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鳥獣から農作物守れ 兵庫県が全国初の「狩猟者育成センター」整備へ

以下、産経新聞より

 

イノシシやシカなど鳥獣による農作物被害に悩む兵庫県は15日、狩猟者の技術向上を目指す「狩猟者育成センター」(仮称)を整備する方針を明らかにした。高齢化による狩猟者の減少が問題となっており、常設的な育成施設を開設するのは全国で初めて。平成31年度中の着工を計画している。

 

センターは狩猟免許所持者と、これから取得を考える人のいずれも利用可能。関係する法令や動物の生態についての知識や、わなの設置技術などを習得できるほか、施設内には射撃場も設け、猟銃の正しい扱い方も講習する。立地場所について、県は利便性を条件にすでに絞り込みを始めているという。

 

農林水産省の調査によると、28年度の全国の鳥獣による農作物の被害額は約172億円。このうち兵庫県内は約4億7千万円で、近畿2府4県では最も多い。一方で、20年に7200人いた狩猟免許所持者は高齢化により6700人に減った。

 

県はこれまで狩猟セミナーを開くなどしていたが、単発のセミナーでは講習内容に限界があった。常設の育成施設設置で、狩猟者がいつでも狩猟技術を磨けるようになるため、狩猟者減少に歯止めをかけられるとみている。

 

 

熊森から

奈良大学名誉教授高橋春成先生たちは、祖先の殺さない獣害対策を調査されています。

これだけ科学技術が進んだ今です。

人間としては、可能な限り、殺さない対応策・殺さない共存策をめざしてほしいものです。

狩猟推進対策は、兵庫県の研究者たちが中心になって国を動かし進めてきたように感じます。

 

・先人の獣害封じ「シシ垣」往時の格闘に思いはせ遺構を調査、保存・活用 高橋春成 日経新聞2018.9.26

 

和歌山・熊野獣防ぐ「猪垣」見応え(もっと関西)とことんサーチ 日経新聞2017.11.30

 

 

北海道島牧村で新たに現われたヒグマ、誘引物除去と電気柵で対応を

今夏、相次ぐヒグマの出没で揺れた島牧村でしたが、この1か月間、ヒグマの目撃も出没も収まっていました。

島牧村の位置

しかし、9月20日の朝5時と夜9時に、千走漁港の近くで、これまでとちがう新たな若いオスのヒグマの出没がありました。

その後、9月21日、22日、23日、24日、25日と出没が続いています。

島牧村の村木はブナで、村の奥には有名なブナの原生林が残っており、そこから出て来たのかもしれません。

このヒグマ、9月22日の午前0時30分、23日の午前2時、何と、接岸している漁船に乗り込んで、エビ釣り用の餌のホッケを食べてしまったのです。

 

このヒグマは、人目を避けて、夜遅くか早朝に動いています。人間を恐れているヒグマです。このタイプのクマは、人身事故を起こしません。

 

熊森本部は、さっそく島牧村の役場に電話をして、「大変だと思いますが、ホッケを屋内の冷蔵庫にしまってもらえないでしょうか。それができないのであれば、このヒグマはホッケの味をしめてしまったので、門崎允昭顧問がいつも言われるように、クマに電気柵は有効ですから、電気柵を張って漁船の防除をしてもらえないでしょうか」と、お願いしました。

 

テレビニュースでは、島牧村では今年度分のハンターの報酬金を使い果たしてしまったので、ハンターが出動できないと報道されていました。しかし、熊森が役場の方に電話でお話を聞くと、報奨金が底をついたのは本当だが、そうも言っておれないので、今後、報奨金を工面することを約束して、出動してもらっているということでした。

 

今年すでに数頭のヒグマを駆除した島牧村では、今のところこのクマを有害駆除する予定はないそうです。ハンターのみなさんは、このヒグマの侵入経路を調べたり、花火や爆竹でこのヒグマを追い払ったりされているようです。

 

25日にもクマが出て来ているようです。熊森は、今後も島牧村に電話で状況を聞き取り、適切な被害防除対策やヒグマ対応を提言していきます。

 

 

 

 

 

 

兵庫県、今年のクマ大量捕殺を可能にしたまさかのしくみ

今回は、兵庫県で8月末までに、前代未聞43頭もの大量のクマが捕殺された謎に迫ります。

 

