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3月18日 妙見山(大阪府)でブナ調査 樹齢およそ300年 

大阪の池田駅から車で20分という近場に妙見山という山があります。ここに、ブナの原生林が残されており、兵庫県最高峰の氷ノ山よりも大きなブナの木もあるというので、調査に行ってきました。

妙見山頂上にある能勢妙見山(霊場)境内の裏手に、ブナ・アカガシ林が残されていました。面積は狭くても、大阪にこのような巨木の森が残っていたことに感動しました。この山で一番大きいというブナの幹回りを計ってみると、なんと3.63メートル!樹齢はおよそ300歳になるそうです。このような巨木が残されているのは、この山が信仰の対象であったからでしょうか。

ブナの木に付いていたノキシノブ。シダの一種。

境内の裏手にはゴミがたくさん捨てられていました。シカのフンは、そのうち自然にかえります。人間が出すゴミは、本当に困りものです。

カシノナガキクイムシが繁殖したために伐採されたクヌギ。たくさんの小さな穴はカシノナガキクイムシがあけた穴。
切り株が黒いのは、防虫用にコールタールが塗られたため。

兵庫県内では山林の松枯れが激しいが、ここのアカマツはとても元気でした。

こんな貴重な森が、人々の目にも止まらず、ゴミにまみれていくのは残念です。当協会の北大阪地区スタッフのみなさんに伝えたところ、行政への問い合わせなど始めてくださっています。

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