くまもりNews
2月9・10日 厳寒の秋田県八幡平クマ牧場・阿仁熊牧場を12名で訪問
市民団体として八幡平・阿仁両熊牧場の今後の支援の参考にするため、厳寒のクマ牧場のクマたちに会いに行ってきました。
早朝、伊丹空港を立ち、羽田空港、大館能代空港と乗り継いで、やっと、八幡平クマ牧場に到着です。
運動場は、雪で埋まっていました。夜は、日によっては、マイナス20度にもなるそうです。積雪は3メートルぐらいでした。
雪囲いされた獣舎の前に、参加者一同、勢揃い。
1200万円の寄附金を集めた側の責任として、20頭のヒグマたちに会って、クマたちの健康状態や、八幡平クマ基金の支援金がこれまでどこにどのように使われたのか、直接、確認をして回りました。
ヒグマは皆起きていました。来冬からは、冬ごもりをさせてもらえる予定です。
ヒグマたちはどれもコロコロと太っていて、ぬいぐるみと見間違えそうでした。獣舎が狭くて古くてクマたちにはかわいそうなのですが、どのクマも顔つきが本当に穏やかになっており、十分な食料と愛情を持ってよく世話されていることがわかりました。
わたしたちは、リンゴやパンや野菜をたくさんあげました。1頭ずつに声をかけて歩いてみましたが、どのクマとも心を通わせあうことができることがわかり、本当にうれしくなりました。
地球には、こんなに魅力的な動物が大自然の中を走り回っているのかと思うと、感動でいっぱいになりました。
宿泊場所に行くまでの道中に、広大なブナの純林がありました。皆驚いていました。
2日目は、阿仁の熊牧場を訪れました。ここも、雪で埋まっていました。こちらのクマたちは、昨年秋に八幡平熊牧場から移動されたツキノワグマたちも含め、皆冬ごもり中でした。
みなさんお世話になりました。本当にありがとうございます。大変多くのことを学ぶことが出来ました。今後に生かしていきたいと思います。
(注:今回の参加者の視察は自費参加であり、皆さんに頂いた八幡平クマ基金の寄付金は使用しておりません)