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阿仁クマ牧場に隣接するヒグマ園の建設工事現場を視察 7月23日

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7月1日から、ヒグマ園の造成工事が始まっていました。

 

当初、自然林を囲ってヒグマ園にする予定だったそうですが、施設として自然林が長年持つか等いろいろと検討された結果、自然林をバックに電気柵付き金網で0.6ヘクタールの造成地を囲うことになったそうです。ただし、床はコンクリートではなく、土にして、2か所に池も設置するということです。

 

ガラス越しにヒグマたちの全身がすぐ目の前で見れたり、床下にあいた穴からヒグマを下からのぞいて見たり、どんぐりを与えて食べるのを観察できるようにしたり、訪れる人とヒグマが触れ合えるような場所も、いろいろと工夫されているようでした。

 

ヒグマたちがぐちゃぐちゃにしてしまうかもしれないが、運動場内に実験的に木を少し植えてみる予定だそうです。

 

運動場は、オス・メスを徹底的に分離して、繁殖しないようにするということでした。

 

20頭全頭に個室を設け、餌やりの時は、取り合いしないように個室で与え、冬ごもりも個室でできるようにする計画だそうです。

 

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阿仁熊牧場には現在約80頭のツキノワグマと1頭のヒグマが飼われています。

2010年秋愛知県豊田市で捕獲された野生の母子グマが、当時、何とか命を助けてやりたいと願う行政の方たちの尽力で、八幡平熊牧場に移送されました。悲しいことに、間もなく母熊はストレスで死亡したそうです。こぐま2頭だけが生き残りました。それが、アイチとトヨコです。

彼らはヒグマに先立って、この阿仁熊牧場に昨年移送されました。久しぶりにアイチとトヨコの元気そうな様子を見てホッとしました。母グマが、天からこの子たちの幸せを願って見守っているように感じました。

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