くまもりNews
クマ保護管理計画に関するパブリックコメントの結果 A県&B県
A県・・・「クマの有害駆除の許可権限を、現在の県から市町村に降ろす」という案について
応募されたパブリックコメントは、県内から13人、県外から36人、応募意見は100%が、反対意見だった。
→しかし、その結果県が作った<第2期ツキノワグマ保護管理計画案>は、
原案通りのままであった。パブリックコメントというのは、県が県民に参考に意見を聞いてみただけで、応募意見の全部が反対であっても、原案を変える必要はないということです。
B県・・・ 当協会が特に問題とした2点は、以下です。
①春グマ狩りを復活させる。
②現在、4月1日から、その年度のクマ捕獲数のカウントを開始しているが、猟期が始まる11月15日からに変更して、毎年、狩猟が確実に実施できるようにする。狩猟で獲り過ぎた年は、有害捕殺数の方を押さえる。
応募されたパブリックコメント県内17人、県外392人、応募意見の約3分の2は、原案に反対意見だった。
→ しかし、その結果、県が作った<第3次ツキノワグマ保護管理計画案>は、①②とも、原案通りのままであった。
県としては、県外からの意見も一応、全部読むことは読んだが、参考にしようと思ったのは、県内在住者の意見ですということです。
担当者としては、パブリックコメントをとったのは、参考にしたい意見があればと思ったのであって、原案に反対する人が多くても、原案通り進めて問題ないという考えだそうです。
<熊森から>
ただ単に、日本におけるパブリックコメントの実態を、国民のみなさんに知っておいていただこうと思って書きました。