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くくり罠、このあまりにも残酷すぎる罠の氾濫に黙っている国民でいいのか

ほとんどの国民は、シカやイノシシを獲るためのくくり罠が我が国の野山に大量に設置されるようになったことをご存じないと思います。この機会に、知っていただきたいです。

 

兵庫県の奥地のある猟師は、ひとりで100個のくくり罠を仕掛けていると言われていました。そんなにたくさん野生動物を獲ってどうするのか聞いたら、行政から1頭いくらと駆除費がもらえるんだということでした。

 

環境省が狩猟者を増やそうとキャンペーンを繰り返したところ、銃猟師ではなく簡単に免許が取れる罠猟師がぐんと増えました。

 

くくり罠は強力バネで足をワイヤーで締めあげるため、足が壊死し失われるなど残酷すぎること、無関係な野生動物たちが誤ってかかってしまい放置されて死んでいく錯誤捕獲例がすごいこと、熊森は、これらをずっと問題にしてきました。

 

先日、ある方から、78万回も再生されている感動的なユーチューブがあると教えていただき、ちょっと長いなあ(約19分間)と思いながらも引き付けられて最後まで見てしまいました。

 

ユーチューバーの方に、この動画を熊森のSNSで紹介させてもらっていいですかとたずねたところ、野生動物の活動をされている方からご連絡いただくのは初めてです、活動のお役に立てればうれしいですと快諾をいただきました。

 

クマとの遭遇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

短縮版50秒

 

シカ・イノシシ捕獲用のくくり罠に誤ってかかってしまったクマが出てきますが、ハッピーエンドに終わります。

錯誤捕獲に詳しい行政担当者に、こんな例はあるのかたずねたところ、非常にまれな例で、普通はいったんくくり罠にかかったら抜け出せないという答えでした。

 

みなさんもよかったらご覧になってください。くくり罠の勉強にもなります。

 

熊森としては、この場所は野生動物たちのエリアで、ここにシカやイノシシがいて当然いい場所であり、こんなところにまで人間が罠を掛けるのは行き過ぎだと思います。

 

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