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徳島県南部で新たに那賀・海部・安芸大規模風力発電計画 みんなで意見提出を!6月23日締め切り

徳島県では山の命である尾根筋に大規模な風力発電施設を作る計画が次々と出されており、多くの人々が故郷の山を守るために反対しています。

徳島県天神丸風力発電事業計画(オリックス株式会社)の予定地を初視察(2018年7月26日くまもりブログ参照)

 

熊森は風力発電に反対しているわけではありませんが、取り返しがつかないまで山を大荒廃させてしまう尾根筋への風力発電は認められません。水源の森を失い次世代が困ります。山のすべての生き物たちが被害をこうむります。

 

 

この度、徳島県南部でまたしても、山の尾根筋に大規模な風力発電施設を造る計画が持ち上がりました。

 

那賀・海部・安芸風力発電事業計画(那賀・海部・安芸風力発電合同会社)

計画地は、徳島県南部の那賀町、海陽町、高知県馬路村の3つの自治体にまたがっています。

現在、環境配慮書が公開されています。

クリックすると、計画の環境配慮書が縦覧できます。縦覧期間は6月23日(火)迄です。

事業者が意見を募集しています。

住民でなくても意見は出せます。

とにかく、一人でも多くの人が環境配慮書を読んで意見を出すことが大切です。

可能な方は、ぜひご協力ください。

 

【意見書の送付先】
〒100-0005 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号
JAG 国際エナジー株式会社 エネルギー開発部 中橋宛

【意見書の提出期限】令和 2 年 6 月 23 日(火)〔当日消印有効〕

意見書のダウンロードはこちら

 

 

以下は、熊森が作成した資料です。参考になさってください。

 

<那賀・海部・安芸大規模風力発電計画について>

風車は、ローター部も含め136~161mもある巨大なもので、1基あたりの発電出力は約3200kw、山の尾根筋までに工事用の広い道路をつけ、尾根筋に巨大な穴を掘ってコンクリートを大量に流し込み、最大34基の風車を立てる計画です。20年後はゴミとなりますので、ダイナマイトで土台を爆破して片付けるか、放置されます。山はもうボロボロです。

 

以下の3つの図は、いずれもwクリックで大きくなります。

 

 

今回の計画地の一部にはブナ林が残っており、絶滅寸前の四国のクマが利用している可能性もあります。

 

この計画では、海陽町を流れる海部川の水源の森が広範囲にわたって開発されることになります。

そうなれば、豊かな森は失われ、山に暮らす野生動物は行き場を失い里に出てきます。

町で暮らす方々の水資源が枯渇する恐れがあります。

 

 

徳島県内は、これで2例目の巨大風車計画になります。

徳島県の山が業者に狙われているのだと思います。

 

「山なんか持っていても1円にもならないでしょう」

「高齢で山の手入れなどもうできないでしょう」

地元の皆さん、業者の無責任な甘言に騙されないようにしてください。

山に木が生えているから、保水力があるのです。

山に木が生えているから、崩れないのです。(放置人工林の場合は別です)

 

 

 

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