熊森の森山名誉会長は、貝原知事時代の2001年から井戸知事時代の現在まで18年間、兵庫県の野生鳥獣保護管理協議会の委員を務めており、1回の欠席もなく全出席してきた最古参委員です。しかし、その森山名誉会長ですら、どうして突然、これだけの数のクマが夏までに大量に捕殺されたのか、さっぱりわからないと言います。

 

熊森本部は、私たちに情報を公開してくれない県鳥獣対策課に業を煮やし、疑問解明のため、クマ生息地を訪れました。

 

地元で見聞きしたことは、初めて聞くまさかの連続でした。そして、43頭ものクマが捕殺された原因が見えてきました。

 

現地では、去年の7月から、県の指示でクマの捕殺方法が突然変わったということです。

兵庫県は昨年、集落や田畑(山中に点在するものも含む)から、200メートル以内ならば、山中にいるクマを捕殺して良いと勝手に決めました。(無茶苦茶だと思いますが、これは私たちも知っていました)
ある地元の元猟師は、「集落の裏山は昔からクマの生息地だで。200メートルの根拠は何なのか。今は山中に施設もいろいろとできており、そこからも200メートルというと、クマはもう山にいてはいけないことになる。」と憤っていました。

 

今年は4月の時点で、県から地元に、クマの捕殺許可頭数が前もって割り当てられたそうです。(まさかー)

その数は、合併前の1旧町あたり、30頭ぐらいだそうです。(そんなー)

単純計算すると、春の時点で、兵庫県内で約800頭のクマ捕殺許可が県から降ろされたことになります。

4月ですから、まだ、農作物をはじめ何の被害も出ていません。

集落の区長が「クマが怖い。罠にかかったクマは殺してほしい」という方の選択肢に〇を付けたら、これでクマによる精神被害が成立し、捕殺許可がもらえるのだそうです。

 

山中には現在、シカやイノシシを無制限無差別に捕獲して、掛ったらすべて殺処分する膨大な数の鉄製の箱罠が仕掛けられており、ヌカなどの誘引物が入っています。

2年前までは、山中にいるクマは捕獲対象から外されていましたから、もしこの罠にクマがかかったら誤捕獲として放獣されていたはずです。

しかし、去年7月からは、市町から許可を得たシカ・イノシシの捕獲わなに、兵庫県が許可したクマという札をつけて、シカ・イノシシ・クマの共同捕獲罠に転用していいことになったそうです。

 

捕獲許可の札が2つ付いているのが、シカ・イノシシ・クマ共同捕獲罠、800基設置?

 

クマはヌカの発酵臭に強力に誘引されますから、山にいるクマを山中に設置した共同捕獲罠に引き寄せて、かかったら問答無用ですべて殺処分するようになったのです。(県はこのような補殺方法の変更を、県の協議会でも、審議会でも出していませんから、県民はもちろん、委員ですらほとんど誰も知らないと思います。)

もちろん、クマによる農作物被害などが生じた時は、これまで通り、ドラム缶檻で捕獲して有害駆除する捕殺法も、同時進行です。

クマの札が付いていない箱罠や、くくり罠に誤捕獲されたクマは、今も放獣しているそうです。

 

クマは大変臆病な動物ですから、今や、人工林や下草が消えた奥山天然林より、過疎化高齢化で放置されて藪が生い茂っている里山の山中の方が姿を隠せて安心できる場所です。

 

そこに突然、クマに何の警告もなく、ヌカが入ったおびただしい数のクマ捕獲罠が設置されたのですから、クマの目撃は増えるでしょうし、次々と罠にかかって殺処分されていくクマがあとをたたないのは当然です。(県はそんなことを指導していたのか)

 

そのクマは臆病で、人間の所には絶対に出て行かないと決めた、人間に被害を及ぼすことのないクマだったかもしれないのですが、そんなことは問答無用です。

 

罠にかかったクマは、子グマであっても、銃か、麻酔+電気ショックで、殺処分するそうです。

 

こんな補殺方法に変わったのなら、8月までに43頭捕れるね。

私たちは納得しました。

クマへの共感や思いやりのなさで、兵庫県は、全国ワースト1になってしまいました。

もはや有害捕獲ではなく、シカ・イノシシ同様、クマの個体数調整捕獲が始まっていたのです。

 

