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体が恐怖で震えるお勧め本 「ハチはなぜ大量死したのか」

「ハチはなぜ大量死したのか」ローワン・ジェイコブセン著 仲里京子訳 2009年文藝春秋発行 1905円

アインシュタインが「蜂がいなくなったら人類は4年しか生きられない」と予言した話は有名です。実際今、2007年春までに、北半球の西洋ミツバチの4分の1が消えたそうです。

ミツバチの集団失踪、これはアメリカではCCDと呼ばれています。コロニー・コラプス・ディスオーダー。

農薬、単一作物栽培、遺伝子操作作物、抗生物質の多用、ストレス、栄養不足、ダニ、細菌、電磁波、様々な原因が考えられますが、今のところ原因は不明です。ミツバチの集団失踪について、知れば知るほどこわくなってきます。

人間が、経済の為にハチの体を改変し、本来のハチではないものに変えてしまったのです。

牛を、経済の為に本来の牛の体ではないものに変えてしまったのと同じ構造です。

この本を読んで、私たち人間がどれほどハチの恩恵を受けていたのか知りました。

そのハチに対して、人間が行ってきた非人道極まりないことを知って、おぞましくなりました。人類全体が、他生物の迷惑や悲しみや苦しみなどつゆも考えられなくなり、自分勝手なことをしてきたこと、今もしようとしていること、これらは絶対に許されることではないでしょう。

1999年に当時の環境庁が導入したワイルドライフマネジメント(日本語訳:野生動物保護管理)もその典型です。なぜ野生動物たちは研究者に恐怖の捕獲を受け体に印をつけられ、研究者が決めた生息数に一定するように、毎年殺されて調整されねばならないのでしょうか。

「森を返してほしい。森さえあれば、人間の所になど出て行きません」私達にはこのような野生動物という弱者の声なき声が聞こえてきます。環境省が地元の人たちに呼びかけている「殺生の勧め」は、地元の人たちを今以上に不幸にするものであると、私たちはこのことにも胸を痛めています。

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