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9月21日 くまもり自然農 田んぼは毎日見まわるべし

本部自然農チームは久しぶりに、イネの成長を見に、兵庫県南部の阪神間から、北部の豊岡市にあるくまもり田んぼを訪れました。前回、田んぼを見まわったのは、9月6日ですから、2週間ぶりです。

 

到着してみて真っ青。田んぼに水を引き込む管に土砂がたまって、田んぼが干上がっていたのです。大事な時期だったのに、後の祭りです。しかも、どこから入ったのか、なぜか田んぼの真ん中でシカが死んでいたのです。もうきれいに骨だけになっていましたが。

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 田んぼの真ん中のイネが倒れ、穴が開いたようになっている。そこに、シカの毛が散乱していた

 

うーん。米作りの基本は、まず第一に、毎日田んぼを見回ることではないかと、思ってきました。コメも生き物ですから、毎日毎日、人間が見てやらねばならないと思い知らされました。農家の方が、毎日田んぼを見まわっておられるわけがよくわかりました。

 

居住地から遠く離れ、たまにしか見に行けない場所で、米作りをすることの限界を感じました。しかも、本当は、田んぼに水をためるのが米作りですが、くまもり田んぼでは、普段の水量調整ができないため、山からの冷たい湧水を、田にかけ流しています。そのため、田んぼの水温が上がらず、これも、イネの成長を遅らせている一因かもしれません。

 

みんなで気を取り直して、シカの死体を片付け、谷川から田に水を引き込む管に詰まっていた土砂を取り除いて、再び水を田に引き込みました。その後、畦の草刈りなどをして帰りました。

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当初、地元の方に、田んぼの見回りをお願いしていた時は、米は良く実っていました。

都市民が遠隔地で米作りを行う場合、日々の田んぼの水量調整ができませんから、やはり、地元の見回り協力が必要だと思い知らされました。

 

 

 

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