ただし、県内クマ捕獲数が生息推定数の15%にあたる137頭を超えないように、歯止めはかけられているということです。

地元は、クマを捕殺するたびに、兵庫県森林動物研究センターに連絡しており、センターは137頭に達したら、罠にかかったクマを放獣する体制に切り替えるそうです。

 

生息推定数918頭、15%までは獲って良い、県内生存推定数800頭以上は狩猟可、集落200メートル以内なら山中にクマ捕獲罠を掛けてヌカで誘引して無差別捕殺して良い。すべて人間が考えたどこまで正しいかわからない数字に従って、他生物の命を人間が機械的に操作しているだけです。

 

兵庫県はクマと人間の棲み分けを図るとクマ管理計画に書いていますが、実際に兵庫県がしているこのような野生動物対応は、棲み分けとは到底呼べません。

人間の他生物に対する倫理観は、こんな程度でいいのでしょうか。

 

私たちは、クマだけでなく、山の中にいて人間の所まで出てこない動物まで、人間が山中に入って行って殺すのは行き過ぎだと思います。みなさんはどう思われますか。しかも、一方で、私たち人間は、奥山を動物が棲めないまでに大荒廃させたまま放置しているのです。

 

問答無用で殺されていく野生鳥獣たちの哀しい叫び声が聞こえてきます。

 

10月13日の「兵庫県クマ狩猟3年目と大量捕殺を考える会」に、ぜひ、みなさん、お集まりください。

野生鳥獣との共存について根本的なことから考え直しませんか。地元の方の声も聞いてみましょう。

日本は歴史のある国です。祖先はどのように対応して、全ての野生鳥獣と共存してきたのでしょうか。

歴史から学ぶことも大切です。

 

<兵庫県クマ問題を考える会>

14:00 ~16:00(13:30開場)
尼崎商工会議所 502号
兵庫県尼崎市昭和通3-96(阪神尼崎駅より北へ徒歩5分国道2号線沿い)

 

p.s ただ一つ、地元を回って私たちが救われる思いがしたのは、「クマなんておとなしい動物じゃ、山中にいるのまで殺さんでいい」といって、クマ捕殺申請を出さなかった集落がいくつかあったということです。クマの本当の姿を知っている人たちが、まだいたんだ。

2018年兵庫県クマ生息地の山の実り 本部豊凶調査 ブナ凶作、ミズナラ並下、コナラ不作

●今年の調査結果

 

今年も9月10日から1週間、兵庫県北部のクマ生息地をまわって、恒例の山の実りの豊凶調査を行ってきました。豊凶は、場所によって、また同じ種類の木でも木によって違うのですが、全体的には、ブナ凶作、ミズナラ並下、コナラ不作、ミズキ並下でした。

全国的に偶数年は実りがよくないと言われており、今年はその偶数年に当たります。

しかし、これまでの偶数年に比べると少し良いかなと感じました。

 

●ブナ

 

ブナ林は兵庫県にはそんなにありませんが、14か所調査しています。今年はまったく実がついていない場所が多かったのですが、少しだけ実りがある場所も複数見受けられました。

不思議な場所が一か所だけあって、今年、豊作でした。ここのブナは全体として他の場所といつも正反対の結果になるのです。

もしかしたらここのブナはDNAが違うのかもしれません。

このエリアだけ豊作

 

●ミズナラ

ミズナラは21か所で調査しました。今年は場所によって豊凶の差が大きかったです。、実のなりが悪いエリアはどれも悪く、実りが多いエリアはどの木も実りが多かったです。全体としては並下ですが、地域差があるので、実りがあるエリアにクマが移動してくれれば、餌はあると思います。

峰山高原の豊作のミズナラ

 

●コナラ

 

兵庫県の本来のクマ生息地は標高が高い所が多く、コナラはあまり生育していません。コナラは9か所で調査をしました。どこも、少し実りが悪かったです。

峰山高原の豊作のコナラが数本ありました

 

●ミズキ

 

ミズキは今が一番食べごろの液果植物です。同科同属の植物にクマノミズキがあります。両種は非常に似ていますが、分布している標高や花の時期、葉の形状などが少し違います。豊凶調査ではミズキとクマノミズキを分けずに調べています。ミズキも地域によってばらつきがありましたが、場所によっては豊作のエリアもありました。

上山高原のミズキは大豊作

 

●くまもり植樹地

 

小粒ですがミズナラはよく実っていました。かつて、植樹してくださったみなさんおおかげです。ささやかながらクマの餌場が出来ています。

毎年クマが登るクリの木。今年も、既にクマが来た痕跡がありました。

 

