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南魚沼の親子グマは山に放しても戻ってこん  ーークマ放獣の実績者が太鼓判ーー

熊森は2012年7月、県からの依頼で長年さまざまな野生鳥獣を保護飼育され、元気になったら野に戻しておられる東北のある猟師さんを訪れました。東北の山は一見緑でいい森が残っているように見えますが、昔と比べるとナラ枯れなどで内部がどんどん劣化しており、クマが棲めなくなってきていることを嘆いておられました。

 

思い出して、あの時の猟師さんに電話をしてみました。81歳になっておられましたが、すごくお元気なお声でした。

 

南魚沼の親子グマのことを説明してから聞いてみました。

熊森「この親子グマを春に山に放したら、戻ってくると心配される方がおられるのですが、どう思われますか」

猟師「戻って来ん」(経験者はすごい!単純明快です)

熊森「どうしてそう思われますか」

猟師「人間を怖がっているじゃないか」

熊森「そうですね。ちょっとのぞいただけで、ものすごい勢いで母グマに威嚇されました。」

 

7年前に訪れたときのことを思い出して、まとめてみました。

(写真はいずれも2012年当時のもの)

 

 

 

 

 

 

 

 

ご自宅付近

 

いろいろな野生鳥獣と共に、クマも3頭飼っておられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

保護飼育中のクマ

 

クマに関しては、母グマを殺された後の子グマの保護飼育が主だと言われていました。

一定期間保護飼育した後、山に返していると言うことでした。

私たちはびっくりしました。

熊森「そんなことをしたら、ここに帰ってきませんか」

猟師「一頭も帰って来ん」

熊森「ここだと餌がもらえるでしょう。なぜ帰ってこないのでしょうか」

猟師「檻の中より、山を走り回っている方がええんじゃろな。アハハ」

熊森「山で生きられなくて、死んでいるということはありませんか」

猟師「ちゃんと生きとるよ。放すとき発信機を付けているからな。山の中で生きていることが分かる」

お手製の発信機を見せてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発信機付き首輪

 

猟師さんの座っておられる後ろには、電波受信用の機器が並んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろに電波受信機

 

放獣したクマが、今、山のどこにいるのか、地図で見せてくださいました。

猟師「ほらな、どんどん移動しているじゃろ。生きとるよ」

 

<後記>

猟師さんは、熊森からの久しぶりの電話をすごく喜んでくださいました。

 

南魚沼の親子グマをどこにどうやって放したらいいか、いろいろと相談に乗ってくださることになって、後日、本部担当職員らが、お邪魔することになりました。

 

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