くまもりNews
7/23、24 東北の森と動物の現状について、地元猟友会員に教わる ④ 証言
地元猟友会員の家を訪れ、東北の森と動物について質問しました。この方は、クマを3頭飼っておられました。
猟友会員の証言
クマもサルもみんなね、平成になるまでは、会いたくても会えなかったよ。県境の高い山の奥に入って行ったら会えると聞いたことがあるが、見たことなかったね。平成になってからだ。特に最近になってからだよ。目の前に森の動物が次々と現れ出したのは。
奥山のかつての生息地は、空っぽだよ。鳥も獣も虫もおらん。
山には食べ物がないんだ。
どうしてこんなことになってしまったのか、わからん。クマに関して言えば、ナラ枯れがすごいし、今年はブナもなっていない。
クマに凶暴性があるかって?ないよ、そんなもの。まったくないよ。ほらみてごらん。(この方がクマを触ると、クマがとても嬉しそうにして、甘えていた)犬や猫とおんなじだ。ただ、6月の発情期の期間だけは気を付けている。それ以外はね、どおってことないよ。(目を細めておられました。ここのクマたちは、母グマが殺されたりして生きていけなくなった赤ちゃんグマを、保護飼育しているということでした)
クマたちは、水をかけてもらって本当に嬉しそうでした。