●ホオノミ

 

普段見るのは落ちている黒い実ばかりですが、これは赤い状態のホウノミです。

 

●クマのフン

 

クマのフンも見つけました。豊凶調査でクマのフンを見つけることはまれですが、見事なフンでした。中にはたくさんの木の実が詰まっていました。

 

●サルナシ

 

結構たくさん実っているサルナシがあったので撮影しました。サルナシや山ブドウはクマをはじめとする山の動物たちの貴重な食料ですが、人も焼酎付けにするなどして利用するので、道から取りやすい実は結構人間に取られてしまっています。

 

豊凶調査では、思わぬ発見があったりして結構楽しいです。。

クマ生息地の豊凶情報をお持ちの方は、本部まで報告していただけるとうれしいです。

 

クマは冬ごもりに備えて、秋にはたくさんのドングリを食べます。ドングリは豊作の年と凶作の年があるので、秋の山の実りが少ないと、クマは十分な食い込みができず、食べ物を求めて集落にやって来る傾向があります。

そこで毎年どんぐりの豊凶調査をして、その年のクマの餌が山にあるかどうかを調査して回っています。

全体的に山の実りが凶作の年は、クマの目撃件数がとても多くなります。そうなると、クマが有害捕殺されないように、また、地元を支援するために、熊森がクマ生息地の集落へ被害防除を手伝いに行く回数が増えるのでした。

 

しかし、兵庫県は昨年から、クマの捕殺体制を問答無用で強化したので、状況はかなり変わってきています。

こんなことでいいのか、10月13日の「兵庫県クマ狩猟3年目と大量捕殺を考える会」に、ぜひ、みなさん、お集まりください。

14:00 ~16:00(13:30開場)
尼崎商工会議所 701号2号線沿い
兵庫県尼崎市昭和通3-96(阪神尼崎駅より北へ徒歩5分)

 

講演会 安藤誠の世界 in 兵庫県

10月30日(火)、「安藤誠の世界」 講演会in兵庫県を開催します。皆さん、奮ってご参加ください。

 

(米)スミソニアン博物館2018年グランプリ受賞の動物写真家・安藤誠氏が、命あふれる大自然の写真とともに、クマや野生動物たちを守る大切さを語ります。

【昼の部】
会場:あしや市民活動センター2F
参加費:1500円(定員50名)
開演:13時30分 終了15時30分(予定)

 

【夜の部】
会場:尼崎市中小企業センター501号室
参加費:1500円(定員63名)
開演:18時30分 終了20時30分(予定)

 

[主催・申し込み]
一般財団法人 日本熊森協会

FAX 0798-22-4196
mail contact@kumamori.org(担当:比留井)
☎ 0798-22-4190

できるだけメールまたはFAXでお申し込みください。

 

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とどまるところを知らない?兵庫県のクマ有害捕殺数 2018年8月末すでに43頭捕殺

開発や大荒廃で奥山にクマが棲めなくなっている兵庫県で、2018年度8月末までのクマ有害捕殺数が、過去最大43頭にまでのぼっています。

 

兵庫県はこれまで、山中にいるクマは有害捕殺しないと決めていましたが、2017年からは集落200メートル以内は山中でも捕殺対象とすると変更しました。クマはそんなことはわかりません。

 

それ以前の2015年と2016年のクマ有害捕殺数の合計と、有害捕殺基準が変更された2017年と2018年の8月末までのクマ有害捕殺数の合計をグラフにしてみました。

 

 

熊森本部は今年、兵庫県のクマ有害捕殺が暴走していることに気づき、7月12日、3名で兵庫県庁を訪れ、どのような基準で有害とみなしているのかなど、担当部署に調べていただくようにお願いしました。

残念ながら、2か月たってもお返事がいただけません。

 

兵庫県の行政は、どうやって県内のクマ数を減らそうかと躍起になっているように見えます。

 

2017年度は、体重4キロの子グマまで有害捕殺していました。

どこが有害だったのか担当者に尋ねると、追い払っても逃げず、集落に1週間籠城したから有害とみなして捕殺したということでした。

きっとこの子グマは、何らかの事情で母グマと別れて、どうしたらいいのかわからなかったのだと思います。

毎年お願いしているにもかかわらず、熊森には何一つ、連絡もありませんでした。

生きていくすべも知らずに途方に暮れている4キロの子グマを、集落に籠城した有害動物とみなす動物観が信じられません。

 

