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2010年ヨーロッパが風力発電から撤退を始めた  武田恵世著「風力発電の不都合な真実」

2011年3月20日に㈱アットワークスから出版されたこの本を、風力発電はエコと信じておられる方々にぜひ一読して頂きたいと思います。

三重県伊賀市で歯科医を開業されてる著者武田博士は、ナチュラリストです。初め、風力発電はCO2を排出しない環境に優しい自然エネルギーだと信じて、出資まで考えられたほどの風力発電推進派だったのです。しかし、色々と調べていくうち、実態は全く違うことが分かって来られました。

世に出回っている情報はウソだらけだったのです。例えば、尾根に建てられた鉄の塊、風車は雷の格好の餌食です。(なるほどねー) 落雷が相次ぎ、現在つぶれている風車がたくさんあるそうです。でも、業者は直そうとしません。建設時の補助金が欲しかっただけで、発電能力など誰も期待していないからです。

風力発電と言えばヨーロッパ、デンマーク・・・しかし、風力発電は自然を破壊し、様々な公害を生むだけで、CO2の排出抑制もできないことがわかってきました。ヨーロッパが風力発電から撤退を始めたという情報は注目に値します。

真実を知りたくない人もいるでしょうが、知らないことは罪と思える1冊です。 

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