くまもりNews
5月23日 第8回 人工林の健康診断 くまもり本部森再生チーム
5月23日(木)に兵庫県神埼郡の山林で、第8回目の人工林の健康診断を実施しました。熊森による人工林の健康診断は、東大愛知演習林の蔵治先生が始められた「森の健康診断」を参考に、自分たちなりに改良を加えたものです。
↓ いろいろなアイテムを使って、人工林のデータをとっていきます。
↓ 立木調査
半径5.65mの円の中のスギ・ヒノキをカウントし、高さ・胸高直径等を測定します。
↓ 植生、土壌の調査
5m四方の枠内の落葉層、草木の被覆率や植物の種数、土壌のpH値等のデータをとります。
今回の調査で、この人工林は、超過密で早急に間伐が必要ということを数値化できました。
この場所は、4年前(平成21年)に間伐を実施したという履歴がありますが、残された木々が成長し、元の木阿弥。間伐を施したことのある山には見えませんでした。
このようなところが全国いたるところにあると思います。 今後も調査を継続して実施し、兵庫県での人工林の健全度や荒廃度のデータをまとめていきたいと思います。
次回の人工林の健康診断は6月13日(木)に実施予定です。 興味のある方は、ぜひ一緒に調査しましょう。特に、未来に生きる若い高校生や大学生のみなさんのご参加お待ちしております。