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くまもりNews

環境省野生生物課鳥獣保護業務室

くまもりはクマの大量捕獲や捕殺の暴走を、全力を挙げて止めようとしているのですが、残念ながら、歯止めがかかりません。きょうも、2頭の子グマを連れて山から決死の覚悟で出てきた母グマが、子グマと一緒にドラム缶の捕獲罠にかかりました。もうたまらなくなって、無駄だと知りつつも、環境省野生生物課鳥獣保護業務室のクマなどの大型野生動物担当者に電話をしてしまいました。03-5521-8282

くまもり「今年、山で大異変が起きています。なぜか、山の実りがまったくありません。地元行政が、田舎の方たちに、クマが来るからカキの木を切ってしまうように。実は絶対にやるな。取ってしまえと指導していますが、これは国の指導ですよね。しかし、これでは、森の動物たちは今年、生き残れません。このような異常年は、分かち合いの精神でもって、クマや森の動物たちに食料として、人間の食べないものは提供してやってほしいと思います」
環境省「クマの誘引物は、取り除くように言っています」

くまもり「全国でクマの捕獲・捕殺が暴走しています。何とか環境省から、歯止めをかけてもらえませんか。お願いしますよ。絶滅してしまいます」
環境省「各都道府県に任せていますので」

くまもり「イノシシのくくり罠や箱罠に誤捕獲されて殺されていくクマが大量です。兵庫県では、今年、9月末までに43頭ものクマが誤捕獲されています。クマがかかる恐れのあるところでは、かかったクマが逃げられるようなクマスルー檻しか使用してはいけないと指導していただけないでしょうか」
環境省「各都道府県に任せていますので」

くまもり「有害駆除したあとのクマの遺体ですが、有害駆除は狩猟ではないので、猟友会の方にあげないように指導していただけませんか。もらえるとなると、駆除する必要のないクマまでとってしまう人たちも出てきます」
環境省「各都道府県に任せていますので」

くまもり「2004年2006年の大凶作と大量駆除の嵐の中をどうにか生き残ったクマが、今年どんどん獲られています。こんなに大量に有害駆除したのですから、もう今年の11月15日から始まる3ヶ月間の狩猟期間は、クマ狩猟禁止とするように、各県を指導してもらえませんか。でないと、絶滅に結びつくところが、今年、各地で出ますよ」
環境省「各都道府県に任せていますので。秋田は確か自粛するといっていました」

くまもり「さっきから聞いていると、金太郎飴みたいに同じことばかり言われていますが、環境省の野生生物課鳥獣保護業務室大型野生動物係りはクマの絶滅を止めるために何もしないんですね。一体この部署は、大型野生動物のどんな保護業務をするところなんですか」
環境省「・・・・・・・・(無言)」

担当者は個人的にはいい方なんですが、組織の一員としての答えとなると、ハンを押したようにこのような答えになります。日本の行政マンはこうです。私たちがこのような活動を始めて間もない頃、環境省(当時は環境庁)に期待した時期がありました。ほとんどの国民は、今も、以前の私たちのように、勘違いして環境省に期待していると思います。

読売新聞の最近のUSOニュースに、「環境省、ドングリの緊急輸入を決定」というのがありました。おもしろいと思いましたが、実際は、環境省はそんなこと、露も考えておりませんから、国民の皆さん、誤解なく。

国民ひとりひとりが勇気を出して声をあげ動く以外に、クマの捕殺を止めることはできません。同じ思いのみなさん、思っているだけでは、世の中何も変わりません。日本熊森協会の旗のもとに、どうか、お集まりください。

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