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兵庫県山の実り調査・・・並作、ただし、ブナはゼロ

2004年、2006年、2010年は、奥山の実りゼロという、ありえない異常年でした。再びあの異常年が再来するのではないかと、毎年、不安になります。昨年度良く実ったブナは、今年はゼロです。ミズナラ、コナラ、ミズキなどは並作です。日本海地方に多いウラジロガシは、まだどうなるか判定ができません。

 

ブナ以外のすべてのブナ科のドングリの実に穴をあけて卵を産み付け、実や葉を付けたまま枝を切り落としてしまうハイイロチョッキリトいう暖地性の虫が大量発生するのを心配していましたが、夏の気温が低かったためか、今年も3年連続、発生はゼロです。

 

8月下旬、クマは シバグリの木に登って、イガごとクリの実を食べて熊棚を作ります。クマがシバグリの木に登っていたという情報が、今年も入ってきました。この時期が終わると、イガが固くなってしまうので、クマはもう木に登ってクリを食べることはできなくなります。

後は、クリが良く実って地面に落ちて来る時期まで、クリをたべることはできません。

 

 

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