くまもりNews
8月1日 リニア勉強会in奈良
- 2015-08-07 (金)
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リニア市民ネット大阪主催の第5回勉強会が、奈良県文化会館で持たれました。参加者56名。
・リニア市民ネット大阪代表の春日先生の挨拶
・講演「自治体から見たリニア新幹線中間駅の経済性」
山田厚 氏 (甲府市議会議員)
・奈良盆地の断層とリニア
日本熊森協会
発表者のみなさんは、生き生きと確信を持って語って下さり、大いに勉強になりました。
山田議員は、わかりやすいパネルをたくさん出して、お話しくださいました。本当によく調べておられます。人生をかけて、リニア問題に取り組んでおられるのが、ひしひしと伝わってきました。議員はこうでなければなりません。
甲府市に予定されている山梨県駅も、奈良駅も、いずれも中間駅ですから、リニア列車は1時間に1本しか止まりません。リニアの利点は唯一「早さ」だけですが、甲府市から新宿に行く時間を比べると、乗り換えなどが相次ぐので在来線と同じになり、値段だけ高くなることがわかりました。
JR東海が計画しているこれらの駅には、駅員を初め、切符売り場、窓口、待合室、売店など何もありません。そんな駅では利用できませんから、結局地元自治体がお金を出して諸施設をつくるはめになり、地方財政が圧迫されることになりそうです。
山田議員が、「リニアはまだ工事が始まっていない。止めるのはこれから」と言われたことで、改めて、もっともっと国民議論を高めていこうという闘志が湧き上がってきました。
ネットニュースのIWJが録画に来て下さいました。ネットに上げてくださるそうです。ありがとうございます。
リンク先はこちらからどうぞ。
リニアは、地下走行86%ゆえに、地下水脈をズタズタにブチ切るという取り返しのつかない国土破壊を招く大問題事業です。これから、もっと多くのみなさんに、この問題を伝えていきたいと思います。
「夢の超特急リニア」は、日本国民の夢なので、夢を壊すようなことは言わないでほしいというお叱りを、わたしたちはこれまで何人かから受けました。
そういう方には、入りやすい入門編として、樫田秀樹著「悪夢の超特急リニア中央新幹線」を読んでいただきたいと思います。これだけの情報社会でありながら、いかに大事なことが、国民にまったく伝えられていないかということに気づかれると思います。
ちなみに、この本は、今年、日本ジャーナリスト会議(JCJ)が選考す る第58回JCJ賞を受賞しました。