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「日本の森や動物がどうなっているか、まったく知りませんでした」という東京の高校1年生522人に、今年も熊森会長講演 7月18日

この高校では、毎年、入学してきた高校1年生に、まず森の大切さを教えます。夏休みには長野県の山まで生徒を連れて行って宿泊させ、現地学習をさせておられます。すばらしいと思います。これからの教育は、やはり森の大切さや生物の多様性を守ることの大切さを教えることから入るべきだろうと思います。 今この時点で、自然を守る文明に、現代文明を方向転換させられなければ、もはやこの生徒たちに未来はないからです。

 

この関係で、毎年、くまもりの会長講演を企画してくださっています。今年も、事前に全生徒が、「クマともりとひと」を読んで、感想文や質問を書いてくださいました。いつものことながら、生徒たちの感想文は、私たち大人に、大きな勇気と感動を与えてくれます。まだ経済第一主義に冒されていない純粋なわかものたちは、人間の本能的なやさしさや自然との共存本能を持っています。貴重な資料として、全員の感想文をいただき、保存することにしました。大人たちにぜひ読んでいただきたいです。また、生徒たちをここまで考えさせた「クマともりとひと」を、全国の高校生たちに読んでもらいたいと、切に思いました。

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<会長講演要旨>

●みなさんの感性、判断力は、本当にまっとうですばらしい。

●すでに自然を壊してしまった都会の若者たちが立ち上がらなければ、この国の自然は守れない。(アラスカの例から)

●経済第一主義、人間至上主義、科学技術過大評価が、人類を破滅に向かわせている。

●新聞やテレビが隠して伝えない真実がたくさんある。真実を知るには、知る努力が必要。

●自然生態系を初め、人間には永遠に把握できずコントロール不可能な複雑系が、この世にはたくさんある。そういうものからは、人間は手を引くべき、触らないことがベストだと、私は思う。人間は神ではないことを自覚しなければならない。

●ひとりひとりが、だれかに洗脳されることなく、自分の目で見て自分の頭で考えて、勇気を持って発言しないと衆愚政治となり、国は方向を誤る。

 

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