くまもりNews
5月26日 第9回 くまもり本部 7人で沢筋のスギを90本!皮むき間伐 森再生チーム
5月26日(日)、兵庫県戸倉トラスト地内の人工林部分で皮むき間伐を実施しました。
6月から8月の期間は、樹木は水を大量に吸い上げているので、とても樹皮が剥がしやすくなっています。
ここのスギ人工林はこれまでチェンソーで間伐してきたのですが、この場所は特に木が太く、しかも、沢がすぐ横にあり、チェンソーでの伐倒が困難なため、今回皮むき間伐をすることにしました。しかも、沢筋の、人工林を花の咲く広葉樹にもどしていくことは、川魚の餌源確保のためにも急がれます。
「もしもし、皮はむけていますが、形成層が完全には分断されていないため、これではスギは枯れませんよ。しっかりと上下の形成層が分断されるように、のこぎりでもう一度深めに切り込みを入れてください。」・・・専門家のチェックが入ります。
戸倉トラスト地は本来、とても植生豊かなところでした。120ヘクタールのうち1割を占める人工林部分の強度間伐の実施を進め、早く元の自然植生に戻していきたいです。
↓ くまもり 阪神北地区 副地区長 松田さん 作成 この日、原生的な森の部分で見られた戸倉トラスト地の花々
この日は7名で、90本の人工林のスギの皮むきを実施しました。みなさんお疲れ様でした。よくがんばってくれました。
今後は、若い学生たちにも参加してもらって、次世代がどう森と向き合えばいいのか、一緒に考えていきたいと思います。
次回の皮むき間伐は、6月6日です。中高大の学生の皆さん、皮むき間伐を手伝ってくれませんか。手伝ってくれる方は、0798-22-4190まで、電話ください。林床に光が入って、死んだ山が生き返っていくのを見ることは、感動ですよ。