くまもりNews
ホッとする空間 林業に携わる青年が作った椅子の個展
神戸市垂水区旭ヶ丘のpupaという喫茶店の2階で、4月6日まで、森林組合に勤めている若者が間伐材で作った椅子の個展をしているという情報がありました。
普段は目まぐるしい日々を送っているため、このような情報が入っても、出かけていくことはほとんど不可能なのですが、たまたまめずらしく時間が空いたので出かけみました。
間伐材を製材して板にし、椅子を作ったのかと思っていたら、そうではありませんでした。製材はせずに、柱をとったあとの使われることのない切株の部分などを、くり抜くなどいろいろと工夫して、椅子にされていました。どれも、世界に1つしかない椅子です。製作者は、美大出ということで、納得しました。スギやヒノキの香り、素材のままの木、なぜかとても心安らぐ空間が、そこにはありました。
座ってみると、なぜかとても座り心地がいいのです。林業の話などいろいろ興味深く聞かせていただいているうち、気が付くと、1時間以上も気に入った椅子に座っていました。全く疲れない椅子でした。ホッとする空間で、ホッとする時間が持てました。お近くの方は、のぞいてみてください。
感想を書く場所に、熊森小冊子が積まれていて、1冊100円で売られていました。森林組合に勤めている人が、そして、会員でもない人が、小冊子を気に入って広めてくださっているのを知り、うれしかったです。