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3月10日 鳥取県支部総会&宮澤正義先生講演会

  この日は、春の嵐が吹き荒れる大変な一日でした。

 

午前中は、支部総会を持ち、午後からは、熊森顧問で、長野県在住86才の宮澤正義先生をお迎えして、「生き物と環境と私たち」と題した講演会を、開催しました。

 

あいにくの天候でしたが、それでも地元の大山町を中心として40名ほどの人が集まってくださり、先生のお話に熱心に耳を傾けておられました。

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ここ大山町は、その名の通り、中国地方最高峰の大山(だいせん)1729メートルの麓に位置し、北に日本海を臨む自然味あふれる土地柄です。大山はほぼ単独峰のため、クマが棲むには不適と見え、目撃情報も年に一度あるかないかです。
今回先生が特に強調されたことは、自然界の超頂点に立つ人類は、その自覚と節度と思いやりを持たなければならない。そうでなければ、人類の生存自体が、持続不可能となること。
漁業に携 わる人々は、海産物を収奪するばかりでなく、なぜ海がやせ細っていくのかその意味を考えてほしい。海は、山や里からの滋養によって成り立っている、などでした。
日頃、こうした科学的できっちりとした数字をもとにした話に慣れていない人も多かったようですが、それでも「こういう話を聞くことも大事だ」と、感心されて帰ってくださいました。
もっともっと多くの方に聞いていただきたかったというのが、感想です。
はるばる来てくださった宮澤先生、悪天候の中参加して下さったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
(鳥取県支部長)
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