くまもりNews
4月1日くまもり南大阪地区が初の人工林間伐に挑戦
初めての南大阪での間伐。集まったのは、大阪南地区の熊森会員たち6名と本部森再生メンバー3名、山林所有者1名で計10名。
自分の力で山に光を入れてみたい。ヒノキの人工林を、のこぎりやチェンソーで間伐しました。
<参加者の声> 50年もののヒノキが倒れる地響きを初めて知りました。 市場で売れば1㎥当たり1万円(50年も育てて!)、 搬出費用は1㎥当たり1万3千円。 林業離れは過疎化や高齢化だけでなく 市場経済として成り立たなくなっていることを 山主さんから伺い (生の声は本の文章とは比べ物にならない切実さです) 日本の林業の抱える問題の難しさを改めて思いました。 先行きの見えないこの状態に いつ誰が答えを出してくれるでしょうか。 木材市場見学のときとおなじ重たい気持ちになりました。 ヒノキが倒れるときの地響きは ヒノキと、育ててきた人たちの無念の嘆きのようでした。
<熊森から>
戦後の効率と経済性一辺倒の、まるで工業製品を作り出すかのような林業のあり方を、見直すべき時だと思います。植物も動物も、命ある生き物であることを忘れないで。