くまもりNews
12/21 秋田県議会 秋田・クマ牧場閉鎖:引受先に県が3億円負担を決断
毎日新聞2012年12月22日(土)より
秋田県鹿角市の秋田八幡平クマ牧場で4月、従業員2人がヒグマに襲われ死亡した問題で、残 されたヒグマ20頭の受け入れ施設建設を巡り県議会は今月、設計費2000万円を全額補助する補正予算案を可決した。3億円余の新施設建設費も来年度予算 案に計上する見通し。県議会では異論も出たが、最後は苦渋の決断となった。
●熊森から
<クマたちの終生保護飼育議決は、子どもたちへの最高のクリスマスプレゼント>
秋田県佐竹知事を初め、県議会議員のみなさん、行政のみなさん、本当にありがとうございました。
歴史に残る、画期的な議決だと思います。これで、多くの国民、とりわけ子供たちや女性は、胸がつぶれずにすみます。人類に希望が持てます。今年の最高のクリスマスプレゼントになったと思います。
海外の全ての団体は、人道的殺処分やむおえなしとしていましたが、これで、日本文明と西洋文明の違いが、はっきりしたと思います。どこまでも命を大切にするのが、日本文明のすばらしさです。このことを世界に示してくださった佐竹知事には、感謝でいっぱいです。
環境省や文科省などの関連省から、秋田県に財政支援がおりることを願います。
「く まもりには、終生保護飼育以外の選択肢はない」と一貫して主張し続けてきた当協会としては、実現して頂けた感謝を忘れず、ヒグマ引き受け後も阿仁熊牧場が 黒字経営となるようなノウハウをお伝えし続けるとともに、最後の一頭が寿命を終える日まで、自分たちも可能な限り、支援を続けさせていただく覚悟です。一部反対された方々にも、殺処分しなくてよかったなあといつか思っていただけるように、がんばります。