兵庫県は他府県と違って、私たちがクマ情報を公開請求しても、隠そうとされるので、本部としても何が起きているのかよくつかめません。

 

去年までは神戸新聞地元版にはクマ目撃情報が出ていましたが、今年からはなぜか、それすら消えてしまいました。

クマ目撃情報は、熊森だけではなく、地元のみなさんにも必要な情報のはずですが。

以前はよく新聞に載っていたクマの捕殺数や地元の声などの記事も、今は一切載らなくなっています。

県民は、何が起きているのか、気づくことさえできません。

 

兵庫県は、クマが爆発増加したとして、2016年からクマ狩猟を再開しました。

毎年百数十名の狩猟者に、クマ捕獲許可を与えていますが、ひとり1頭までという制限が付いていました。

今年の狩猟期からは、ひとり2頭までに変更ならまだしも、なんと突然、この制限を撤廃してしまいました。

 

ここまでクマ捕殺を進めようとするのなら、私たち自然保護団体はもちろん、県民にも丁寧な情報公開が必要ではないでしょうか。

 

ちなみに、2017年度の兵庫県内のクマ狩猟数は1頭でした。

兵庫県が発表されているように、県内のクマが918頭にまで爆発増加しているのなら、クマ狩猟数1頭をどう説明されるのでしょうか。

 

兵庫県のクマ推定生息数の計算方法について疑問を持たれた統計学の専門家が、検証したいとしてコンピュータープログラムを情報公開請求したところ、兵庫県は拒否されたそうです。

 

民主主義の基本は情報公開にあります。

また、公務員は公僕のはずです。

兵庫県が他府県並にクマ情報を出してくださるよう願いたいのですが、みなさんはどう思われますか。

 

 

 

 

「恐れ」から「理解」へ 小学生がクマの生態学ぶ/岩手・北上市    岩手放送TV報道

以下は、9月11日yahooニュースです。

これは岩手県 南広域振興局環境衛生課が主催しました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180911-00010002-ibciwatev-l03


ツキノワグマの出没が多い地域にある岩手県北上市の小学校で11日、クマの生態を学ぶ特別授業が開かれました。恐れるのではなく理解することで、クマの被害を減らそうという取り組みです。

(授業)
「みんな岩手に住んでいてどう?クマいっぱいいるけど?」
「見たことある!」
「3匹見たことある!」

特別授業が行われたのは、北上市和賀町の笠松小学校です。県が主催した授業では、4年生から6年生までの児童がクマの生態や人間との関わりを学びました。こちらの小学校で授業が行われるのには、理由があります。

(リポート)
「笠松小学校の周辺ではクマの出没が相次いでいて、学校のほか地域では様々な対策を行っています」

北上市では去年クマの出没が176件あり、学校がある横川目地区では20件の目撃情報が寄せられました。県は今年度、横川目地区とその周辺を「市街地でのクマ対策」を推進するモデル地域に指定しています。今年は周辺の林にカメラを設置してクマが人里に入り込むルートの解析を試みています。
授業では岩手大学農学部で野生動物について研究している山内貴義准教授が、クマが川などの水辺を移動して人里に近づくことや、突然遭遇すると驚いて人間を襲う場合があることを説明しました。
一方で、クマは普段は山の中でおとなしく暮らし、臆病な性格でもあります。

(山内准教授)
「どうしてもクマは怖いというイメージがあるのですが、クマ自体は平和な動物なので、何とかクマと一緒に暮らしていけるようにしていきたいなあ」

山内准教授は、クマによる被害を防ぐためにはクマと遭遇しないよう鈴をつけて人の存在をアピールしたり、山林と人の生活域との境界線を明確にするためにこまめに草刈りをしたりする重要性を訴えました。

(児童)
「クマは今まで怖いものだと思っていたけど、クマと一緒に生活することも可能なんだなと思いました」

クマの存在を身近に感じる地域で暮らす児童たち。恐れるのではなく正しい生態を知ることが、被害を防ぐ第一歩になることを学んでいました。

 

熊森から

マスコミなどの視聴率受けを狙ったセンセーショナルなクマのフェイク報道のせいで、すっかり恐怖の対象にされてしまったあわれなクマです。

野生グマに無数に会ってこられた宮澤正義先生は、クマは人間が見習わなくちゃならないほど争いを避ける平和愛好者だと言われています。

 

