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4月11日 「国有林野の管理経営に関する法律等の一部改正案」審議に対して国会ロビー活動 

これまで、4月12日に農林水産委員会で審議が始まる参議院先議の国有林野の有する公益的機能の維持増進を図るための国有林野の管理経営に関する法律等の一部を改正する等の法律案」(3月2日に閣議決定)に入れ込んでいただきたい熊森提案2点を、関係議員に配布説明してきました。いよいよ明日審議、直後に採決ということで、国会議員会館を訪れ、関係議員を回り、再度または新規、お願いしてきました。

<熊森が法案に入れ込んで頂きたい2点>
1、今後、1.28兆円の林野庁の債務返済のために伐るのは人工林だけとし、国の貴重な財産である原生的天然林は伐採しないこと。

2、①奥山全域②尾根筋③急斜面④山の上3分の1⑤川筋の人工林については、<水源地確保・生物多様性の保全・災害に強い山造り>の観点から、伐採後は再造林せず、天然更新させて、動物の棲める自然林に戻すこと。

(議員訪問を終えて)

熱心に聞いてくださる議員さんも何人かおられて、回り甲斐がありました。しかし、残念ながら、官僚のみなさんに洗脳されてしまっている議員さんも多いと感じました。もっともっと自然保護団体が大きくなって、「利権なしで見るとこうなります」という本当の話を、議員の皆さんに伝えていけるようにならなければ、国は変わらないと感じました。

●国会議員の反応から

①最近は、もう、原生的天然林は少ししか伐っていないと聞いている。→(熊森)残り少ないからこそ、もう、少しであっても伐ってはいけないのです。

②債務返済のために伐っているのではない。神社仏閣が必要とする巨木が、もはや民有林にないから、国有林を伐ってあげるしかないと聞いている。→(熊森)今や、原生的天然林を残す方が、大事です。

③ 原生林は、人間が時々巨木を伐って若返らせてやらねば元気にならないと聞いている。→(熊森)人間が手を入れない原生林が、一番元気で一番いい森です。

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