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6月30日 本格的な炭まき  於:大阪府箕面市

炭を撒いて酸性土を中和し、枯れかけているマツやドングリの木々を次々と元気によみがえらせておられるくまもり群馬県の川嵜支部長が、日本奥山学会の発表の帰りに1泊して、大阪府で、本格的な炭まきを見せてくださいました。

 

炭撒きにご協力くださったのは、NPO法人箕面山麓保全委員会のみなさんです。   実験木に選ばれた木は、60年ぐらいたっているコナラの大きな木で、すでにカシノナガキクイムシが幹にいくつか入っており、虫よけの為の粘着防虫シートがかけられていました。しかし、これまでの経験では、今年の夏には枯れてしまうだろうということでした。

 

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オスのカシノナガキクイムシが、コナラの幹に穴をあけたため、木くずが白い粉に見える

 

熊森本部は、奥山を中心に活動しているので、箕面市の里山で、ナラ枯れがこんなに広がっているのを初めて知りました。

 

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土壌の酸性度は PH3.7。(地表3.6、地下7センチ3.8)かなりきつい酸性土です。   周囲に深さ10センチぐらいの穴を掘り、根にあたるようにまいた炭は約40キロ。1本の木で、これだけの炭をまくのかとびっくりしました。木酢液なども使われました。くわしくは、NPO法人箕面山麓保全委員会のホームページをご覧になってください。

 

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土と炭を混ぜ込みながら、炭を埋めていきます。さて、このコナラ、どうなるか楽しみです。効果は3か月後にはもう出るそうです。

 

炭まきが終わってから、近くの山を歩いてみました。ナラ枯れ防止やシカ除けに、多くの人々の力が使われていました。里山を守るために、NPO法人箕面山麓保全委員会のみなさんたちが、涙ぐましい努力をされているのがわかって、頭が下がる思いでした。

 

近くの山には、炭をまいていないにもかかわらず、カシノナガキクイムシにあけられた幹の穴から、どろりとした樹液を出してきて、虫と闘っている最中の木が何本か見られました。元気な木は、こうやって樹液を出して虫に打ち勝っていきますが、弱った木は樹液を出せないので枯れてしまいます。

 

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虫が開けた穴から樹液を出している木

 

NPO法人箕面山麓保全委員会が炭まき実験をされたのは、今回が初めてとのことです。いい結果が出るといいですね。   NPO法人箕面山麓保全委員会のみなさん、熊森川嵜群馬県支部長、熊森飯島石川県副支部長、みなさんありがとうございました。

 

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  NPO法人箕面山麓保全委員会、熊森群馬県支部長、熊森石川県副支部長、熊森本部

 

 

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