これまで熊森本部は、各地のクマによる人身事故被害者に会って聞き取ったり、現場調査を繰り返したりしてきました。

ほとんどの事故は、人間側に過失がありました。多くの被害者が、クマを驚かせた私が悪かったと言われていました。

 

人間が、クマがどれほどこわがりか知って驚かさないように正しく対応したら、ほとんどの事故はなくなると思います。

 

岩手県の振興局のみなさん、授業をしてくださった山内先生、報道してくださった岩手県のマスコミのみなさん、本当にありがとうございます。

 

責任ゼロ、検閲なし、出したもの勝ちのネット情報だけに頼っていたら、危険だと思います。

国民に正しい情報を伝えるきちんとした新聞社やテレビ局を、みんなで応援していきたいですね。

 

9月9日(日)姫路市の会員が企画した森林環境税の学習会で、室谷会長と本部スタッフが講演

1か月程前に、姫路市在住の熊森会員から「森林環境税の署名をもっと多く集めたいので、姫路市で勉強会を開きたいです。会場を用意しますのでぜひ、講演しに来てください。」と熊森本部に電話がありました。

詳しくお話をおききすると、その会員はダンススクールの講師をされていて、スクールに通われている受講生の方々が森林環境税の署名をもっと集めたいということで、日本の森がどんな現状なのか、森林環境税の仕組みとはどんなものなのかを皆で勉強したいということでした。

熊森としても、森林環境税についてもっと多くの市民に知っていただけるためには、どうしたらいいのかと考えていましたので、とても嬉しいお話でした。

9月9日(日)、姫路市の熊森会員のダンススクールにて、森林環境税の学習会を行いました。

この日はあいにくの天候で姫路市内は大雨洪水警報が発令され、JRも一時運休している状況で学習会が無事に開催できるか心配でしたが、15名の方がお集まりくださいました。

15名中、熊森会員は4名でほかの皆さんは姫路市やたつの市在住の一般の方々です。

学習会の様子

室谷会長の「スギやヒノキの人工林は保水力が乏しく、各地で水枯れや土砂災害が起きています。姫路市の水道は夢前川と市川という2つの大きな川を使っていますが、どちらも水源域は広大なスギ・ヒノキ人工林です。」という話に、皆さん驚かれていました。

クリックすると大きく見られます

今回の会を企画してくださった熊森会員と、ダンススクールの受講生さんで、姫路市在住の方を中心に130名の署名を集めてくださっていました。署名はご家族やご友人の方や駅前など人通りのある場所で集められたということです。ありがとうございます。

講演後の意見交換会で、参加者の方々からは

「本日の学習会の内容を、SNSで広く拡散してこの問題を知っていただきたい。」

「市内の環境イベントや駅前などの人が多くいる場所で、署名活動を行いたい。」

「うちの地元の議員さんにもこのお話をしたい。」

という声がありました。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございます。この学習会を機に、姫路市でもご参加くださった皆様と一緒に署名活動をどんどん広げていきたいですし、このような学習会を全国で、地元議員や一般市民の方々を対象に行っていきたいと思います。

全国の熊森会員の皆様、ならびに日本の森の行く末を案じておられる皆様、ぜひ熊森本部までお問い合わせください。

日本熊森協会本部

電話:0798-22-4190

FAX:0798-22-4196

mail:contact@kumamori.org

 

自然農に取り組むみなさんに、名誉会長が講演 「クマが教えてくれた日本の森の危機」

人間より力の強いクマという動物が日本にいてくれて、本当によかったと思います。

私たちは、クマが次々と山から出て来るニュースを見て、どうしたのだろうと調べ出し、初めて奥山の大荒廃に気付いたのです。

他の動物もたくさん山から出て来ていますが、かれらはニュースにならずに殺されて終わります。

クマが山から出てきたらニュースになるのは、人身事故が発生する恐れがあるからです。

 

8月26日、名古屋で約300人のみなさんが、森山名誉会長の「クマが教えてくれた日本の森の危機」という70分講演を聞いてくださいました。

講演後、多くのみなさんが、日本の山がこんな大変なことになっているなんて全く知らなかった、教えてくれてありがとうございます。とてもよくわかりましたと、喜んでくださいました。

 

