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憎しみや対立からは何も生まれない 

熊森協会本部の電話は3台あります。毎日、朝から晩まで、電話が鳴り続けています。スタッフの一人が、しみじみと、「こういう活動をしているところって、日本には熊森しかないんですね。全国からの電話が、全部熊森に来る」と語っていました。毎日入ってくるメールもすごい量です。1日中返信し続けて、やれやれと思ったら、始める前より未返信が増えていることもあります。(返信した以上のメール数が、新たに入って来るからです)申し訳ございませんが、今の熊森本部の人員体制では、全てを返信することは出来ません。ご容赦下さい。

メールは匿名が許されるからか、読むに耐えないののしりや誹謗が入ってきます。名乗る勇気を持ち、他者への敬意を忘れないでください。様々な人生を歩んできた人間同士、感じ方や考え方が違うのは当然です。断片だけを見聞きして批判するのは、あまりにも軽率です。批判する前に、せめて、1冊100円の「クマともりとひと」だけでも読んでください。本当は、愛蔵版「クマともりとひと」を読んでからにしてほしいです。あまりにも的外れな誹謗中傷には、お返事のしようがありません。というか、こういう人たちは、誹謗中傷を楽しんでいるとしか思えません。匿名メールは、原則として読まずに削除させて頂きますので、ご了承下さい。ネットでもこのようなサイトがあると教えてくださる方がいますが、私たちは日本の森や動物を守るために、寝る間も惜しんで動きに動いております。そのようなサイトに付き合う時間などありません。みんなで読まないようにすればいいのではないでしょうか。

熊森会員のみなさんは、行政などに意見やお願いを伝えるとき、本部指導通り、まず名乗り、きちんとした言葉で、相手への敬意を忘れずに伝えてください。ネット上でのののしりや罵倒合戦などには参加しないで下さい。ネットでいさめたところで、そのような人たちが変わるなど期待できないと思います。憎しみや対立からは何も生まれません。

ただ、今回の愛知県瀬戸市のイノシシわなにかかったクマが殺された状況について、熊森報告を聞いた人たちは、大変な憤りと悲しみを持ちました。 これは当然です。瀬戸市の行政担当者たちは、私たちの思いに耳を傾け、本当によくがんばってくださいました。今も、感謝でいっぱいです。このクマが猟友会に撃たれたとき、檻の前に座り込んでいた熊森会員と瀬戸市担当者は、ともに泣き崩れたそうです。しかし、愛知県出先行政のなかには、誤捕獲されたクマを逃がしてやってほしいというわたしたちの当然のお願いに対して、市民をなめきって聞くに堪えないような暴言を吐き続けた人もいました。(全部、録音しました)

ある非会員の方から電話があって、「だれのせいであのクマが殺されたのか教えてほしい。そいつをネットでたたいてやる」 という相談がありました。熊森本部は、長時間かけて、そのようなやり方はかえって状況を悪化させるだけなのでやめるようにと説得しました。この非会員の方は、本当は優しすぎるくらい優しい方なのです。何とか命を助けてやろうと動き回ったが、助けられなかった。この怒りと悲しみをどう持っていけばいいのかわからないのです。

熊森会員のなかには、このようなネットたたきに参加している人はいないと思います。熊森は正々堂々と名乗って、きちんと話をする会だからです。 この非会員の方にも、本当に世の中を変えていける力となる、熊森のたたかい方を伝授しました。

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