くまもりNews
7/23、24 東北で進む山林への農地開発とすさまじいナラ枯れ、安易なクマ駆除の実態を視察して唖然②
すさまじいナラ枯れ
兵庫県でもナラ枯れは脅威であるが、兵庫県の山はここまでは枯れていない。
東北の山々のナラ枯れはすさまじく、山がもうスカスカだった。ブナもナラも実がまず付いていなかった。なぜ、こんなことになるのか、諸原因説あるが、わたしたち人間にはどれが本当なのかわからない。地球温暖化、酸性雨、農薬…?いずれにせよ、人間がやったことで、野生鳥獣の豊かだった生息地が壊されていっているのであろうと察せられる。
世界中から食料を集め、食べ残している今の飽食の日本人には、動物たちが食料を失い苦しんでいることを、もはや思いやることすらできないのであろうか。地元では、山から出て来た動物対策として、捕殺しか考えていないようにみえた。
枯れ残ったミズナラにも、今年、実がついていない。
野生鳥獣が山から出て来てもらっては困るのなら、人間が山の中に、野生鳥獣の餌場づくりをしてやらなければならない時代になっているのではないかと感じた。
ちなみにスギなど針葉樹だけの人工林率は、福島37%、山形29%、
宮城50%、岩手44%、青森42%、秋田50%である。
この中には基本的に、動物たちの餌はない。