お話を聞いてくださったみなさんは、自然農に取り組んでおられるということで、自然林をこの国に残すことの大切さがストンと胸に落ちたと言われていました。

自然農を大切に思うみなさん、自然林を大切に思う私たち、みんなつながって大きな力になっていきたいです。

 

講演後、みなさんが自然農で作られたお米やお野菜を使って昼食を用意してくださいました。

 

 

どれもこれも自然農のお野菜は香りも良くて、本当においしかったです。

お腹いっぱいになりました。

元々日本人はこのような食事を続けることによって、健康を保ってきたのだと思います。

学校給食にもこのような和食を取り入れていただきたいです。

西洋のまねばかりするのではなく、何を食べて生きればいいのかという長年にわたる民族の知恵を、みんなで取り戻していきたいと思いました。

 

講演会をセットしてくださったみなさん、参加してくださったみなさん、昼食を作って下さったみなさん、大変お世話になりました。

どうもありがとうごいざいました。

イケア 使い捨てプラスチック一掃へ 店舗とレストランで全廃

以下、ロンドン(CNNMoney)より

 

スウェーデンの家具大手イケアは7日、傘下の店舗やレストランで2020年までに、使い捨てプラスチック製品を全廃する計画を発表した。

店舗では段階的に、使い捨てのプラスチック製ストローや皿、コップ、冷凍用ポリ袋、ゴミ袋、プラスチックでコーティングした紙皿や紙コップの販売を中止する。

レストランでも、プラスチック製の食器やストロー、カップ、マドラー、調理済み食品容器の使用を取りやめる。

使い捨てプラスチックの一掃は、2030年までに人と地球にポジティブな影響を与えることを目指す同社の持続可能性戦略の一環として打ち出した。

2020年までには、調達するエネルギーの100%を再生可能エネルギーとし、製品には再生可能素材やリサイクル素材のみを使うことを目指す。

プラスチックは低コストで幅広い用途に利用できることから、過去50年で利用が20倍に増え、今後20年でさらに倍増する見通しとなっている。

しかし環境に対する負担も増大し、世界の海に存在するプラスチックの重量は、2050年までに魚の重量を上回るという予想もある。

世界的にみると、リサイクル用に回収されるプラスチックはわずか14%のみ。紙の58%や鉄鋼の90%に比べると著しく低い。

欧州連合(EU)は先日、プラスチック製ストローや食器類などの使い捨て製品10品目を禁止する提案を発表した。

 

熊森から

まず、イケアの英断に、心から拍手を送りたいです。ストローだけではなく、食器も容器もみんな、プラスチックをやめるべきです。

また、欧州連合(EU)の提案にも、意を強くしました。

 

日本でも、もう26年前ぐらいになると思いますが、ザ・スクープというテレビ番組で、プラスチックやビニールが、魚やカメ、クジラなどのほとんどの海洋生物の体内に餌と間違って取り込まれており、彼らの命を奪う大変な事態となっていることが報道されました。

熊森もプラスチックの問題はずっと気になっていましたが、森の問題で手がいっぱいで、残念ながら海の問題まで手が回りませんでした。

 

プラスチックは確かに便利ですが、便利さと、母なる地球の生態系を破壊してしまうのと、どっちが大切かわからないようなら、人類は愚かの一言に尽きます。

海洋生物がクラゲと間違えて食べて死んでいくのを知っても、使用をやめないのなら、人類は残酷の一言に尽きます。

 

みんな、テレビニュースを見て、これはいけないと思ったはずですが、なかなかひとりでは声を挙げられないし、どうしたらいいのかもわからないものです。

オウムの事件などがあったからでしょうか。日本人は団体に属することに警戒心が強く、その団体がいいことをしていると思っても、ほとんどだれも入会しないという傾向が強いです。

しかし、みんなで声を挙げないと、世の中はよくなりません。プラスチック問題がテレビで放映されてから26年もなるのに、いまだに日本から使用禁止の声が上がらないのは、自然保護団体が全くと言っていいほど育っていない国だからだと思います。

 

確かに、問題のある団体もあるでしょうが、良く調べていただいて、いいなと思う団体には積極的に入会すべきだと思います。一人では無理でも、会としてなら声を挙げやすくなります。世の中を変えていける力を発揮できます。

 

日本熊森協会にも、もっともっとたくさんの方がご入会いただき、どこかのひも付きのお金ではなく、ひとりひとりの利権のない会費で協会を支えていただきたいです。

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