、熊森としても考え込んでしまいました。

 

熊 森は、野生動物の個を守るのか、個体群を守るのか、種を守るのかなどと、追究して来る人もいます。しかし、そんなことは分けて考えられるものではなく、や はり、生物の多様性を守るためには、無用の殺生をしないことが必要で、一頭一頭の命の大切さ、尊厳を訴えていくことが、共存の基本であると考えます。

今回、石川県の地元行政の方たちと長時間話し合って、人間として共感できるところが実にたくさんありました。また、石川県のクマ対応の実態についても、今まで以上に見えてきました。新聞情報の、不正確で読者に誤解を与える部分も問題でした。

こ ういう食い違いは、お互いに、よく話し合わずに一方的に判断して進めることによって、生じています。人間と人間、じっくり話し合えば、ほとんどのことは、 理解しあえるのではないかと、改めて、人間という動物に信頼感を持てた石川県行政の方々との話し合いでした。長い時間、根気よくいろいろと本音を話してくだ さった行政のみなさんに、感謝します。

 

<七尾市で目撃されたツキノワグマについてわかったこと>

5 月11日(土)に、市民がクマを目撃し、警察に通報した。土曜日であり、行政がお休みのため、警察情報を元に、新聞記者が行政に取材せずに記事を書いたの で、事実と違っている部分が何カ所かある。記事中のドラム缶型クマ捕獲檻の写真は、以前、万一に備えて七尾市が何台か購入した時の古い写真で、今回目撃さ れたクマを捕獲するために設置したものではない。

今回目撃されたクマは、山中におり、捕獲罠は、かけていない。中能登農林事務所としては、行政が休みの日に緊急事態があれば、捕獲許可を出せないので、今回目撃されたクマとは関係なく、3頭の捕獲許可を申請していただければあらかじめ捕獲許可を出しておきますと七尾市に伝えてある。捕殺のための捕獲が必要な緊急事態かどうかは、石川県では長年の経験がある猟友会の捕獲隊長が判断する。今回目撃されたクマは、おそらく緊急事態と判断されないだろう。捕獲許可をもらっていても、必要がなければ、一頭も捕獲しないでその年を終えることもある。石川県は、クマの※個体数調整を導入しているので、捕獲されたクマは、捕獲上限数に達していない限りは、捕殺する。(以上)

 

個体数調整 の問題については、別の機会に書きたいと思います。

石川県金沢市市長選公開アンケート

2010年11月28日に投開票日を迎える、石川県金沢市長選挙立候補者の皆様へ、当会石川県支部より公開アンケートを実施いたしました。
実施アンケートの内容と回答結果

富山県魚津で実のなる広葉樹の植樹会  

11/3 実のなる広葉樹の植樹会 を富山県魚津市にて開催しました。

ツイッターを見て初めて参加したという方々も現れて、大いに盛り上がりました。

「どうしても撃つというのなら、私を先に撃ちなさい」 体を張って違法罠にかかっていた1頭のクマの命を救った、

故富山県亀田支部長の意志を引き継いで、

私たちは北陸の森の再生に取り組んでいきます。
テレビ局や新聞社が取材に来てくれました。

詳細はくまもり石川のBlog

中日新聞:クマ出没防止へ “ドングリ作戦” 『日本熊森協会』石川県支部

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20101004/CK2010100402000130.html

より抜粋

クマ出没防止へ “ドングリ作戦” 『日本熊森協会』県支部

2010年10月4日

クマの餌となるドングリを拾い集める会員ら=能美市で

集め山奥へ 餌不足解消狙う

県内の住宅街などでクマ出没が相次いでいることを受け、自然保護団体「日本熊森協会」県支部が、クマの餌となるドングリを山奥に運ぶ活動に取り組んでいる。クマが人里に近づく原因とみられる山中の餌不足解消を試みる取り組みだが、支部は「多くの人に協力してほしい」と呼び掛けている。 (斎藤雄介)

九月末から、能美市の辰口運動公園や和田山・末寺山史跡公園でドングリ集めを開始。三日も、会員ら十五人が両公園で実を拾い集めた。

これまでに集まったのは百三十キロ以上。近く同市内の山奥に置いてくる予定だが「ドングリを届けるのは、あくまで緊急措置」と三井明美支部長=小松市有明町=は話す。

支部によると、クマの市街地出没が増えたのは、ナラ枯れやブナの実の凶作などで、クマの餌が減ったことが原因とみられる。支部は、餌となる木の実を付ける木の植林など「抜本的な対策が必要」としている。

三井支部長は「人里に現れたクマを駆除するだけでは、問題の解決にはならない」という。緊急措置とはいえ、有効な手段と考えるドングリ集めへの協力を求めている。問い合わせは三井支部長=電090(1319)1957=へ。

9/23(祝)大盛会 石川県支部総会に140名

三井支部長が、石川に、熊森の灯をともして、5年。熊森石川は、こんなに大きくなりました。どこまでもあきらめなかった者が、勝つのです。若い人の参加者が目立ちました。夢のようですと、三井支部長。「会長に、後2歩まで近づいたわよ!」支部長を支えてきたスタッフたちから、あたたかい声援が支部長に飛びます。

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