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リニアの終着駅は、奈落の底 雑誌「日本の科学者」10月号が、リニア着工の危険性を特集
- 2014-10-21 (火)
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日本科学者会議編の「日本の科学者」10月号が熊森本部に送られてきました。本の泉社出版(571円+税)
ぜひ、ひとりでも多くのみなさんに、読んで頂きたいと思います。 (ネット注文可)この本に登場する全ての科学者が、リニア中央新幹線の危険性を訴えています。とても読みごたえがあり、やっぱりなー、リニア中央新幹線の着工は、日本国始まって以来の巨大な国土破壊事業であり、人類は、こんな速い乗り物を造ってはいけないのだと再確認できました。勇気がわいてきます。
改めて、リニア着工推進のニュースしか報道しないメディアの罪の深さを感じました。「リニア、夢の超特急」とだけ書かれると、ほとんどの一般国民は洗脳されてしまい思考停止に陥りますが、「リニア、悪夢の超特急」と書かれると、みんなが考え始めると思います。
川村晃生先生の巻頭言は、格調高いもので、「リニアの終着駅は、奈落の底」という言葉で締めくくられています。現代文明や必要以上のスピードが、人間の身体と心を侵食し、人間を根底から変えていく不幸せな未来が描かれています。読んでいて、日本人がこれからやろうとしている狂気の事業を思い、ぞっとするほど恐ろしくなってきました。
また、松島信幸氏の、「南アルプスを、リニア新幹線が貫くと」という文も、熊森会員必読です。リニアを推進しようとしている経済(金儲け)のことしか頭にない政財界の皆さんに、人間として母なる地球に、やっていいことと絶対にやってはいけないことがあることに気付いていただきたいものです。